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最優先だけを決める

優先順位を決めるとき、私は「一番」と「それ以外」に分けて考えるようにしている。

一番目、二番目、三番目と、すべてに「順番」をつけようとすると、途中から二番目以降も気になり始め「本当はこっちを先にやるべきではないか」「これも急いだほうがいいのではないか」と、意識があちこちへ引っ張られてしまう。
順位を細かく決めようとするほど「今、本当に大切なこと」が見えにくくなることがある。

だから私は、あえて二番目以降は決めない。
最初に「最優先すること」だけをはっきりさせて、残りはすべて「それ以外」にしておく。
そうすると「これも大事」「あれも大事」と気持ちが散らばりにくくなる。

人は、一度にすべてを公平に見ることはできない。
時間も、体力も、集中力も限られているからだ。

だから、決めるのは一つだけ。
迷ったときは「今、一番大切なものにつながるのはどちらだろう」と考える。
その基準があるだけで目の前の誘惑や焦りに振り回されることは少なくなる。

日常には、選択を迫られる場面が何度もある。
そのたびにすべてを天秤にかけるよりも、その時点で自分にとって一番大切なものに忠実でいるほうが、進むべき道はぶれにくい。
何もかもを同じように大切にしようとすると、結局どれにも全力を注げなくなる。

だから私は、優先順位とは大切なものに順位をつけることではなく「今、一番大切なもの」を優先するために、それ以外をいったん手放す作業なのだと思う。

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