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中今(なかいま)

この間、惨敗した何処かの政党ではありません。
神道の「中今」という有難い言葉です。

皆さま、こんばんは、こんちには、おはようございます (お好きなのをどうぞ)

中今とは、
延々と続く時間のなかで常に直面する一瞬一瞬の今を精一杯生きること」です。


「中今」は、写真に通じる言葉と思ってます。
いや、写真道の精神そのものと思います。 <-大げさ

時間が未来から過去に流れてる「今この瞬間」が中今です。

未来と過去の間。
1秒前の未来と1秒後の過去。 もっと刻めるなぁ。
0.1秒前の未来と0.1秒後の過去。 いや、もっと刻める。
0.01秒前の未来と0.01秒後の過去・・・まだまだ刻める。
・・・えっと、よく考えると今この瞬間ってどういうこと?
限りなく0になって「今この瞬間」が存在しないのではないのか。

写真は撮った瞬間に過去の記録になります。
でもね、写真ってシャッター速度があるでしょ。
ということは、写真を撮っている時(シャッターが開いている時)は「今この瞬間」を記録していることです。

写真の「今この瞬間」は1/8000秒から、bulb撮影の時は数秒~数分になります。
人間の中今は限りなく0になりますが、写真の中今は時間を封じ込めていることになります。

中学生の時、写真部の先輩から「写真は時間を撮ること」と言われ、「おお、そうなんだ」と思い長時間露光をしていましたが、40年後にその言葉の奥深さに気づかされました。
(先輩は、そんな奥深い事を思って言ってないでしょうけどネ)

撮影の場面は一期一会ですが、人間がシャッターを切る時は「中今」です。
大事なのが時間は未来から過去に流れているということ。
次の瞬間には、こんな感じになっているだろうなぁと想像してチャンスを待つ。
つまり未来に起こる事にタイミングを合わせてシャッターを切る!

集中するのはシャッターを切るタイミング。
未来からその時が来た瞬間が「中今」です。
撮影とは何かと尋ねられたら、「中今」がピッタリときます。

ファインダーを覗きながら「くるぞ、くるぞ」と待っている「中今」はワクワクしますし、瞬間的にくる「中今」に合わせらられたら「やったー」と嬉しいものです。

延々と続く時間のなかで常に直面する一瞬一瞬の今を精一杯生きること」
これは、まさしく写真を撮ることに通じます。

当然のことですが、普段の生活も「中今」を心掛けると、何事も充実します。
食事している時、お風呂に入っている時、何をする時も意外なほど他のことを考えてることが多いものです。
今この瞬間に集中して楽しむと、五感を大切に生きてないことが分かってしまいます。
「中今」で見える世界が違ってくるんですよね。
お試しあれ。

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