アイスのある人生|コーヒー1杯分のひとりごと
私は根っからの甘いもの好きだが、アイスに関しても例外ではない。
子どもの頃から、暑い夏を乗り切るためにアイスは欠かせなかった。実家の冷凍庫にはいつも箱に入ったアイスが何種類も入っていて、その日の気分に合わせて食べていた。
唯一守らなければならないことは、アイスは1日1個まで、という鉄の掟だけだ。これを守らずに2個食べてしまうと、すぐにばれてしまう。兄弟が多い家だったので、誰かの分のアイスが足りなくなるからだ。
大人になってからも、1人暮らしの部屋にある小さな冷凍庫にはアイスが入っていた。スーパーの4割引きの日にまとめ買いしたアイスは、子どもの頃と変わらず様々な種類が揃っていた。
子どもの頃と変わったことといえば、コンビニでアイスを買うようになったことだ。スーパーのアイスは少し安い代わりに、あまり種類が変わり映えしない。
しかし、コンビニは毎週のように新作が発売されて、アイス好きの私を惑わせてくる。
毎回、新しいアイスを見つけては購入し、きちんと写真を撮り、味を確かめながら食べた。ときには奇抜すぎてちょっと買ったことを後悔するような商品もあったが、それもまた楽しい。
ある程度お給料が貰えるようになってから、金曜の夜にコンビニに寄ったときに必ず買うようになったアイスがある。
ハーゲンダッツだ。
普通のアイスが2つ買えるほどの値段なのに、普通のカップアイスよりも一回り小さい。子どもの頃の私なら絶対に選ばないアイスだが、大人になった私は量より質を求めるのだ。
しかもハーゲンダッツは季節限定のフレーバーが豊富に用意されている。見かけた瞬間に買わないと、次に来店したときは売り切れで買えない時もあった。
ただ、一番好きな味はずっと変わらず「ストロベリー」だ。一般的なアイスは、果汁や果肉は入っておらず、香料だけで雰囲気を出している商品もあり、フルーツ自体の味わいを感じられるハーゲンダッツのストロベリーは別格だった。
そんなアイス好きな私だが、現在は健康とダイエットのために、甘いものを控えている。大好きだったアイスだけでなく、チョコレートも、スナック菓子も一切食べない日々。
最初は辛いかなと思ったが、慣れたらそうでもない。あんなにアイスのことを考えて生きていたのに、今では遠い過去の思い出になってしまった。
先日、あまりにも暑かった日に久しぶりにアイスを買った。
「明治 エッセル スーパーカップ 超バニラ」
アルミ製のアイス専用スプーンで、久々のバニラアイスを堪能した。カチカチのバニラアイスに、専用のスプーンがすっと入っていく。
大胆にすくってひとくち食べた。冷たくて、甘くて、コクのあるバニラの味わい。記憶の中では、もっと甘かった気がしたが、そうでもなかった。ほどよい甘さだ。
たまのご褒美に、アイスはちょうどよいかもしれない。次回は、チョコモナカジャンボが食べたいなと思いながら、すでに暑くなりはじめた朝の河川敷を走る。
走るたびにぽよんと揺れるお腹よ、早く引っ込んでおくれ。
