『天幕のジャードゥーガル』第4幕 ― 炉の主(オッチギン) ―
『天幕のジャードゥーガル』第4幕 ― 炉の主(オッチギン) ―
今回は政治的な話が多く、横文字の用語も多かったので、正直ちょっと難しかったです^^;
チンギス・ハンが崩御し、次の皇帝が決まるまでの2年間。
その間に起きていたことや、クリルタイでオゴタイが次の大ハーンに選ばれたことなど、歴史的な背景が少しずつ見えてきました。
そんな中で印象に残ったのが、ファティマとお后様の「原論」をめぐるやり取りです。
翻訳者としてお后様のもとを訪れたファティマ。
お后様になぜこの本を必要としているのかを尋ねると、言っていること自体は正しい。
けれど、その本がどのような経緯でお后様の手元に届いたのかを、本人がまったく理解していない。
それを知ったファティマの中には、苛立ちや口惜しさが込み上げてきます。
でも、そこで感情を表には出さない。
心の中ではどんなに悔しくても、顔ではきちんと取り繕える。
ここに、シタラがファティマとして生きてきた8年間の成長を感じました。
そして最後には、お后様から密命を受けることに。
ファティマにとってお后様は、決して単純に信頼できる相手ではありません。
それなのに、お后様はファティマを信用しているように見える。
「お后様、そんなに警戒心がなくて大丈夫なの?^^;」
と思ってしまいました。
でも、よく考えると、これもファティマがそれだけ自然に自分の感情を隠せるようになったということなのかもしれません。
8年前なら、憎しみや悔しさが表情や態度に出てしまったかもしれない。
今のファティマは、それを隠して相手の信頼を得ることができる。
そう考えると、今回の第4話は政治の難しさ以上に、8年の歳月を経たファティマの成長が印象に残る回でした。
……とはいえ、お后様。
ファティマを密偵にして、本当に大丈夫ですか?^^;
