逆自己肯定|好感度を自ら下げていく。
先日の記事で、複数のクリエイターさんをご紹介させていただいた。
そのうちのお一人の山中さんが、私のことを記事で紹介してくださった。
🗝️こちらの記事
紹介してくださったことも、その内容も嬉しくて、
特に次の日は、内容を覚えてしまいそうなくらい何度も記事を読みにいった。
その中で山中さんが、私のことを「ものすごい洞察力だなあと思いました」と書いてくださっていた。
最近、ありがたいことにコメントをいただくことも増え、その中で私のことを「優しいですね」と言ってくださる方がいる。
もちろん、とても嬉しい。
ただ、そこで一つ疑問が生まれる。
「私って、優しいんだっけ?」
───
私は昔、人の気持ちが分からない人間だった。
いや、分からないというより、
分かっているつもりで、分かっていなかった。
どのくらい分かっていなかったかというと。
昔付き合っていた彼が、風邪をひいた時のこと。
看病をしに家へ向かいながら、
「何が食べたいかな?」
と、差し入れを一生懸命考えた。
そして私が買って行ったもの。
「唐揚げ」
お相手の反応は、皆さまのご想像どおり。
───
私は本格的にマッサージを学びたいと思い、上京した。
そして、きちんと技術を身につけられるサロンを選び、そこで働き始めた。
当時働いていたのは、高級住宅街にあるお店。
穏やかなお客さまが多く、施術をしながらいろいろなお話を聞く機会があった。
そんなある日、オーナーから、
「お客さまがまだ話しているところに、最後ちょっと返事が被ってるから、一度録音して自分の会話を聞いてみた方がいいよ」
と言われた。
そこで実際に録音して、自分がお客さまと話しているところを聞いてみた。
すると、確かに被っている。
私はお客さまと話していると、
「あ、この方はこういうことが言いたいんだな」
と、ある程度聞いたところで勝手に想像して、相手が話し終わる前に返事をしていた。
よく考えてみると、
「こういうことですよね」
と私が返したとき、お客さまがなんとなく腑に落ちていないような反応をすることもあった。
もしかして、
最後まで聞かないと、その人が本当に言いたいことなんて分からないのかもしれない。
そう思った。
───
当時の私は、
ほっぺたが、ぷっくりしていた。
こう書くと、なんだか可愛らしく聞こえるかもしれない。
でも、元セラピストの私からすると、少し違う。
当時の私の頬は、触ると筋肉がいつも硬かった。
力を入れていない時まで硬いというのは、あまり自然な状態ではない。
よくある原因のひとつは、普段からずっと力が入っていること。
私はたぶん、
笑った顔を作ることが、癖になっていたのだろう。
───
当時働いていたお店で、私は置いてある家具を見るたびに、
「これ可愛い」
「あれも可愛い」
と言っていた。
そんな私を見て、ある日オーナーから、
「可愛いっていうのは分かるんだけど、全部同じ感想だよね」
と言われた。
そして、
「具体的にどこが可愛いのか、どうして可愛いと思ったのか、言葉にする練習をしてみて」
と教えてもらった。
それから私は、
「私は、なんでこれを可愛いと思ったんだろう」
と考えるようになった。
そして、自分の感情についても考えるようになった。
初めの頃は、自分が本当はどう思っているのか、なかなか見えなかった。
何かモヤモヤする。
でも、
「私は、本当はどう思ったんだろう」
と考えてみる。
ひとつずつ考えていくと、
「あぁ、そっか。私、嫌だったんだ」
と気づくことがある。
その時は笑って過ごしたけれど、
本当は、嫌だった。
そんなふうに、自分でもよく分かっていなかった自分の気持ちが、少しずつ見えるようになった。
嬉しい。
嫌だ。
楽しい。
悲しい。
何かを感じるたびに、
「私は、本当はどう思っているんだろう」
と考えるようになった。
それを繰り返しているうちに、少しずつ自分の気持ちが分かるようになってきた。
すると今度は、
「じゃあ、なんで私はそう思ったんだろう」
