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気仙大工の技術が詰まった日本家屋を見られる希少な場所|岩手県指定有形文化財 旧吉田家住宅主屋in陸前高田市

世界的に前例のない事業によって建設された家屋が、岩手県陸前高田市に存在する。旧吉田家住宅主屋。東日本大震災で中心市街地の全てが流失するという甚大な被害を受けた同市で、被災した部材を用いて建設された同県の指定有形文化財である。


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旧吉田家住宅主屋|気仙大工の技術の粋を見て知られる岩手県陸前高田市にある指定有形文化財

旧吉田家住宅主屋は、気仙大工の技術の粋を集められて造られた美しい日本家屋であり、その細部に様々な技術が取り入れられている。昨今、古民家(空き家)をリノベーションして再生・活用するのが俄にブームになっているが、ある種古民家本来の美しさを在りのまま形にした家屋を見られるのが、旧吉田家住宅主屋と言えるかもしれない。

東日本大震災以前は、民家として住民の生活する場であったため、その内部を目にする機会はそうそうなかった。東日本大震災による流失を経て、再建され、岩手県の指定有形文化財として公開されたことで、その全容を見られるようになっている。とはいえ、現在見られるものは過去の再現である。旧吉田家住宅主屋を一通り見て回って思うのは、流失前の姿を一度見ておきたかったという郷愁だ。

日本という国は、どうしても歴史的価値のある建物や文化などありとあらゆる事物に対して関心が薄く、遺す努力に乏しい国である。結果的に失われてきたものが数多くあり、後悔先に立たずの言葉が無数に積み重なっている。何でもかんでも公金を使って残すべきだとは思わないせよ、やはり長い年月、歴史を刻んできた存在には、敬意を払う必要があると思わずにいられない。

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