【お勉強】自社は、GXでどんな役割を担えるか
GXのニュースを見ていると、
最近、少し気になる動きがあります。
・再エネをつくる
・EVをつくる
そんな「技術」の話だけではありません。
・既存の設備を活用する
・異業種と組む
・地域とつなぐ
こういったGXの取り組みも出てきています。
例えば、2026年7月。カクイチ、コシダカ、UPDATERの3社が、
地域分散型・地産地消のコーポレートPPAを発表。
これは、既存のガレージやコンテナの屋根に設置した太陽光発電設備を活用するとのこと。
カクイチの発表によると、
地域の太陽光発電所でつくった電力を、
「カラオケまねきねこ」の店舗へ供給する取り組みです。
コシダカも公式発表で、この取り組みを
「地域分散型・地産地消コーポレートPPA」として紹介しており、
環境ビジネスオンラインの記事でも、この取り組みが紹介されています。
一見すると、
ガレージ。
カラオケ。
再エネ。
それぞれ別のものに見えます。
でも、そこには、
「すでにあるものを、GXにつなぐ」
という考え方があるように見えました。
新しいものだけが、GXではない
GXというと、
「何か新しいものを始める」
と考えがちです。
新しい技術。
新しい設備。
新しい事業。
もちろん、それも重要です。
一方で、すでに持っているものを、別の形で活かす。
そんな考え方もあります。
設備。
顧客。
データ。
人材。
地域とのつながり。
企業の中には、すでに多くの資産があります。
社会が変われば、
これまで当たり前だったものが、新しい意味を持つこともあります。
まず、自社の強みを見る
そこで、GXについて考える前に、
一度、自社を見てみる。
何を持っているのか。
何ができるのか。
どんな経験を積んできたのか。
技術。
顧客基盤。
営業力。
データ。
人材。
地域とのつながり。
ブランド。
普段は当たり前すぎて、
「強み」として意識していないものも
あるかもしれません。
まずは、
「自社には、何があるのか」
を見つめてみる。そこから始めます。
次に、社会の変化を見る
一方で、社会も変わり続けています。
GX。
AI。
人口減少。
高齢化。
エネルギー。
モビリティ。
地域の課題。
これから何が変わっていくのか。
どんな課題が生まれるのか。
どんな需要が生まれるのか。
自社だけを見るのではなく、社会の変化も見る。
そして、
「自社が持っているもの」と
「これから起こる変化」を重ねてみる。
すると、
これまで見えていなかった
接点が見えてくるかもしれません。
強みと社会変化を、つないでみる
ここまで来たら、
「自社の強み」と「社会の変化」をつないでみます。
例えば、地域とのつながりがある。
そこに、
地域のエネルギーという課題がある。
技術がある。
そこに、
脱炭素という社会の変化がある。
データを持っている。
そこに、
エネルギー効率化という需要が生まれる。
エネルギーの分野でも、
既存の設備やエネルギーデータ、電力需要などをつなぎ、
エネルギーの使い方を変えていく。
EMSも、その接点の一つになり得ます。
ここで大切なのは、
「EMSで何をするか」
だけではありません。
サービスや技術を提供する側から見ても、
「自社が持っているもの」と
「社会の変化」の間に、
どんな接点があるのか。
そのサービスは、
社会の変化の中で、どんな役割を担えるのか。
そこを考えてみる。
会社によって、見える接点は違います。
だからこそ、
「GXにどんなサービスを提供するか」
だけではなく、
「自社の強みは、どの社会変化と接続できるか」
から考えてみる。
そんな方法があります。

そして、ナラティブにする
接点が見えてきても、
まだ、
「では、自社は何をするのか」
までは決まっていません。
そこで、その接点を一つの言葉にしてみます。
ここで考えたいのが、
「ナラティブ」です。
例えば、
社会が○○へ変化する中で、
私たちは○○という強みを持っている。
だから、
○○という役割を担えるのではないか。
という形です。
これは、事業計画ではありません。
サービスを決めることでも、
売上を計算することでもありません。
まず、
「自社は、この社会変化の中で何者になれるのか」
を言葉にする。
そのためのものです。
ナラティブがあると、次が見えてくる
例えば、
「GXに取り組む」
だけでは、何をするのかはまだ曖昧です。
でも、
「地域企業のGXを、地域とのつながりを活かして支える」
と置いてみる。
すると、
誰のためなのか。
何を活かすのか。
どんな役割なのか。
少しずつ見えてきます。
ナラティブは、答えそのものではありません。
むしろ、
「次に何を考えるべきか」
を見つけるための言葉なのだと思います。
GXを自社の役割から考える
GXというと、
「何を導入するか」
「何を始めるか」
から考えがちです。
でも、
自社には何があるのか。
社会はどこへ変化しているのか。
その2つを重ねてみる。
すると、
「自社だからこそ担えるかもしれない役割」
が見えてくることがあります。
そして、その役割をまず一つの言葉にしてみる。
それが、
ナラティブです。
まだ形になっていなくてもいい。
具体的なサービスが決まっていなくてもいい。
まず、
「自社は、この社会変化の中で何者になれるのか」
を考えてみる。
GXを、「やらなければならないこと」
として捉えるのではなく、
「自社は、この変化の中で何ができるのか」
という問いから考えてみる。
その最初の一歩として、自社のナラティブを一つ考えてみる。
あなたの会社は、
GXという社会変化の中で、どんな役割を担えるでしょうか?
※ このアカウントでは、3つのシリーズを書いています。
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