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“幸せ”は充電式かもしれない

数年前から、ふと「あぁ、いま幸せだ」と思う瞬間が時たまある。

末っ子を幼稚園に送るとき、エレベーターの中で、彼は私の手をギュッと握ってくる。彼の手の温かさを感じると、幸せだなぁと思う。

一緒に鉄棒を特訓していた次女が、ついに逆上がりができるようになったよ!と報告してくれた。幸せだなぁと思う。

仏頂面で生意気ばかり言う長女から、夕飯時のトークで爆笑をかっさらった時も幸せだなぁと思う。

妻と同じものを見ていて、同じタイミングに、同じ連想をしていると、幸せだなぁと思う。

仕事を終わらせ、夕食を食べ終わり、ほろ酔いでゴミを出しに行ったら(※福岡市はゴミ回収が深夜に行われます)、星が綺麗だった。絵を描く仕事をいただいて、家族5人暮らしていけている。何て幸せなことなのだと思う。

“幸せ”を感じるタイミングは、人それぞれだし、人生という旅で、みんな自分の幸せを探しているのだと思う。

今のところ私にとっては子供たちと接した時が、一番幸せを感じる瞬間が多い。ただ、もちろん同じくらい。いや、むしろそれ以上にイライラもする。

言いつけを守っていなかったり、風呂上がりにいつまでもスッポンポンで歩き回っているので、大声で怒鳴りつけることもしょっちゅうだ。子育ては暗中模索である。いっそ、義務教育で子育ての仕方まで教えてくれれば良かったのにと、しばしば思う。

ただ、世界情勢や、政治のニュースがあまりにも酷すぎて、心身共にヘロヘロな時。末っ子を抱きしめると、限りなく空に近かったゲージがギューんと回復していく。と、同時に、絶対にこの子を守らなければという意志が湧いてくる。私はそれを、心の中で“幸せの充電”と呼んでいる。

末っ子は、動物園が好きで、休みになると一緒に手を繋いで歩き回る。私は、彼の手からずっと幸せを充電している。

彼はもうすぐ5歳になる。
いつまで、幸せを充電させてくれるだろう。
幸せは、あとから振り返って気づくものだと、よく言われる。運良く気づけた今のうちに、たくさん充電させてもらおうと考えている。

それでは、読んでいただきありがとうございました。

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