「今日の1万円と、10年後の1万円。投資の世界では“同じ価値”ではありません。」
突然ですが、
こんな質問をされたら、
どちらを選びますか?
「今日、1万円をもらえる。」
それとも、
「10年後に、1万円をもらえる。」
おそらく多くの人が、
今日の1万円を選ぶのではないでしょうか。
私も、
迷わず今日を選びます。
でも、
少し不思議ですよね。
どちらも、
同じ1万円です。
ではなぜ、
今日の1万円の方が魅力的に感じるのでしょうか。
実はこれ、
投資の世界ではとても重要な考え方につながっています。
それが、
「お金には時間価値がある」
という考え方です。
言葉だけ聞くと、
少し難しそうです。
でも考え方はシンプルです。
例えば、
今日もらった1万円を銀行に預けたり、
投資に回したりすることができます。
仮に、
1万円を年5%で運用できたとします。
1年後には、
約1万500円。
さらに運用を続ければ、
10年後には約1万6,300円になります。
もちろん、
実際の投資では毎年必ず5%増えるわけではありません。
それでも、
今日持っているお金には、
「これから働いてもらえる時間」
があります。
一方で、
10年後にもらう1万円には、
その10年間がありません。
だから、
同じ1万円でも、
受け取る時期によって価値が変わるのです。
私はこの考え方を知った時、
投資家が企業を見る方法が少し理解できました。
例えば、
A社があります。
これから毎年、
安定して利益を生み出してくれそうです。
一方、
B社があります。
今はほとんど利益がありません。
でも、
「10年後にはものすごく儲かるかもしれない。」
と言われています。
どちらが良い会社でしょうか。
これは、
簡単には決められません。
B社が本当に成長すれば、
ものすごい会社になるかもしれません。
でも、
未来には不確実性があります。
10年間の間に、
競合企業が出てくるかもしれない。
新しい技術が生まれるかもしれない。
法律が変わるかもしれない。
そもそも、
予想していたほど商品が売れないかもしれません。
だから投資の世界では、
「将来たくさん儲かりそう!」
だけではなく、
「その利益は、いつ生まれるのか。」
ということも大切になります。
ここで、
コンビニを想像してみます。
もし私がコンビニを経営していて、
誰かから、
「この店を1000万円で売ってください。」
と言われたとします。
その時、
建物の大きさだけでは決めません。
毎月どれくらい売れるのか。
経費はいくらかかるのか。
最終的にいくら利益が残るのか。
そして、
その利益がこれから何年間続きそうなのか。
そういったものを考えて、
「この店にはどれくらいの価値があるのだろう。」
と考えます。
株式投資も、
実はこれと似ています。
株価という数字の向こう側には、
会社があります。
そして会社の価値は、
今持っている現金や建物だけではなく、
これから生み出すお金にも左右されます。
だから、
株価は未来への期待で大きく動くことがあります。
「この会社は10年後にものすごく儲かりそうだ。」
多くの投資家がそう考えれば、
現在の利益が小さくても株価が高くなることがあります。
逆に、
今はものすごく儲かっていても、
「この利益は長く続かないかもしれない。」
と思われれば、
株価がそれほど上がらないこともあります。
私は以前、
株価を見るとき、
「今どれくらい儲かっている会社なのか。」
ばかり気にしていました。
でも、
企業を見るうえでは、
もう一つ大切な質問があります。
「この会社は、未来にどれくらいお金を生み出せるだろう。」
という視点です。
そして、
これは私たち自身の人生にも少し似ています。
例えば、
1万円を使うとします。
今日全部使う。
勉強に使う。
投資する。
家族との思い出に使う。
どれが正解という話ではありません。
家族旅行に使った1万円が、
一生忘れない思い出になることもあります。
本に使った1万円が、
将来の仕事につながることもあります。
投資した1万円が、
何十年後に大きく育つこともあります。
大切なのは、
「1万円」という数字だけを見るのではなく、その1万円が未来に何を生み出すのかを考えること。
これが、
投資を始めて私が学んだ面白い考え方の一つです。
今日の1万円。
10年後の1万円。
数字は同じです。
でも、
時間というものを加えると、
見え方はまったく変わります。
投資とは、
お金だけを見るものではありません。
お金と時間をセットで考えるもの。
そう考えられるようになると、
株価を見る目だけではなく、
普段のお金の使い方まで少し変わってくるのかもしれません。
次に1万円を使う時、
ほんの一瞬だけ、
「この1万円は、未来に何を残してくれるだろう。」
そんなことを考えてみる。
それだけでも、
立派な投資家の視点なのだと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
もしこの記事が少しでも「役に立ったな」と思ったら、スキやフォローをいただけると、毎朝の更新の大きな励みになります。
あなたの投資の旅が、穏やかで確実なものになりますように。
いいなと思ったら応援しよう!
この記事は noteマネー にピックアップされました

