「勝手に一人にならないで」——ドラマが気づかせてくれた、女性経営者の孤独
みなさん、テレビドラマって観ますか?
私はけっこうなドラマ好きで、朝ドラ・大河はマスト、気になる作品はちょこちょこチェックしながら観ています。そんな私が今春いちばんハマったのが——「銀河の一票」。
黒木華さんと野呂佳代さんが主演の、都知事選をテーマにしたドラマです。最終回、テレビの前で泣きました。しかもそれ、政治シーンじゃなくて完全に「自分のこと」として刺さったから。
今日はそのドラマの話から「女性経営者の孤独」について書いてみます。
政治ドラマなのに、なぜか「自分のこと」として刺さる
「政治・選挙ドラマ」と聞いたら、どんなイメージが浮かびますか? 派閥争い、どろどろした権力ゲーム、陰謀みたいな感じ、しますよね。
でもこのドラマはまったく違いました。
就職がうまくいかず貧困のスパイラルにはまっていく人、子どもの不登校に悩むお母さん、身寄りのない状態で認知症になったご本人と、どう対応すればいいかわからない施設スタッフ——毎回、日常のそこかしこにある「困りごと」が丁寧に描かれていました。
「行政や政治って、本当は何のためにあるんだろう」「助けを求めたい人が、頼り方を知らないって、どういうことだろう」——観るたびに、胸にずしんと問いが残る作品でした。
スナックのママとして登場する野呂佳代さん演じる月岡あかりが、身近な人たちのリアルな困りごとと出会いながら、「誰も取りこぼさない社会を作りたい」と目覚めていくストーリー。
そして迎えた最終回の選挙演説。彼女はこう言ったんです。
「あなたを一人にしません。だから一人にならないで。」
もう、ぼろぼろ泣きました。
「一人にしません」より「一人にならないで」が刺さる理由
「あなたを一人にしません」は、誰かからの約束の言葉です。守ってあげますよ、という方向の言葉。
でも「一人にならないで」は違う。こちら側に向かって、真正面から投げかけられた言葉です。
これがね、女性経営者の心に刺さるんですよ。なぜかというと——
女性経営者って、自分から勝手に一人になってしまうことが、すごく多いから。
思い当たる節、ありませんか?
責任感が強いから「自分でなんとかしなきゃ」と抱え込む。頼り方がわからないから、気づいたら全部一人でやっている。パートナーに話しても「それはここが悪かったんじゃない?」「こうすればよかった」と解決策を出されて、「いやそういうことじゃないんだけど!」ってなる(これ、あるあるですよね笑)。弱っている自分を見せたくなくて、「大丈夫、平気」と蓋をする。
仲間はいる。友達もいる。周りには人がいる。
なのにどこか一人。
起業当初の私も、そうでした
「起業している女性だから、人より責任感が強くなきゃいけない」「甘えたり頼ったりなんてありえない」「人よりスーパーにできなきゃダメ」——そんな謎の縛りを、まるごと自分自身にかけていました。
だから勝手に一人になっていたし、周りの人も「どうやって声をかけたらいいかわからない」という状況をつくり出してしまっていた。今思えば、完全に自分で孤立を選んでいたんです。
「甘えられるか」は「自己開示できるか」とイコール
女性が事業を長く続けていくために、私が今確信していること——それは「適度に頼れる人・場所」が必要だということです。
どれだけ甘えられるかは、どれだけ自分を開示できるかと、そのままつながっています。
自分の苦手も、迷いも、ちょっと黒い部分も「これも私だ」と認めたうえで、「でも私の強みはここで、こういうことをやっていきたい」と周りに開いていける人が、長い目で見ると一番しなやかに強い。
弱い自分を認められることが、本当の強さだと思うんです。
だから、わくらくを作りました
最終的に歩いていくのは、自分自身です。それは変わらない。
でも「もうしんどい」と思った時に、なんとなく話せる場所がある。「大変だったね」「よく頑張ってるよ」「わかるわかる」と言ってくれる人がいる。自分のことをわかってくれる仲間がいる。
それだけで、ぐっと楽になれませんか?
そしてお互いに少しだけ余力があれば、自然と助け合いが生まれる。そういうコミュニティがわくらくでありたいと、月岡あかりの演説を聞きながら改めて思いました。
「銀河の一票」はNetflixで全話配信中です。女性経営者のみなさんにこそ、ぜひ観てほしい作品です。ご覧になった方と一緒に語り合いたいです!
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