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《citizen》ずしおの責任においお 【衆議院遞がもたらしたもの】

※ 今回はい぀もの本や音楜やスケッチのnoteをお䌑みしお別のテヌマを取り䞊げたす。

 総理倧臣の座に就いお早々、䜕の実瞟もないうちから自分ぞの䞞ごずの《信任投祚》を誘導した政治家は前代未聞だが、逆に蚀えばそのような《焊り》こそ、この囜をどういう方向に匕っ匵っおいこうずしおいるのかずいう本音を図らずも露呈したずもいえる。


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 今回の衆議院総遞挙は、予想をはるかに䞊回る高垂自民党および取り巻きの右翌政党の地滑り的倧勝利のうちに終わった。

 そしお、䞭道立憲、公明をはじめずしおリベラル・巊掟の野党勢力は惚敗した。事実䞊の《厩壊》である。
 ずりわけ公明に吞収された立憲の凋萜ぶりは目を芆うばかりで、もはや再建䞍胜に近く、共産や瀟民は呜脈が尜きるのも時間の問題だろう。
 それは、戊埌80幎を䜕ずか持ちこたえた護憲勢力の退堎をも暗瀺しおいる。

2月9日の朝日新聞より

 唐突な連想だが、この光景を眺めおいるず、か぀おアドルフ・ヒトラヌが銖盞に就任し、「党暩委任法」の制定によっお議䌚制民䞻䞻矩を完党に抹殺した1930幎代に始たるドむツの䞀連の政治過皋が想起される。

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 誀解されがちだが、ナチス・ヒトラヌによる暩力掌握ず独裁はけっしお匷暩的・歊力的制圧によっおなされたものではない。
 それどころか、圓時の䞖界で最も先進的・民䞻的ずされたノァむマヌル議䌚民䞻䞻矩䜓制の䞭で、情動に駆られた囜民倧衆自身の支持によっお・・・・・・・・・・・・・即ち民意によっお・・・・・生み萜ずされたものだ。

 第䞀次倧戊の敗戊囜であったドむツがべルサむナ䜓制膚倧な賠償金ず領土喪倱による囜際的圧力、1929幎に始たった䞖界恐慌による瀟䌚䞍安に苊しむ情勢の䞋、謂わば《埅望の星》ずしおナチスが議䌚に登堎する1932幎7月。

ベルリン、囜䌚議事堂、 アドルフ ヒトラヌ

 煩瑣なプロセスの説明は省くが、ここでは《ナチスは議䌚制民䞻䞻矩の䞭から珟れ、議䌚制民䞻䞻矩を通しお議䌚制民䞻䞻矩を葬った》ずいう事実を教蚓ずしたい。
 その埌の歎史は呚知の通りだ。

《デモクラシヌ》や《民意》ずいえども、プロパガンダ政治宣䌝やフェむクによっお愚昧化されたものであればデモクラシヌそのものを抹殺する凶噚に倉貌するこずを知っおおきたい。
 芁はそれを担う䞻䜓有暩者の質の問題である。

ホロコヌスト


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 今の囜際瀟䌚には、いずも簡単にデモクラシヌが壊されおいく事䟋に事欠かない。
 ロシア、䞭囜、むスラ゚ル、ミャンマヌ、タむ、そしおトランプ率いるアメリカたでも 
 近代デモクラシヌ発祥の地である西ペヌロッパ諞囜ですら、ポピュリズムの流れを捉えお極右勢力が跳梁跋扈しおいる。

 そのような䞖界の朮流に日本が無瞁でいられるはずもない。
 円安ず長匕く䞍況、米䟡の高隰ず物䟡高。
 うち続く䞎党内の䞍祥事ず政暩の混乱。
 政暩を担う力量も持ち合わせない匱䜓野党や少数野党の乱立。
 瀟䌚に挂う䜕ずも蚀えない閉塞感。
「はけ口」ずしおネットに垂れ流される扇動的なフェむク蚘事の数々 

 こういう時代の《ダンキヌ化》した倧衆心理にストレヌトに突き刺さる蚀葉は、《平和》、《民䞻》、《護憲》、《環境》、《共生》、《ゞェンダヌフリヌ》ずいった高螏的なむンテリ向きのむデオロギヌではない。
 囜政に邁進する《史䞊初の女性総理》の「働いお働いお働いお働いお働いおたいりたす」ずいう勇たしい宣蚀であり、サッチャヌばりの「積極財政による日本経枈の立お盎し」であり「力匷くたくたしい日本を取り戻す」ずいう分かりやすく情動に蚎えるスロヌガンず、逆颚に立ち向かっお颯爜ず闘いを挑むポヌズである。 

10月4日、䌚芋する自民党の高垂新総裁
Photo:SANKEI 

 野党やマスコミが声高に批刀すればするほど、「孀軍奮闘する女性総理」の健気さが逆に浮き圫りにされるずいう構図だ。

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 これにより、高垂自民党は長幎の悲願であった憲法改正の発議可胜な議垭数を衆議院で確保した。
 圓面は消費枛皎などのポピュリズム政策で人心を掌握し぀぀、憲法改正に向けおの䞋地を着々ず敎えおいくだろう。
 そしお2幎埌の参議院改遞においおも少数䞎党からの脱华を図り、然る埌に䞀気呵成に・・・ずいうプログラムを組んでいるはずだ。

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 しかし、忘れおならないのは、今回の尋垞ならざる保守回垰劇を挔出したのは高垂政暩かも知れないが、そのシナリオに乗せられお《信任投祚》をしたのはあくたで我々《有暩者倧衆》自身だったずいうこずである。

 やがお、この萜ち床は為政者たちによっおもたらされる灜厄ずしお珟れるだろう。
 その時になっお、自らの投祚あるいは棄暩責任を棚䞊げしたたた、したり顔で批刀したり嘆いたりしおみせるような自己欺瞞は蚱されない。
 それは、曲がりなりにも民䞻囜家を暙抜する瀟䌚の䞻䜓であるcitizenずしおの責任のずり方ではない。

 真に問われおいるのは高垂政暩ではない。瀟䌚を担う䞻䜓citizen・有暩者の質である。
 
さもなければ、愚昧化された倧衆囜家ぞず転萜するクレバスは至る所に埅ち受けおいる。


※ 「囜民」でも「倧衆」でも「垂民」でもなく、敢えおcitizenず衚蚘したこずの趣意をくみ取っお頂きたい。
 citizenの゚ッセンスは《公共性》に加えお《自立性》ず《胜動性》である。


いいなず思ったら応揎しよう