昨年の「残骸」が命を救った。日照りの畑で迎えた、UFOズッキーニの収穫。
前回の記事で、立秋を過ぎても乾ききった畑で、朝露を吸いながら自分のペースで順調に育っている豆さんたちのお話をしました。
前回の記事⬇️
https://note.com/witty_eel1638/n/nfb59016132de
あの過酷なカンカン照りと強い風の中、試行錯誤を続ける毎日ですが、実はその豆さんたちのすぐ隣で、奇跡のような収穫のときを迎えた野菜があります。
それが、ズッキーニです。
思い出してハッとした、足元の「草マルチ」
雨が一滴も降らず、他の場所の土がカラカラに乾いている中、なぜかズッキーニを植えた一角だけは、驚くほど青々と大きな葉をのびのびと広げていました。
「どうしてここだけ、こんなに 青々と成長いるんだろう?」
そう考えていて、ハッと大切なことを思い出しました。
実はこの場所、昨年収穫した後の「豆の殻やツル」を、そのまま草マルチとして集めて敷き詰めておいた場所だったんです。
昨年の収穫が終わったあと、「命の巡りを土に還そう」と足元に重ねておいた豆たちの残骸。そして今年、そこにズッキーニの苗を植え、周りの草も必要以上に刈り込まずにおきました。
人間の「綺麗に草を刈らなきゃ」という都合を捨て、草に守ってもらった。

そして、豆の種蒔き前に刈り取った草を間に敷き詰めました。
昨年の豆たちが残してくれたフカフカのベッドが、今年の大日照りから土の水分を必死に守り、夜露や朝露を蓄えてくれていたのです。

過去の命が、巡り巡って今の命を救っている。

土の上で起きたその美しい巡り合わせに気づいた瞬間、なんだか胸がいっぱいになりました。
草むらから顔を出した、白くて愛おしいUFO
そして、その素晴らしいベッドの上で無事に実りを迎えてくれたのが、なんとも愛らしい姿のズッキーニでした。
ズッキーニといえば、誰もがきゅうりのような細長い形を想像すると思います。
私もそう思ってました。
でも、私が畑で育てているのは、ちょっと変わった形、なんと真っ白で平べったい「UFO型」のズッキーニ!
名前は「パティソン カスタードホワイト」
色鮮やかな黄色の花を咲かせた足元に、つやつやとした白い円盤のような実がポコポコと座っている姿は、初めて見た人なら思わず「えっ、何これ!?かぼちゃ?」と声をあげてしまうような面白さです。
「ズッキーニはこうあるべき」という人間の勝手なイメージなんて、どこ吹く風。
昨年の豆たちの優しさと、自然の循環をたっぷりと吸収して、誇らしげに U F O のような実を輝かせていました。
まとめ・余韻
昨年の豆の殻やツルが、今年の猛暑から新しい命を守り、実りを届けてくれた。

畑をやっていると、思い通りにいかないことや過酷な環境に打ちのめされそうになる瞬間がたくさんあります。
でも、無駄になる経験や命なんてひとつもなくて、すべてが巡り、次の命の糧になっていくんだと、ずっしりと手に応えるUFOズッキーニの重みが教えてくれました。
朝露でゆっくり順調に伸びる今年の豆さんたちも、きっとまた、未来の畑へと命を繋いでいってくれるはず。
自然の巡りと力強さを信じて、今日も試行錯誤しながら畑に立ち続けます。
ここまでお読みいただきありがとうございます🙏
