「このままずっと1人なのかな」——孤独への不安と抜け出すためのヒント
日常アカウントのフォロワーさんに、「どんなことで悩んでる?」というアンケートをとったら、恋愛の悩みが一番多かった。
好きな人に気持ちを伝えたい、出会いがない、パートナーとの関係——内容はそれぞれ違う。でも全部の底に、同じものがある気がしている。
「このままずっと1人なのかな」という不安だ。
もはや恋愛の悩みというより、人間が誰しも抱えている悩みなのかもしれない。今回の記事では、この不安とどう付き合っていくか、私なりの考えを挙げてみる。
不安の正体は、孤独への恐怖
1人で生きることへの不安を分解していくと、結局ひとつのところに行き着く。
孤独が、怖い。
一人になったらどうしよう。
生きていけるだろうか。
お金は?メンタルは?
想像しただけで怖くなってくる。
では、その孤独への恐怖はどこから来るのか。大きく2つある。
ひとつは不確実性だ。「この先どうなるかわからない」という感覚。パートナーができるのか、できないのか、この先の自分がどんな生活を送っているのか、何も見えない。見えないから怖い。
もうひとつは比較だ。「周りと違う気がする」という感覚。結婚している友人、付き合っている同僚、SNSで流れてくる誰かの幸せそうな日常。自分だけが取り残されているような気がしてくる。
この2つが絡まって、「このままずっと1人なのかな」という不安、孤独への恐怖が出てくる。
では、それぞれどう対処したらいいだろうか。
3つの世界線を持つ——不確実性への対処
まず不確実性に対して、発想を変えてみたい。
ヒントになったのは『LIFE DESIGN』という本だ。スタンフォード大学でデザイン思考を教えるビル・バーネットとデイヴ・エヴァンスが書いた本で、人生をデザインするためのフレームが詰まっている。
その中に「オデッセイプラン」という考え方がある。人生の選択肢を1つに絞るのではなく、3つの並列プランを同時に持つというものだ。
これを「パートナーがいるかどうか」という文脈に置き換えてみる。
①パートナーがいる未来
②パートナーがいない未来
③パートナーがいてもいなくても、あなたが「好きだ」と思える未来
重要なのは、「どれが正解か」を選ぶことではない。
また、優先度をつけることもしなくていい。(しない方がいい)
そうではなく、「どの世界線でも、自分はどう幸せでいたいか」を考えることだ。
不確実性が怖いのは、幸せな未来は一つしかないと思い、それを選ばなければならないと考えているからだ。
3つの世界線を持つと、どの未来が来ても「自分はやっていける」という感覚が生まれてくる。
納得感が比較を和らげる——比較への対処
次に比較について。
比較は完全には消えないだろう。
人間は社会的な生き物だから、周りが気になるのは当然だ。
そうであれば、無理に消そうとするより、比較の苦しさを薄めることを考えたほうがいい。
その鍵が、納得感だと考えている。例えるなら「自分の人生のハンドルを、自分で握っている」という感覚だ。
比較に対抗するには、人と比べてもブレない自分でいることが大切だ。とはいえ、ブレない自分というとハードルが高く聞こえるかもしれない。そうではなくて、ブレたときに「でも大丈夫」と思えればいい。
では、納得感はどこから得られるか。
それは、自分で選んで自分で決めることではないだろうか?
誰かに決められたものではなく、社会の空気に流されたものでもなく、自分で選んでいる感覚があるかどうか。
周りと比べて焦るとき、その多くは「自分が選んでいない感覚」がある。自分で決めていないから、今の状況にどこか違和感がある。借り物の感覚、という表現でもいいかもしれない。
だから他人の幸せが、眩しく見える。
逆に、自分で選んでいる感覚があると、比較の刺さり方が変わる。「あの人はあの人、私は私」が、言い聞かせではなく、実感になってくる。
今日からできること、ひとつだけ
難しいことは何もない。私がお勧めしたいのはシンプルなことだ。
「パートナーがいない前提で、理想の1週間を書いてみる」
月曜日から日曜日、何をして、誰と会って、どこで何を食べて、夜は何をして眠るか。パートナーがいないことを悲観するのではなく、いない前提で豊かに生きている自分を、具体的に想像してみる。
これをやると、不安に飲まれている側ではなくて、幸せな人生をデザインする側になることができる。不確実な未来に怯えるのではなく、どの未来でも幸せでいられる自分を、今日から設計し始められるのだ。
自由に未来を描く
「このままずっと1人なのかな」という問いは、たぶん消えない。ふとした瞬間に、また襲ってくると思う。
でも、いったん向き合って考えてみてほしい。自分で。答えは出ないかもしれないし、正解は誰にもわからない。
考えることは、しんどいこともある。
それでも、自分で考えることを諦めなければ、何か見えてくる。そう信じている。
あなたには、どんな未来が見えているだろう。現実的に…とか、そんなものはいらない。だって、あなたの目の前には無数の選択肢があるのだから。
未来を描く自由は、誰もが持っている。
この記事が、あなたの勇気になれば嬉しい。
