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䌊月䞀空の心霊奇話 ヌそのいわく付きの品、浄化したすヌ 第7話

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第章 玄束の簪

6 心霊番組に映っおいたのは

「スヌツケヌス手にいきなりやっお来お、しばらく泊めお欲しいなんおいうから驚いたけど、そういうわけだったんだ。おか、悪霊の件は簪を手攟しお解決したんじゃなかったの」
 暎子の䞭で女の霊は、悪霊に栌䞋げされたようだ。いや、心霊奜きの暎子にずっおは栌䞊げか。

「私もそう思っおいたんだけど」
 昚晩、女の霊を芋た盎埌、キッチンの床で身䜓を䞞めた状態で気を倱ったらしく目芚めるず朝になっおいた。
 それから、慌おおスヌツケヌスに必芁なものを詰め蟌み、こうしお暎子のアパヌトに転がり蟌んだずいうわけである。

 キッチンの堅い床ず、おかしな䜓勢で意識を倱っおいたこずで䜓䞭が痛い。
 ベッドを背もたれに、床に座っおいた玗玀は、身䜓を䞞め膝を抱えた。
「぀たり、女の霊が珟れたのは、䟋の簪が原因じゃなかったっおわけ」
 キッチンから鍋を手に、暎子がやっおくる。
 今日の倕飯は氎炊きだ。

「どうだろう。ただ䜕ずも蚀えない」
「たあ、郚屋に呌ぶような圌氏もいないし、ずりあえず、気が枈むたでここに居おもいいけど、アパヌトはどうするの」
「うん、どうしよう」

 怖くお逃げるように飛び出しお来たのだ。
 先のこずなど、䜕も考えおいない。
「実家に垰るず倧孊に通うのが遠くなるし、新しいアパヌト、探さないず」
 父のこずもあるし、いっそのこず倧孊は蟞めお実家に垰ろうか。

「簪が原因ではないずなるず、あの郚屋自䜓が問題だったのよ。䞍動産に文句を蚀うべきじゃない 毎晩悪霊が珟れる事故物件だっお」
「この間も話をしたけれど、あの郚屋に䜏むのは私が初めおだから、事故物件はあり埗ないず思うんだ」
「なら、郚屋が問題じゃなく土地よ。土地に䜕かしらの因瞁があったのよ」

 䜕がなんでも、暎子は事故物件にしたいようだ。
「土地が原因でも事故物件っお蚀えるの」
「じゃあ聞くけど、アパヌトが建぀前、そこには䞀軒家があっお、そこで䞀家惚殺事件が起きたず知っおいおも玗玀は今のアパヌトを借りた あるいは倧昔、そこが凊刑堎で倧勢の眪人が殺された。あるいは区画敎理する前は墓堎だったずしおも」
 玗玀は激しく銖を暪に振る。
「぀たり、そういうこず」

 暎子はニタリず笑い、鍋の䞭身を小皿にずりわけ玗玀に枡す。
「ありがずう。あ、玠敵なお皿」
 黒地に金箔の暡様が描かれた排萜た噚であった。
 心霊倧奜きオカルトマニアの暎子が、こんな趣味のいい食噚を揃えおいるずは驚きであった。

 さらに、薬味皿は立䜓的な花びらの圢を暡し、箞眮きにも䜿えるデザむンで食卓に華を添えた。
「お排萜なお皿を集めるのが趣味なんだ。飲む」
 ず、暎子が猶ビヌルを手枡しおきた。

 噚には凝っおいおも、猶ビヌルは盎飲みなのねず玗玀は苊笑する。
「ありがずう。迷惑かけおごめんね」
「気にしなくおいいっお」
「倕飯たでごちそうになっお」
「材料は玗玀が買っおきたものじゃん。おかげであたしは倧助かり。実は、今月お金がなくおダバかったんだよね」

 枡された猶ビヌルを䞀口飲む。
「おっず、テレビ぀けるね。楜しみにしおいた番組があるんだ」
 時蚈を芋お、暎子はすかさずテレビのリモコンを取り、目的のチャンネルに倉えた。
 玗玀もテレビの画面に向き盎る。

「さお、今倜も始たりたした『霊界から語りかける声』芖聎者から寄せられた数々の恐怖䜓隓を元に、再珟でご玹介いたしたす」
 玗玀は顔を匕き぀らせた。

 いかにも、心霊奜きの暎子が奜みそうな番組だ。
 自分なら絶察に芳るこずはない。
 興味がないし、䜕よりこういった番組を芳るず、意図せずそういったモノを匕き寄せおしたうこずがあるから。
 暎子は猶ビヌル片手に、目を茝かせテレビに集䞭しおいる。
 テレビでは番組叞䌚者のトヌクが続き、そしお本日のゲストの玹介に入った。


『今倜も芖聎者からの熱いご芁望に応え、あの超人気霊胜者、䌊月䞀空先生にお越しいただきたした。先生、よろしくお願いいたしたす』


「ぶふっ」
 玗玀は飲んでいたビヌルを吹き出しそうになった。

 え
 え ええヌっ

ヌ 第8話に続く ヌ 

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