お礼&婚姻届百様
こんばんは☆
いつも、スキやコメント、フォローなどをいただきまして、本当にありがとうございます!!
おかげさまで『恋文のゆくえ』第22話「カシスとブルーベリー」、第27話+1「Another Story」で、今週もコングラボードをいただくことができました。
貴重な時間を使って、作品を読みにきてくださった皆さま、心より感謝申し上げます!!
皆さまの存在が、本当に最後まで励みになりました。
『恋文のゆくえ』は実話をもとにした小説ですので、終盤の「婚姻届のくだりも実話なんですか?」と訊かれることがありました。
双方の家族への根回しもなく、あの状況で婚姻届を準備する人なんているのか?と。
にわかには信じがたい出来事とは思うのですが、あれは本当にあったことなのです。
ただ、小説には書かなかったこともあります。
当時、かなり厳しめの実家暮らしだった私の頭によぎったことは、作中の主人公と同じように”家族の反対”という問題だったのですが……
それと同時に頭に思い浮かんだのは
「すごい!急にドラマみたいな展開!……でも、ドラマやったら、ここ指輪がくるとこやないん?」
という低俗というか、なんというか……な感覚だったのでした。
ロマン要素はなく、いきなり実務的というか。
質実剛健というか。
人生の分岐点ともいえる場面なのに、頭に浮かんだのはそんな、どうでもいいことだったのですね。
でも、上には上がいるもので……
これは、義父母の話なのですが、
義父は「二回目のデートで婚姻届を持って行った」というツワモノでした。
それも、義母が書くべき記名欄も、すでに義父が書きこんだ後で、「君はハンコ捺してくれればいいから」と渡したと言うのです。
研究者の義父は「こう」と決めたら一直線、猪突猛進なところがあります。
ですので、その話を聞いたとき、私は正直「あぁ、お義父さんならやりそうやな」と妙に納得してしまいました。
でも。
私は自分の体験を顧みて、まずこう思ったのです。
……そこに飛び込んでいったお義母さん、決断力がスゴ過ぎる。
私だったら、どんなに好印象な相手であっても、二回目のデートで婚姻届を出されたら怖気づいてしまいます(笑)
でも、義母はそれを受け入れた。
だからこそ、ン十年経った今も、二人で笑い話にできるんでしょうね。
『恋文のゆくえ』を書きながら思ったのは、婚姻届は恋人同士という二人の閉じた関係が、社会に接続されるものなんだなぁ、ということでした。
そこには、感情だけでは解決できないものがたくさんあって、いくら「この人だ」と思っていても、受け取る人の気持ちひとつで関係が危機に直面することもある。
それにしても。
レアだと思っていた私の経験の、遥か上をいくエピソードが存在する。
現実に生きている人間の方が、創作より大胆で頓狂なことをすることも儘あるのですね(笑)
改めまして、『恋文のゆくえ』を読んでくださった皆さま、お付き合いいただきまして本当にありがとうございました!!
いつか、この二人の後日譚を書くこともあるかも知れず……語らぬが花、なのかも知れず。
今は、頓挫していたホラー系ミステリな完全創作を進めています。
書き溜めたら、また投稿させていただこうと思っておりますので、どうぞこれからもご贔屓に、よろしくお願いいたします!!


