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「古い」を「資産」へ再定義する。佐賀・武雄で体感した「teamLab」の圧倒的没入感とサウナの聖地「らかんの湯」の真髄。

皆さん、こんにちは。with.株式会社の西田佳宏です。
先日、仕事を兼ねて、佐賀県へ視察に行ってきました。


旅のスタートは博多駅。
これから始まる視察に向けて、まずは駅ナカで博多ラーメンを一杯。あの独特の香りと活気に包まれると、「九州に来たな」と一気に気持ちが高まります。

とんこつラーメン

今回の視察、実は心の中で密かに楽しみにしていた「裏テーマ」がありました。

それは、佐賀が誇る「呼子のイカ」

実は、ボクは、イカが大大大好きで、あの透き通った鮮度抜群のイカを食べることをモチベーションに、特急に揺られて武雄温泉駅を目指しました。

武雄温泉駅
御船山楽園ホテル

1. 境界線が溶けていく。御船山楽園ホテルの「Digitized Nature」

武雄温泉に到着し、向かったのは今回の視察のメインである「御船山楽園ホテル」。

ここは、180年前から続く庭園と最先端のテクノロジーが融合したteamLab(チームラボ)のまさに「体験設計」の最前線です。

ロビーに入った瞬間、目の前に広がる「呼応するランプの森とスパイラル」に息を呑みました。

呼応するランプの森とスパイラル

ここには「Digitized Nature(自然が自然のままアートになる)」というコンセプトがあります。

古い建物の趣や、山の自然を壊すのではなく、その造形を活かしながらデジタルで新しい命を吹き込む。

チェックイン直後のティーハウス「EN TEA HOUSE」での演出も、まさにその延長線上にありました。

EN TEA HOUSE

差し出されたお茶の中に花が咲き、器を動かすと花が散っていく……。

建物の中にアートがあるのではなく、自分自身が歴史とアートの連続性の中に放り込まれるような感覚。

「すでにある資産を、どう今の時代の価値に変換するか」。

美容サロンやイベント企画の仕事においても、本質的なブランディングのヒントを突きつけられた気がします。

館内には、廃墟や長い地下道、朽ちていく空間そのものを作品化した演出も点在していて、単なる「映える宿」では終わらない奥行きを感じました。

廃墟
長い地下道
忘れ去られていた地下道の朽ち果てていく場に永遠に憑依する炎
廃墟の湯屋の連続する存在
廃墟の湯屋のメガリス

2. サウナの聖地「らかんの湯」。脳を書き換える究極の装置

そして、なんといっても、あまりサウナ経験のないボクでも知っているサウナの聖地「らかんの湯」です。

男湯 露天風呂
※許可を得て写真を使用しています。
薪サウナ
※許可を得て写真を使用しています。
ドライサウナ(キューゲル)
※許可を得て写真を使用しています。

ここは単に「今流行っているから」有名なわけではありません。

サウナ界のアカデミー賞とも言われる「サウナシュラン」で3年連続1位を獲得し、殿堂入りも果たした、まさに伝説的な場所です。数々のテレビ番組でも「一生に一度は行くべき」と絶賛されています。

実際に入ってみて、その理由が痛いほど分かりました。

薪の爆ぜる音、薬草の香り、そして武雄の森を吹き抜ける風。

すべての要素が、人を強制的に「今」に集中させ、深いリラックスへと誘うように設計されています。

「整う」という言葉では足りない。「脳がクリアに書き換えられ、自分がアップデートされる」ような感覚に近く、こうした徹底的なこだわりこそが、日本中から人を呼ぶ「目的地」としての価値を作るのだと感じました。

心身が最高の状態になった後に待っていたのは、最高位A5等級の「佐賀牛」の会席料理。

セイロ蒸しでとろけるお肉を味わいながら、最高峰のホスピタリティに酔いしれました。

佐賀牛すき焼き
おまかせ会席

そして、その余韻は食後の時間にも続きます。
夜はライトアップされた庭園を眺めながらBARで一杯。静かな景色の中でグラスを傾けていると、この宿で過ごす時間そのものが、ひとつの作品のように感じられました。
温泉、食事、そして夜の景色まで。御船山楽園ホテルは、滞在全体を通して気持ちを動かしてくれる場所でした。

茶屋BAR

3. 【悲報】イカはまだ、呼子の海を泳いでいます

翌朝。いよいよ「裏テーマ」である呼子のイカへ……と意気込んでいたのですが、ここでまさかの事態が。

早朝から仕事を片付けて、「呼子朝市」に移動する予定が、打ち合わせが想像以上に白熱してしまいました笑。気づけば、楽しみにしていた「呼子朝市」の終了時間は無情にも過ぎ去り……。

仕事に熱中した結果、大好きなイカを食べ損ねてしまいました笑

代わりに、唐津市内で評判の海鮮丼をいただきました。
新鮮な魚介がたっぷり乗った一杯は、これはこれで大満足。呼子のイカへの未練は残りつつも、唐津の海の豊かさをしっかり感じることができました。

上海鮮丼定食
亀山
唐津城

その後に立ち寄った唐津城も、とても印象に残りました。
城内では唐津の歴史に触れる展示を見ることができ、天守からは海と街並みを一望。御船山楽園ホテルで感じた最先端の体験設計とはまた違う、土地に積み重なってきた歴史そのものの力強さを感じました。
新しい価値を生み出す場所と、長く受け継がれてきた価値を守り伝える場所。その両方に触れられたことも、今回の佐賀視察の大きな収穫でした。

寺沢広高と歴史
唐津城からの景色

最後に:歴史と新しさが共存する街

今回の佐賀視察を通して改めて感じたのは、「本物に触れることの大切さ」です。
180年の歴史を持つ場所に新しい感性を掛け合わせ、訪れる理由そのものを生み出していく。一方で、唐津城のように、長い時間をかけて受け継がれてきた存在そのものが人の心を動かす場所もある。
そんな歴史と新しさの両方が共存しているところに、佐賀の大きな魅力があるのだと感じました。

さらに印象に残ったのは、御船山楽園ホテルの心配りです。
実は帰宅後に忘れ物をしてしまったのですが、郵送いただいた荷物の中には手書きのメモまで添えられていて、最後の最後まで丁寧な対応に温かさを感じました。
設備や空間の美しさはもちろんですが、こうした細やかな配慮に触れると、「また訪れたい」と思わせる本当の魅力は、人のホスピタリティにあるのだと実感します。

手書きのメモ

自分自身も、現状に満足せず、新しい価値をつくる仕事をしていきたい。
そんな気持ちを改めて強くした旅でした。

イカのリベンジも、次回こそ必ず果たします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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