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絵を売りたいなら、まず箱を買え!

絵を売ることになった

来月(2026年9月)、とある場所で作品を展示販売しないかというお話をいただいた。これまで仕事として絵を描くことは山ほどやってきたけれど、実は、「自分の原画を値段をつけて売る」という経験は、片手で数えるほどしかない。

何故か。


過去の売れなかった絵が箪笥の肥やしと化しているからだ。LINEスタンプや、noteの記事とは違い、キャンバスやパネルに描いた絵は在庫となり、物理的にスペースをとる。しかも、捨てるに捨てられない。コレがつらい。

なので、これまでお誘いがあっても、よっぽど時間があるか、気が乗らなければ、個展やグループ展の類はお断りし、実体のある作品を売るのではなく、クライアントワークや、LINEスタンプやSUZURIなど、データさえあれば商品展開できることにだけ注力していた。これはこれで間違ってはいないと思う。だが、ある意味では「逃げ」でもある。

フリーランス家業は、RPGのようなもので、小さなクエストを攻略していく過程で経験値が溜まり、道具や知恵を獲得し、レベルが上がっていく。

しかし、「逃げ」を繰り返している分野では、いつまで経ってもレベル1のままだ。

鍋の蓋程度の装備しかない状態である。だが、幸い手元には人に見せられる絵がいくつかある。ここに、新たに描き下ろす何点かで、とりあえずの体裁は整うのではないかと、目論んでいたところに、運営側から一本のメールが届いた。

「作品が即売となった場合にも対応できるよう、
 搬入時に作品に適した箱をご準備ください」

…箱?


絵の展示販売と言えば、開催期間中に売れたものに小さな丸いシールなどが貼られているイメージだが、今回の開催場所は、海外のお客様も多く、後日発送ではなく、その場でご購入・お持ち帰りいただく場合もあるので、即売となった場合にも対応できるよう、搬入時に作品に適した箱をご準備くださいとのこと。

…箱?


今まで、箱など買ったことがない。どちらかと言えば、箱はもっぱら捨てるものだった。中身ではなく、入れ物だけを探したことがない。

「絵を売る」というと、

  • 何を描くか

  • いくらで売るか

  • どんな額に入れるか

くらいしか考えていなかった。ところが買った人はその絵を持って帰るのだ。当たり前である。

手元には、すでに絵が描かれた 縦330mm × 横330mm ×厚み20mm の木製パネルが3枚ある。

これに合うサイズの箱を探さねばならない。ネットで検索したら、なんかそれっぽいものが出てくるのだが、今まで一度も購入したことがないので、どうにも不安だ。その上、今回は搬入までの時間がかなり短い。声かけのメールから、搬入までの期間が1ヶ月を切っている。

既製品でいけるのか、額縁に合う箱とはどういうものなのか、梱包材はどうするのか……。「商品として絵を売る」とは、絵を描き終わったところがゴールではなかった。

「作品を作る」と「商品を作る」は違う

逆だったのだ。絵を売りたいなら、まず箱を買えばよかったのだ。

先に箱付きの額を買う。その額に合ったサイズの絵を描く。そうすれば、絵が完成した時点で額も箱も揃っている。少なくとも、何のノウハウもない初心者の私の場合は、そのくらい逆算して考えた方がよかったのかもしれない。

しかし、そのような発想自体がないので、何も考えずなんかいい感じの大きさの木製パネルに絵を描いてしまったのだ。

経験値の無さがモロに出ている。箱だけでなく、グッズとしてステッカー3種類をネットで発注したが、それですら間違えまくった。マジで、ノウハウがない。そう考えると、コミケなどの即売会で自分の作品を販売している人たちは本当にすごいなと思う。

価格、安心感、スピードなど諸々考慮した結果、箱も額装も、額屋さんに相談することにした。木製パネルピッタリの箱を作っていただけるとのこと。ただ、お値段はそれなりにする。展示販売に詳しい方なら、見栄えのする額や、箱を、もっと安価かつスピーディに揃えて、尚且つガッツリ利益も出すのであろう。

圧倒的に、経験と勉強が足りない。値札、額、箱、梱包、在庫、納品、売上配分、消費税……。「作品を作る」と「商品を作る」は違うのだ。

そんなわけで、現在とある展示販売に向けて、「自分の絵を売る」準備をしています。プリントではなく、全て肉筆画の一点ものです。場所は、福岡・天神です。在廊もできればと思っています。詳細はもう少ししたらお知らせしますので、そのときはぜひ見に来てください。

それでは、読んでいただきありがとうございました。

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追記:ステッカーがたくさん

とか何とかしてたら、物販に並べようと思って発注してたステッカーが届いた。発注枚数は20部…どんな出来栄えかなぁ…

多くない??

明らかに、倍以上ある。え?発注の数間違えた?と、思ったら、オフセット印刷の場合、商品を製造する際に多めに印刷するため、注文した部数とは別に、合格基準を満たした印刷物を予備として送っているとのこと(無料)。

びびび、ビックリしたぁ〜〜〜。

さて、私はこのバニーたちを捌けるのでしょうか!
乞うご期待!

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