多様性を「体験」する日——ワットが取り組む『民族衣装デー』とは
皆さんこんにちは、採用課のワダです。今回は研修センターで行っている、ちょっと面白い取り組みについてご紹介したいと思います。
ワットでは、海外人材の社員が自国の民族衣装を着て出勤する『民族衣装デー』を開催しています。 この取り組みは、単なるイベントではなく、異なる文化を理解し合うための“きっかけづくり”として生まれたものなんです。
今回は、その企画の背景や実際の様子について、経営企画室:室長の田口さんに話を聞きました。
「この魅力をもっと多くの人に伝えたい」——開催のきっかけ
――まず、『民族衣装デー』を実施しようとしたきっかけを教えてください。
田口:ミャンマーへ出張した際に、現地の方々が身に着けている民族衣装がとても素敵で、「この魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい」と思ったのが始まりです。
ミャンマーの方々は、自分の民族に対する誇りを強く持っているんですよね。日本ではあまり馴染みのない感覚かもしれませんが、「私は〇〇族です」と自己紹介することもあるほどです。そして民族ごとに衣装も異なる。
そうした文化を紹介することで、自然とお互いの理解が深まるのではないかと考えました。
また、ワットにはミャンマーだけでなく、ウズベキスタンや韓国、インドネシアなど、さまざまな国籍の社員が在籍しています。だからこそ、この取り組みが異文化理解のきっかけになればと思いました。
会話が自然と生まれる仕掛けに
――具体的にはどのようなことをするのですか?
田口:民族衣装を着て、普段通り授業を受けるだけなんです。ただ、それだけなのに空気が変わるんですよ。
「その衣装、素敵だね」「みんなにも見せてよ」といった声が、講師陣や周囲の研修生から自然と上がって、会話が広がっていく。
建築や空調衛生などコースが異なったり、入社時期が違ったりすると、なかなか接点が生まれにくいんですが、民族衣装が“共通の話題”になってくれるんです。
結果的に、普段は関わりの少ない人同士でも交流が生まれる。そこがこの取り組みの大きな価値だと感じています。

「本当に着てきてくれるのか」——導入時の不安と反響
――ちなみに導入にあたって大変だったことはありますか?
田口:正直なところ、「本当に着てきてくれるだろうか」「思ったような交流が生まれなかったらどうしよう」という不安はありました。
ですが、実際に開催してみると、多くの社員が民族衣装で参加してくれました。
「お気に入りのロンジー(ミャンマーの民族衣装)を着てきました!」と嬉しそうに話してくれる姿が印象的でしたね。
こちらの想像以上に、皆さん前向きに楽しんでくれていると感じました。
――そうなんですね!でも、そもそも民族衣装は皆さん持っているものなんですか?
田口:ミャンマーの場合、ロンジーは日常生活に溶け込んでいる衣装なんです。制服として着ることもあれば、冠婚葬祭でも使われます。日本でいう「着物」というよりは、「スーツ」に近い感覚かもしれません。実際にグループ会社のウイルテックミャンマーでは、ロンジーを制服として採用していますしね。
相手を知るきっかけを、日常の中に
この『民族衣装デー』をきっかけに、日本人社員がミャンマーの文化に興味を持つようになったことは、大きな成果の一つです。
同じ環境で研修を受けていても、お互いを深く知る機会は意外と少ないもの。
だからこそ、このような“自然な交流のきっかけ”が、相互理解を促進しているのです。

今後の展望——社内から、社外へ
――今後、この取り組みをどのように広げていきたいですか?
田口:まずは社内でもっと認知を広げていきたいですね。そして、この取り組みをきっかけに、それぞれの国の文化を理解し合う文化を育てていきたいと思っています。
入国前のオリエンテーションで民族衣装デーの話をすると、とても喜んでもらえるんですよ。やはり、自分の国の文化を知ってもらえるのは嬉しいことですから。
今後は、こうした取り組みを社外にも発信していきながら、多様性を尊重する企業文化として育てていきたいと考えています。
――本日はありがとうございました。是非今度その様子も取材させてください!
