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30. ギャング、パレットそしてコンテナ

岡田斗司夫さんのずっと好きなこと喋ってる動画がありますがずっと楽しそうに独り言を延々喋ってる気配だから大阪の人ってみんなこんな感じなのかなぁ...他人の事言えないか。

こんにちは、加来各論です。
そんな訳で今回は港湾荷役の変遷にまつわる話です。

海洋族は紀元前から荷物を移動させることで繁栄してきました。
ポイントは以下の通り。
地域差;うちらは毛皮が得意だけど、アフリカでは売れないので同じ熱帯植民地、インドの綿衣服を売り込もう。原産地の物を安く仕入れて希少地に高値で売る。(地域差の目利きは出来ますが物を作ることは出来ません。)

長距離移動とスカウト(生産者、加工業者、役人、小売りを協力者に引き入れる)が仕事の根幹です。

ギャングはそもそも荷物を船から陸に上げる渡り板を指し、オランダ語やドイツ語でgang / ガングは通路とか列という意味です。オランダ東インド会社派生ですね、近代海運業の親なので子への影響力大です。意味から察するに、はしけ板の上を荷物を持った荷役作業者が列をなして荷を運ぶイメージですね、それが転じてその集団自体をギャングと呼ぶようになります。

ボートと桟橋 ゴッホ

そう言えばドイツの同僚でWolfgang/ヴォルフガングという人がいたのですが訳すと狼の列、イカついですね。

さて場所はニューヨーク。
(ニューヨークはオランダの植民地を英国が占領してヨーク公ジェームス2世の名を取ってニューヨークとなります。トップが変わっても住人は変わりません。そのまま既存インフラを流用するのが合理的です。オランダ語のガングが英語になまってギャングに変化したと推察します。)

はしけ職人(日本では剛力、ごうりき)は頭(かしら)を中心に10人前後の集団で1枚のはしけ板/gangを持って仕事場にやってきます。船会社は東インド会社ですからどの国もシステムは同じです、彼らがやり方を教えます、日本も然り。

ギャングのキャラクターとしては...

  1. 声が大きい(雨風が強いので)

  2. 一目置かれたい(周りも個性が強いので常に主張しないと没個性、仕事を取られることに)

  3. 交渉事が多いので弁が立つ(競争相手より優位に立ちたい)

  4. 儲け仕事・流行に敏感(競合より早く。日々荷に触れることで流行を察知)

  5. 仲間意識が強い(競争力強化、結束)

  6. 陽気(日銭や流行品が日々入るので常に豊か)

  7. 足腰が強い(揺れる場所で仕事するので体幹が発達)
    そういったところでしょうか。

荷物が入った木箱も壊れていると隙間から抜き取ったり箱ごと盗まれるので荷主はあらかじめギャングの頭に付け届けをします。これでひとつ宜しく、と。機嫌を損ねると荷物を海に落としてみたり...。やがて船の数も増大すると仲を取り持つ仲介人が現れます。誰ともトラブルを起こさず、揉め事も上手に仲介します。

コンテナごとドボン💦
大丈夫、その為に保険があります✨
誰も損しません。

仲介人のキャラとしては...

  1. 声が大きい

  2. 言葉巧み

  3. 高度な演技力

ニューヨーク港 1901年

この辺は1773年のボストン茶会事件からイメージしています。「有益な怠慢」で米国をゆるく統治していた英国ですが欧州での戦費がかさみ国内同様米国にも税金を掛けることにします。それに怒った民衆が高級品の紅茶を海に投棄した事件です。これが理由で米国人の英国+紅茶嫌いが始まりコーヒー文化が始まります。たぶん話し言葉も気に食わなかったのでしょう、欧州英語と米国英語は微妙に違います。

例えば...

日本語 /   英語   / 米語
中央    /  centre  / center
手紙    /  lettre    / letter
色        /  colour  / color
ズボン / trousers / pants
下着  / pants   / under wear
鞄        /  luggage / baggage
歩道     / pavement / side walk

微妙な違い...、どんだけ嫌いなんだろ(笑)
恐らく経験的に1を許すと2、3とエスカレートするから何でも最初から逆らうのが米国のデフォルトなんでしょうね。歴史的に増税の後は戦争が来ます。

ちなみにズボンは仏語のjupon / ジュポンが訛ったみたいで女性用のペチコートを意味する様です。正式には仏語はpantalon / パンタロン、英語でパンツは下着の方になります。

パンツの米英確執はこっちまでヒリヒリしてきますね。そういえば日本でもズボンをパンツと言い出して久しいですね、爆弾投下されてます(笑)軋轢を生むには世代ごとに言葉を変えるのが一番です。切り離すと過去の知恵が遮断されますからまた同じ手が使えます。

ちなみに仲介人はギャング側の人間だと推察します(笑)この手法は十字軍以降の貴族のイスラエル詣出でも使われた手法です。十字軍の時代はこれにより、テンプル騎士団の貴族向けの銀行通帳が開発されます。強盗を理由に通帳を普及させ貴族の資産管理を強化したという事でしょうか。プロレスですね、演技力が問われます(笑)通帳があれば使い込んでも帳簿の金額は減りませんし、通帳を記入するのは修道士、騎士団側です。

こうやって役割が定着し安定期に入ります。新興イタリア系ギャングが現れますが組織で傘下に誘導するか排除、結果マフィアの抗争に進みます。

マフィアはシチリア島出身。
シチリアというとポエニ戦争ですね。

ここでもイタリア(カトリック)と英蘭(プロテスタント)の対立構造が見えますね。両者は時代と場所を越えてぶつかる性質があります。

フェニキアとローマ間で起きたポエニ戦争はシチリア島から始まります。詳細はこちらから。

イギリスとフェニキア人の関係性についてはこちら。

やがて時代が進み、1920年代フォークリフトが開発されるとパレットと共に港湾荷役に投入されます。これによって職を失うのがギャング達です。新しい職を探さないといけません。

下駄歯で
木パレは下が繋がってるので
ハンドリフトが使えない問題を解決

さて、ここから店主の本気の領域、ギャング/剛力のゲートをくぐることになります。本日もシビレて頂きます、シートベルトはお締めでしょうか?今一度ご確認を...。
Please make your seat belt securely fasten.
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