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蓮始華──朝に咲く、小さな奇跡

こんにちは。
風待ちロクです🍃

七十二候は、

「蓮始華(はす はじめて ひらく)」

の頃を迎えました。

その名のとおり、

蓮の花が咲き始める季節です。

梅雨明けが近づき、

朝の光が少しずつ夏らしくなってくる頃。

池では、

静かに蓮の花が開き始めます。



蓮の花には、

少し不思議なところがあります。

美しく咲くのは、

早朝から午前中にかけて。

そして午後になると、

花びらをゆっくり閉じていきます。

その姿は、

まるで朝日と一緒に目を覚まし、

一日の役目を終えると、

静かに眠りにつくようです。

だからでしょうか。

蓮の花を見ると、

朝という時間が少し特別に感じられます。



蓮は、

泥の中から茎を伸ばし、

水面に美しい花を咲かせます。

濁った水の中で育ちながらも、

花びらは驚くほど清らかです。

昔から、

「清らかさ」や「再生」の象徴として大切にされてきた理由が、

その姿を見るとよく分かる気がします。

置かれた環境に負けず、

自分らしい花を咲かせる。

そんな姿に、

そっと勇気をもらいます。



人生にも、

泥の中を歩くような時間があります。

思うように進まなかったり、

悩みが続いたり、

先が見えなくなることもあります。

でも、

蓮の花は教えてくれます。

今は水面の下でも、

いつか花を咲かせる日が来ることを。

焦らなくても大丈夫。

大切なのは、

自分のペースで根を張り、

少しずつ前へ進むことなのでしょう。



早朝の蓮池は、

とても静かです。

風が吹けば葉がやさしく揺れ、

水面には空が映ります。

そんな景色を眺めていると、

慌ただしい毎日を忘れ、

心まで静かになっていくようです。

自然には、

言葉はありません。

それでも、

私たちに大切なことを、

そっと教えてくれている気がします。



「蓮始華」。

この美しい季節の言葉を知るだけでも、

いつもの夏が少し違って見えてきます。

もし朝早く出かける機会があれば、

蓮の花を探してみてください。

朝日に照らされた一輪は、

きっと今日という一日を、

やさしく迎えてくれることでしょう。



これから本格的な夏が始まります。

暑さに負けそうな日もありますが、

ときには足を止めて、

季節の花に目を向けながら、

心にも涼しい風を通してあげたいですね。

今日も読んでくださり、
ありがとうございました🍃🪷☀️☕️🌿

風待ちロク 🌿

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