「夏の日の温泉」
普段、お風呂で湯舟に浸かりますか?
わたしは、シャワー派です。
わざわざお湯に浸からなくてもいいかなと思って。
年中シャワーで済ませることが多い。
でも今日は、なんとなく温泉に行きたくなりました。
夏なのに。
温泉に行くには、ちょっと暑すぎるくらい。
それでも、
「今日は温泉だな」
と思ったので、行ってきました。
温泉に着いたときは、雨が降っていました。
せっかく来たのに雨かあ。
なんて思いながら、露天風呂へ。
すると、しばらくして雨がやみました。
雲の隙間から、少しずつ空が明るくなっていく。
さっきまで雨だったのに、気づけば晴れていました。
久しぶりに、ちゃんとお湯にからだを預けました。
「ああ、気持ちいい。」
やっぱり、こういう時間っていいですね。
昼間からお湯に浸かるのって、少し背徳感というか、特別感があって好きです。
まだ明るいうちから、何もせずにお湯に浸かっている。
それだけなのに、ちょっと贅沢なことをしている気分になります。
しばらく何も考えずに、お湯に浸かっていました。
思いつめていたわけではありません。
でも、最近いろいろ考えていたことはあって。
仕事のことだったり。
これからのことだったり。
そんなものが、お湯に浸かっているうちに、
少しずつ溶け出していくような感覚がありました。
何かを解決したかったわけではない。
ただ、少しだけ頭の中がクリアになった気がする。
こころとからだを一緒に洗ってもらったような気分。
温泉を出たあとは、来たときよりも気分が上がっていました。
帰り道には、炊き込みご飯の素を買いました。
温泉に行く前の自分なら、たぶん買っていなかったと思います。
でも、その日はなんとなく買いたくなった。
家に帰って、これで炊き込みご飯を作ろう。
そんなことを考えて、歌いながら帰りました。
温泉に行った理由は、結局「なんとなく」。
でも、「なんとなく」は、案外あなどれない。
ただ、お湯に浸かって帰ってくる。
それだけで、少しだけ機嫌がよくなる日もある。
今日は、そんな暑い夏の1日でした。
