日本発の「アバター」に関する国際規格「ISO/IEC 24216-1:2026」の発行に関する雑感
はじめに
この記事では、日本発の「アバター」に関する国際規格「ISO/IEC 24216-1:2026」の発行に関する雑感を書きたいと思います。
アバターの国際規格「ISO/IEC 24216-1:2026」は産総研「アバター国際標準化の国内検討委員会」によって開発され、ISO/IEC JTC 1/SC 35で審議され、2026年5月に国際規格として発行されたものです。
この規格の目的はVRMなどのファイルフォーマットの制定ではなく、アバターに関する議論やアバターを使ったサービスを分かりやすく説明する為の用語の統一、定義の統一、アバター機能の分類、身体リアリティの分類、海外の視点からは見落としがちな、二次元美少女のようなアニメ的デフォルメアバターに対する理解です。
本題
雑感その1 この規格が日本発である事の意義
昨今の世界は欧米中心の価値観で、日本発の文化、表現(二次元美少女など)は周辺的なものとして、規制、排除されてきました。
その為、当事者である日本人が主導権を握って、規格として日本発の文化、表現への配慮を組み込む事は、それを自分達の手で守れる足掛かりを作る事に繋がります。
だから、この規格が日本発である事の意義は高いと思います。
雑感その2 この規格がアバターと身体と定義した意義
この規格はアバターを従来のアニメやゲームなどのキャラクターではなく、ユーザーの身体と定義しました。
この規格が受け入れられた事は裏を返せば、アニメ、ゲームなどに使われる二次元美少女のような表象がキャラクターだけではなく、ユーザーの身体として受肉する存在であると世界が認めた事になります。
そして、この規格はその様に認識する時代が来た事を示した事に意義があると思います。
雑感その3 この規格がアバターを肉体以外の観念的な身体として定義した意義
この規格では、アバターを肉体とは違うもう一つの身体として定義しています。
この様な身体は元来、アストラル体などオカルトの領域で語られました。
これを科学的、公的な見方を重視する国際規格が認めた事はかなり大きな事ではないでしょうか。
アバターとアストラル体などのオカルト的霊的身体を比較、考察しても良いのかもしれません。
おわりに
これでこの記事を終わりにしたいと思います。
アバター国際標準化の国内検討委員会の皆様、メタバース住民の為の素晴らしい規格を開発してくださり、ありがとうございます。
