手指のトラブルの施術とセルフケア
パソコン・スマホによる指の酷使することによる痛みや変形、
育児や介護、家の片づけや趣味の手芸やによる手指への負担、
スマホやマウスを把握する指や手首の痛みやばね指に代表される
動きの異常が見られる方が多いです。
とくに、更年期が近づくと、ホルモンのバランスが崩れることから、
手指がむくむことで、腱鞘炎や指の変形が起きるベースになります。
1 よく見られる指のトラブル
指のトラブルには、狭窄性腱鞘炎による手首や指の腫れや痛み、
弾発指、へバーデン結節・プーシャル結節
① デュケルバン腱鞘炎
・スマホ腱鞘炎(親指・手首の痛み): 親指でのフリック入力やスクロールを繰り返すことで、手首の親指側の腱に炎症が起きる
マウス症候群・キーボードフィンガー: マウス操作やタイピングの「オーバーユース」により、指先や手の甲、手首に腫れ・痛みやしびれが生じます。
スマホ腱鞘炎(親指・手首の痛み): 親指でのフリック入力やスクロールを繰り返すことで、手首の親指側の腱に炎症が起きる
② ばね指
指が曲がらない :指を曲げ伸ばしする際にひっかかる・手のひら側の指の付け根の痛み・腫れが生じる。
③ スマホ指(小指の変形・痛み)
スマホの底を小指で支える持ち方により、小指が外側に曲がる変形や痛みが生じる。第1・第2関節の間にタコができる
④ 手根管症候群
手首の神経が圧迫され、特に親指・人差し指・中指にしびれや違和感が出る。
⑤ 指先の変形
中高年の女性に多く見られる指先の変形。加齢や更年期の影響もありますが、酷使することで症状が悪化しやすくなります。
・ヘバーデン結節 指の第1関節が腫れて、くの字に曲がったり、水泡ができたりし、時に痛んだりもする。
ブシャール結節: 指の第2関節が腫れて、膨隆、変形する。当たると痛んだりする
2 指のトラブルのケア
指のトラブルのケアの目的としては
① 腱鞘炎ー腱のけいれん・硬直を解く
② ばね指-腱の肥厚を解消、腱鞘との引っ掛かりを取る
③ 変形ー指の軸がまっすぐになるように固定保持
〇 デュケルバン腱鞘炎(手首の腱鞘炎)の腱はじき
1 短母指伸筋・長母指外転筋の腱(スジ)を揺すってとらえる
2 筋肉の流れ方向(動かしやすい方向)に、息を吐きながら軽く弾く
3 弾き終わった位置でタメを作ってから
逆方向に息を吸いながら弾く
※弾いたところの窪みに指を沈めて、
いったん圧をかけてから逆方向に弾く



〇 ばね指
ばね指の施術をする場合、指のロックを解くことを目的にします。
そのためには掌側の指の付け根の屈筋腱の
痙攣と肥厚を解き、結節を小さくすることが必要となります。
手指の酷使により腱が太くなり、腱と腱鞘がこすれて炎症を起こします。
炎症が進行すると、腱の一部が厚くなり、
米粒大ほどの硬いしこり(結節)が形成されます。
この結節により、指の付け根で引っかかりが起き
腱鞘を通りにくくなるため、指の動きがロックされたり、
曲げ伸ばしでカクッとするようになる。

〇 ばね指の腱はじき
1 各指の手のひら側の屈筋腱を揺すってとらえる
2 筋肉の流れ方向(動かしやすい方向)に息を吐きながら軽く弾く
3 弾き終わった位置でタメを作ってから、
逆方向に息を吸いながら弾く
※弾いたところの窪みに指を沈めて、
いったん圧をかけてから逆方向に弾く

〇 へバーデン結節・プーシャル結節
へバーデン結節・プーシャル結節は、関節の変形です。
第1関節の変形を へバーデン結節、
第2関節の変形を プーシャル結節といいます。

発生している(変形がひどい)指を観察すると、指の縦軸がまっすぐ通っていないため、指全体が曲がっています。

矯正方向にひねると
軸が通る
このように 指の軸をテーピングにより真っすぐ矯正すると、
変形の進行を防止し、炎症を軽減します。

まずこのテープを貼って軸を矯正してから、
必要あれば、上下の関節を
逆方向にテーピングします。
まず、軸の矯正テープを巻いてから、その上下いずれかの
テープを貼ります。基本的に、第1関節と第2関節に
逆方向にテーピングする形になります。
例えば、
右重心タイプの左人さし指のへバーデン結節の場合、
赤の⇔方向に軸の矯正テープを貼ってから、
第1関節に、青の矢印の逆方向にテーピングを施します。
指がまっすぐなって、関節が安定するので、
指の腱鞘炎にも有効です。
指の腱鞘炎やばね指、へバーデン結節などは、
マッサージ、ストレッチであまり改善されないことが多いです。
腱はじきや指のツイストは、私のオリジナルのやり方で、
近年増加している指のトラブルにとても有効なメソッドです。
ぜひ、セルフケアに使ってください。
