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最近、妹の生き方が少し羨ましい

私には妹がいます。

妹の口癖は、

「生まれ変わったら、お金持ちの家の飼い猫になりたい。」

です。

そのたびに私は思います。

「いや、今でも十分、実家の飼い猫なんだけどな。」

妹は昔から甘えるのが本当に上手です。

困ったことがあれば、素直に「お願い」と言える。

欲しいものがあれば、「欲しいな」と言える。

両親はそんな妹にめっぽう弱く、「しょうがないね」と言いながら、結局お願いを聞いてしまいます。

私は横で、

「また始まった。」

と半分呆れながら見てきました。

一方の私は、典型的な長女気質です。

困っても「自分で何とかしよう。」

疲れていても「もう少し頑張ろう。」

誰かを頼るくらいなら、自分でやったほうが早い。

そんなふうに、努力と根性で生きてきました。

だから昔は、妹を見ていると、

「もう少し頑張ればいいのに。」

と思っていました。

でも最近、その気持ちが少し変わってきました。

妹は、人を頼ることが上手です。

助けてもらうことを恥ずかしいと思わず、「ありがとう」と笑って受け取ります。

私はその反対でした。

誰かに頼る前に頑張ってしまう。

頑張りすぎて疲れても、「大丈夫」と言ってしまう。

もしかすると、不器用だったのは私のほうだったのかもしれません。

もちろん、努力することは大切です。

ここまでの人生を支えてくれたのも、その積み重ねでした。

でも、努力だけでは少し息が切れてしまうこともあります。

庭の植物を見ていると、みんな違う生き方をしています。

風に身を任せるように伸びる草もあれば、どっしりと根を張る木もあります。

どちらが正しいということではありません。

それぞれが、自分らしい姿で生きています。

人も同じなのでしょう。

頑張ることが得意な人。

人を頼ることが得意な人。

そのどちらにも、その人らしい魅力があります。

今でも妹が、

「生まれ変わったら、お金持ちの家の飼い猫になりたい。」

と言うたびに、

「いやいや、今でも十分でしょ。」

と心の中で笑ってしまいます。

でも、そのあとに思うのです。

この子は、人生の力の抜き方を知っているんだな、と。

私は人生の前半、頑張ることをたくさん覚えました。

だから人生の後半は、少しだけ妹を見習ってみようと思います。

全部一人で抱え込まなくてもいい。

たまには「お願い」と言ってみてもいい。

甘えることは、弱さではなく、人を信じる強さなのかもしれません。

……とはいえ、「生まれ変わったら、お金持ちの家の飼い猫になりたい。」とまでは、まだ思えません。

私はやっぱり長女気質。

でも、人生の後半くらいは、少し肩の力を抜いて生きてみたいと思っています。

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