と考えるようになった。
何が嫌だったんだろう。
どの言葉が引っかかったんだろう。
どうして悲しかったんだろう。
逆に、嬉しかった時も、
何がそんなに嬉しかったんだろう。
どうして私はこれを好きだと思ったんだろう。
そんなふうに、自分の中に出てきた感情を、もう少し具体的に見ていくようになった。
「あ、この言い方が嫌だったんだ」
「私はこうしてほしかったんだ」
と、少しずつ自分の気持ちを言葉にできるようになった。
一人暮らしをしていた頃は、考えていることを言葉にする練習をしていて、普通に独り言を言っていることもあった。
その癖なのか、
一人でタクシーに乗っている時に、考えていたことがそのまま声に出てしまったことがある。
運転手さん「何かおっしゃいました?」
私「……いや、天気がいいなぁと思って😳」
となることもあった。
───
そんなことを繰り返していくうちに、少しずつ変わったことがある。
お客さまと話す時は、自分の中で先に答えを出さず、最後まで話を聞くようになった。
すると、
「こういうことですよね」
と私が返した時のお客さまの反応も、少しずつ変わっていった。
安心されたような反応が返ってくることが増えたように感じた。
そして私自身も、
お客さまが言ったことが、以前よりスッと心に入ってくるようになった。
───
硬かった私のほっぺた。
今は、ちゃんと柔らかい。
───
好きなものは、好きでいい。
嫌だったことは、嫌だったでいい。
自分の中に浮かんだ感情に、蓋をしなくていい。
「私はそんなふうに思っていない」
「そんなことを思う人間じゃないはず」
と、自分の気持ちをなかったことにしなくていい。
すぐに自分の気持ちが見えなくてもいい。
でも、
「本当のところ、私はどう思っているんだろう」
と、ちゃんと自分の気持ちを見てあげる。
そして、
「なんで私はそう思ったんだろう」
と考えてみる。
もちろん、思ったことを全部そのまま人にぶつければいいとは思わない。
外に出す言葉は、選んだ方がいい時もある。
でも、自分の中に浮かんだ気持ちまで、誰かに見せるために綺麗にしなくていい。
本当は嫌だったなら、嫌だった。
悲しかったなら、悲しかった。
泣きたい時は、泣けばいい。
嬉しい時は、ちゃんと喜べばいい。
好きなら、好きでいい。
少なくとも自分に対しては、
自分の気持ちに素直でいたい。
───
さて。
ここまでいろいろと書いてきましたが、実はここまで前座です😂
本当は今日、やりたかったことがあります。
私もnoteの皆さまに気持ちを伝えたくて、見よう見まねで音楽を作ってみました。
ただ。
いざ出来上がってみると、これをそのまま公開するのはちょっと恥ずかしい。
そこで、
この曲を堂々と公開できるような、正当化できる記事を書けばいいのでは?
と思いついて書いたのが、この記事です。
もちろん、ここまで書いてきたことは全部事実です。
私は今まで、芸能人などにものすごくハマるということがあまりありませんでした。
「話したこともないし、その人のこと本当は分からないしなぁ」
なんて思ってしまう、ちょっとひねくれた冷めた人間でした。
でも、noteの世界に来てから。
皆さまの記事を読んだり、コメントでお話ししたり、作品に触れたりしていると、本当に魅力的な方が多くて。
まさか自分が、こんなに人にハマるとは思っていませんでした。
だから今日は、そんなnoteの皆さまに、今の私が思っていることをちゃんと言葉にしてみようと思います。
皆さまは、大切な方にちゃんと気持ちを伝えられていますか?
スキを押すのも、もちろん素敵なこと。
でも、コメントでも記事でも、やっぱり言葉にしないと伝わらない気持ちもあると思います。
「ありがとう」
「嬉しかった」
「素敵だと思った」
そんな気持ちを、遠回しな言葉ではなく、
まっすぐ、ストレートな言葉で。
今日は私と一緒に、伝えてみませんか?
どうせなら、普通の愛ではなく、激重な愛を。


🐰
───

