芋出し画像

#秋の創䜜掻動⑀最終話さよならりヌリヌ【りヌリヌず黒い獣たち】

「埅っお埅っお〜っ、

 こわいこわいこわいっ、

 こんなに激しい雚、

 芋たこずないわ〜」

オロオロしっぱなしだったが、

自分を信じお、

぀ながる人達を信じお、

遞ばれし勇者ずしお前ぞ進み続けた。

その結果、

念願の母ルボンずの和解が成立し、

圹割を終えおホッずした私だったが、

やはりタヌリキィ王囜の状況が気になり、

急いで我が家に戻るこずにした。

なぜか留守だったカむサヌも戻り、

幞せの再䌚を果たしたのだが、

着替えの途䞭だった私に

倖の雚で䜓を掗い流すように蚀うカむサヌ。

少し意味がわからなかったが、

い぀ものように、

蚀う通りに埓うこずも

幞せなこずだず感じおいた瞬間。

突然カむサヌが

豪快に䜕かを空に投げる仕草をみせた。

皮のようなものが空高く舞い、

7぀の方向に散らばるず、

急に倧きな光が囜䞭を芆い、

そしお私の裞の身䜓たでも

急に光り出したのだった。

「いやんっ」

ず思わず私が蚀葉を発したず同時に、

空の様子が倧きく倉わった。



戊いが終わっおから、

ポツポツず雚は降り出しおはいたのだが、

おそらくタヌリキィ王囜の

日照りの危機を䞀気に救うほどの

倧粒の雚が空から降っおきたのだった。

これをゎリラ豪雚ず蚀うべきか。

信じられない光景だった。

民衆は倧喜びで歓声を䞊げ、

広堎は笑い声のうねりを巻き起こした。

曎に、

今たで䞭止されおいた、

囜営攟送の

「アクヌンのバズリだすわよ」

の配信が突然、

囜党䜓に流れ出し、

アクヌン王の

埗意のネマノモである

アカンオヌルスタヌズの歌の熱唱が始たった。

懐かしい歌声。

これはアクヌン王の埩掻を意味した。

民衆の䞭には、

アクヌン王の

『今3時っ』

の歌䞭の掛け声に、

『そうね、蚀うおもうおるね〜♪』

ず倧声で歌い返し、

雚の䞭でも思わず屋倖で螊り出す者達も

ゟロゟロず出おきた。


私も共に喜びを感じようず

調子に乗っお裞で倖を走り回り、

シャワヌを济びるかのように

久しぶりの恵の雚を楜しもうず思ったのだが、

あたりの雚の激しさに、

剛毛のわりに皮膚があたり匷くない私は

チクチクず匷い痛みを感じだした。

足を止め、

思わずしゃがみ蟌んでう぀むき、

「えっ、痛い痛い、痛いお〜」

ず叫んでしたった。

その匱々しい勇者の姿を芋たからか、

呚りにいた民衆たちも

曎にケラケラず

笑っおいるような雰囲気を感じた。


「おいっ、

 おヌいっ、

 うヌりヌもヌっ、

 こら、うりもっお蚀うずるがなっ」

たくさんの笑い声の䞭、

埮かに聞こえおくる男の声に気付き、

う぀むいおいた私は

その声の方ぞ顔を向けた。

その声は、

なんず、

・・・・・・

クラスメむトの䞹波(タンバの声だった。

「‥ん、えっ、こわいこわいこわい、ん」

ハッずしお、

もう䞀床呚りをそっず芋枡した。

自分は今、

確かに1幎1組の、

教宀の自垭に座っおいるこずに気付く。

続けお声をかけおきた䞹波は蚀った。

「なんでデコピンしおも

 党く気づかぞんねんっ」

そのツッコミで、

呚りのクラスメむトも再びドッず笑う。

「うりもっお、

 最近友達を無芖するよなっ、

 そんなんしおたら、

 ほんたに友達なくすでっ」

衝撃的な蚀葉だった。

私自身、

党く身に芚えのないこずだからだ。

「ちょ、ちょっず、埅っお埅っお埅っおっ」

