人生を豊かにするヒント|小4の自由研究『いろんな絵画の雲調べ』
いよいよ夏休みシーズン本格突入ですが、夏休みの悩みの種と言えば、そう。
自由研究
です。
自由研究と言えば、読書感想文に並ぶ面倒臭い宿題ツートップと言っても過言ではないでしょう。実際私も子供の頃は、研究つったってそもそも何を研究するんだ。探究したいことが一つもない!と頭を悩ませていたものです。
そう、まずテーマ探しでつまづくのです。
しかし、意外と日常のふとした発見からテーマというのは見つかります。例えば、昨年のうちの長女(当時小四)の自由研究は、漢字の活用と文章作成の練習代わりにつけている日記の冒頭から始まりました。
7月18日(金)
今朝外を見てみたら、雨雲のような雲がそうのようにならんでいてぼやけ方が、日本画の雲のような感じですごく不思ぎに思った。
むむっ?
「雨雲が、日本画の雲に似ている?」
思わず日記を二度見しました。
長女は、理科と絵画鑑賞が好きです。ビオトープで虫やカナヘビを追いかける一方、興味のある展覧会が始まれば博物館に連れてってくれと言います。そんな長女が、登校中に学校の空にかかってる雲を見て、日本画の雲に似てるなと思った。
これは、面白い。
そこから、この年の自由研究のテーマが、
『いろんな絵画の雲調べ』
絵の中に描かれている雲の名前を調べてみた。
・雲の種類っていくつあるの?
・形によって名前や特徴は違うの?
に決まりました。
《研究の手順》
1、画集から雲が描かれている絵を探す
2、描かれている雲と同じ雲の画像をネットで探す
3、その雲が何という名前でどんな雲なのか調べる
以下、彼女の自由研究のまとめを貼っていきます。











ちなみに、今回の研究のキッカケになった伊藤若冲の『樹花鳥獣図屏風』はこちらです。

何と、空だと思っていたのは、水面だったというオチがついてしまいました。加えて、絵に描かれた雲を調べれば、その絵が描かれた季節もわかるという、思いがけず、複数の学びや発見につながったのです。
理科と、絵画鑑賞、全くジャンルが違うけど、広い興味と学びが人生を豊かにするということを、小四で体現してるのが素敵だなと感心しました。親バカですみません。
バラエティ番組では、大人顔負けの知識を身につけた子供たちがよく紹介されます。彼らは一つのテーマ(層)を超深掘りしています。それこそテレビで取り上げられるほどの深掘りです。自由研究で求められているのも、これに近いものを感じます。それはそれで素晴らしいことです。
以前この自由研究の話をSNSにUPしたところ、その某番組から問い合わせが来ましたが、説明しているうちにこの番組の趣旨に長女は当てはまっていないと感じました。博士ちゃんたちが一つの層(レイヤー)を縦に深く掘っていくタイプだとすれば、長女は異なる層同士を横からトンネルのようにつないでいくタイプの視点と言えます。
テレビ的なわかりやすさとは違う立ち位置にいるのです。

私は普段、イラストを描きながら、映画、歴史、政治、広告など、一見すると関係のない分野を行き来しながら文章を書いています。だからこそ、この自由研究を見たとき、知識を横から見る楽しさを、逆に長女から教えられた気がしました。
世界の全ては思っている以上にリンクしています。広い興味と学びが、彼女の人生を、きっと豊かにしてくれるはずです。

それでは、読んでいただきありがとうございました。
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追記:
上野なら美術館と博物館両方揃っているので、『絵画と雲の展覧会』などを連帯してやっていただけると非常に見応えのあるコラボ企画になると思うのですが、いかがでしょうか関係者の皆様。
ちなみに、長女が雲の特定の参考にした本がこちらです。

【LINEスタンプ】
長女が小二の時、コロナ禍の春休みに作ったLINEスタンプです。コレがなかなか使い勝手が良いです。売り上げは彼女の本代になります。
【関連オススメ記事】
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おかげさまで、重版決定です!
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