本のこと ギリシャ語の時間 ハン・ガン
10月のはじめの頃の事です
驚きであります
月日の経つのは早いものですね
昨年の10月のことであります
忘れていたなんて!
熟成下書き‥
続きます
10月のはじめの事です
季節はずれの外でのお泊まり
テントではなく
バンガローではなく
ええと‥トレーラーハウス
「外での」だと言ったのですが
トレーラーハウスの中はキッチンも
小さなシャワー室も2段ベットも二組あって
ひたすらに細長いトレーラーハウスなのであるのですから
「外での」ではなく
外の景色がいつもより近く見えるところに行きましたというのが
ちょうど良いのでしょうか
窓の外すぐ近くの一本の木にずっと雀の鳴く声がしていて
車のドアの時まる音にも何にも驚くことなく
ずっと雀の鳴く声は続いている
わさわさと小さいの大きいのが
かわるがわる飛んで行き戻ってきたり
時折り、いっせい飛び立つ数十羽の雀たち
大家族なのだな
木の真ん中あたり
そこは入り口なのか2匹並んで定位置にとまっていました
きっとその木は雀の楽園
すすずめの園
久しぶりのささやかな自然‥
そんなささやかな気分転換な時間を過ごして帰宅
頭の中になんだか良い物質がわいてきた?ような
そうだ
「ハン・ガン」さんを読もう
久しぶりに出掛けなくて良い日曜日になるではありませんか
以前一度読んでいた
「そっと 静かに」
ハン・ガン著
古川綾子訳

夜な夜な検索しまくってしまったことを思い出します。
ハン・ガンさんの好きな音楽はどんな風?
「検索」すればなんでも知ることが出来ると思いがちな自分のおバカ加減を知る
を、ふと読み返していた時に思いだいました
忘れていたなんて!
「ギリシャ語の時間」
ハン・ガン
訳 斎藤真理子さん
晶文社
韓国文学のオクリモノ
「回復する人間」
ハン・ガン
訳 斎藤真理子さん
白水社
を、手に入れていたではありませんか!
忘れていたなんて!
‥‥
そんな風に、購入してすっかり忘れていて驚きつつ
昨年の10月に読んだ『ギリシャ語の時間』の感想です
ハン・ガンさんのことは、
何故か、「横がお」に一目惚れしており
恋をするように多分夢中のまま
カレパ・タ・カラ
古代ギリシャ語で
美しいものは美しい
美しいものは厳しい
美しいものは高潔だ
と、いう意味だそう
わたしにとってハン・ガンさんの小説はそんなふう
「ギリシャ語の時間」は
視力を失いつつある男性と、言葉を失っている女性が主人公
人とのかかわりにおいておおきな喪失体験をもっています
著書の訳者である斎藤真理子さんの「あとがき」は
ハン・ガンさんの小説を読むのと同じくらい大切です
まだまだ、韓国という国の事や、時代背景など
ハン・ガンさんについて知らない事が沢山あるから
大切な手引きになります
‥ハン・ガンは初期の頃から一貫して、傷ついた人々の姿を描き続けてきた
と、あり
ときに、かれらになって
物語りの中に静かに入り込みわたしも生きる
‥それを個人のトラウマに帰結するものとして扱わない。個人の傷と社会の痛みを合わせ鏡のように描き出し、その中に投げ込まれた読者に自らの足元を顧みさせる。
そんな物語りの中に
ぽっと、灯るあかりのような場面があって
その、眼差しが好きです
一階の窓から街灯の光が漏れ入り、しばらくして子供のすべてが闇の中にくっきりと現れた。子供は額のまん中をしかめていた。彼女は手をさしのべてそこをくつろげてやった。また、しかめた。息もたてずに、子どもはぎゅっと目をつぶっていた。
わたしは、その子供になって、眉間を撫でてもらっているように安心したり
苦しい中の、でも、主人公がきっと優しい気持ちで微笑みながらそうして
いる姿を想像してほっとするのです
主人公の女性が、養育権を失う事になってしまう子供と過ごした時
の、もう一つのエピソードにもこころ惹かれました
インデアンみたいに名前をつけようと言い合って
子供が女性につけた名前は
「かなしきゆき」
ぎゅっと切ない
今回、題名になっている「古代ギリシャ語」は、
中動態でもう何千年前に死んだ言語なのだそう
そんな言葉を学んでいる時男性は
まるで静かで安全な部屋みたいに感じられた
という
子供の頃から、いつか目が見えなくなってしまう
持病を持ちながら生きている
古代ギリシャ語の講師と
受講生の女性
物語りは
‥特異な重曹構造を持っていている。紙幣を傾けると見えてくる透かし模様のように、現代韓国の物語の上に、プラトンのギリシャ哲学の世界と、二十世最大の作家のひとりボルヘスの脳内世界とが重なって三重になっている。
残念ながら、ギリシャ哲学の世界は勉強不足でわからず
「中動態」という言葉も、はじめて知る感じなので
せっかくの「透かし模様」がわたしには見えないので
変わりに‥というのもおかしいですが
主人公の女性の言葉にたいする
好きだなぁと思ったところなどを
紹介させていただいて終わりにします
いちばん好きなのは「솦」(「スプ」「森」)という言葉だった
昔の塔のような形をした、造形的な文字いちばん下の「ㅍ」が塔の工台、「ㅜ」が塔「ㅅ」が塔の尖端。ㅅㅜㅍ(ス、ウ、プ)と発音するときはまずくちびるがすぼみ、次に風がゆっくりと、用心深く漏れてくるような気がして、彼女はその感じがとても好きだった。そして最後に、閉じられる唇。沈黙によって完成する言葉だ。音も意味も形も静かなその単語に惹かれて彼女は書いた。、、솦,솦 と。
アルファベットの小文字の『a 』は、疲れた人が頭と肩を
前にかがめたところ。
우우우 (ううう) と叫ぶ声は、窓枠の上に並んだ水の雫が
いっせいに転がり落ちるようす。
まつ毛の下ににじんでは流されていく涙の動き
ここが特に好きです
ずっと前のこんな夏の晩、彼女は道を歩いていて一人笑ったことがある。
面長にふくらんだ十三日目の月を見て笑った。誰かのふくれっ面に似ていると思ったのだ。ぽこんとへこんだ噴火口を、失望を隠した目のようだと思って笑った。
ままならない、人生
けど、たおやかさをもって
一緒に生きましょう
そんなメッセージを受け取った気がしました
ハン・ガン氏は
カレパ・タ・カラ
この本は、生きていくということに対する、私の最も明るい答え
これからさらに明るい答えを書いていきたい。


まだ、途中までしか読んでおりません
横がお、やっぱりすてき。
最後まで読んでくださりありがとうございました😊
こうして好きなこと出来ている今に感謝します。
いつも読んでくださるかた
はじめましてのかた
ありがとうございます!
マガジンに入れてくださり
ありがとうございます!
