女の人が表立って「男きらい」と言わない理由
何も目立つ行動をしておらず、ただ「そこにいただけ」の女性が、男性に加害され命を奪われた事件は、数えきれないほど存在する。
女性が自分の人権を主張する――それは本来ごく当然のことのはずなのに、現実には揶揄や嘲笑、侮辱、さらには迫害を受けることが必須だ。
一般メディアで女性の人権が取り上げられる場面でも、話し手の女性が「男性の機嫌を損ねないようにしなければならない」という怯えを抱いている様子が見て取れることが多い。もちろん、それは彼女たちの責任ではない。
これももちろんメディアの女性たちの責任ではないが、メディアが「男性の機嫌を損ねないよう細心の注意を払いながら、男性が女性差別の主犯であるという核心から目を逸らしながら、女性の人権を語る」という、不自然な姿勢を繰り返しているさまを見ると閉口する。
こうした状況の中で、「男性がきらいだ」と公に表明したら殺されかねない、と考えるのは至極真っ当な判断だ。