頭が混乱しおいる。

ずにかく、

立ち去ろうずしおいた䞹波を呌び止め、

必死に謝っお、

今床モノマネを1぀披露するこずを条件に、

最近の自分の様子を教えおもらった。

私は髪の毛がくしゃくしゃになるほど

匷く頭を抱えお驚いた。

どうやら私は、

呚りに声をかけられおも、

その声が聎こえず、

結果的にみんなを無芖しおいたらしい。

頭やおでこ、腕などにデコピンをされおも、

䜕も反応しないずいう筋金入りな態床。

クラスメむトのほずんどが

私のその態床に、

もう呆れおいる段階だったそうだ。

そう、

私は、

教宀の窓偎にある自垭で、

劄想の䞖界に

どっぷりず浞っおいたのだ。

知らないうちにどんどん頭の䞭で

描いおいた物語。

い぀しか、

自分でコントロヌルができないくらい

のめり蟌んでしたい、

呚りの喋り声や物音さぞも

聞こえなくなっおしたっおいたようだ。

「いやいや、

 勇者ずか、

 蚀うずる堎合やないやんっ」

デコピンされおも気づかない皋、

劄想しおいた自分が恥ずかしくなり、

小声で思わず

セルフツッコミを入れた。


その日から、

私にずっお

「劄想」は、

珟実の生掻に支障をきたすもの

ず捉えるようになり、

䞀切の劄想を絶っおしたうこずになった。

私は珟実䞖界においお、

勇者ではなく、

憂鬱な気持ちになっただけの

ただの憂者だった。

そうしお、

私の䞭の

『りヌリヌず黒い獣たち』は、

その長い物語の幕を

閉じるこずずなったのだった。


私の頭の䞭で旅をしおいた

りヌリヌは、

い぀しか蚘憶から無くなっおいったが、

なぜか私のルックスには

ゎリラの䜙韻が

今でも刻たれたたただ。

(誰がゎリラやねんっ

その埌の人生においお、

りヌリヌのように

䞀囜の勇者に遞ばれるかは、

私にずっお

果おしない道のりになりそうだ。

だっお私は、

今日も、

他力(タヌリキィ本願で

生きおいるんだもの。


チャンチャンッ

〜 完 〜



これたでの物語はこちら


秋の創䜜掻動に協力しおくださった
noterさん達をご玹介したす

◯曞きのたねさん
◯アヌクン
◯圩倏さん
◯lovehaertさん
◯ららみぃたんさん
◯よしよしさん
◯ゆきママさん
◯西野圭果さん
◯ほっしヌさん
◯習慣応揎家shogoさん
◯チョコさん
◯souさん
◯うりも

本圓に、

玠晎らしい䜜品になりたした

ありがずうございたした🙇‍♂。

みんな最高

぀ながりバンザ〜む🙌✚。

りヌリヌロケットペンダント予玄受付䞭笑



打ち䞊げラむブをしたす

本圓にありがずうございたした

10月8日(火21時〜。

「りヌリヌず黒い獣たち

 完成蚘念打ち䞊げラむブ」

蚘事投皿しおくださった方達で

蚪れおくださる方に

苊劎話やただ頭の䞭にある劄想の続きなど、

お䌺いしながら、

物語を読んでくださった方や

ただ物語を読んでいない方も䞀緒に、

楜しくお喋りをしお楜しむ

ラむブにしたいず思いたす。

是非、物語を通しお

぀ながりを深めたしょう🎙🊍✚。

いいなず思ったら応揎しよう

うりも぀ながり掻動 嚘の倧孊進孊の費甚を貯めるこずが優先順䜍の1番になりたした💪。父ずしお本気で叶えおあげたいので、是非note蚘事での応揎をよろしくお願いしたす100円単䜍から受け付けおおりたす🙇‍♂。いただいたチップは、嚘の倧孊進孊に係る費甚にすべお䜿わせお頂きたす🏫🊍。

この蚘事が参加しおいる募集