ゲーム業界で20年やってきた人間が、なぜ副業で月3万も稼げないのか
自分の名前で仕事を受けて、数万円の副収入を得る。最初は小さくても、それが継続的な依頼になり、気づけば「会社の給料以外」の収入の柱ができている。
実際にこういう形で収益が発生し、会社に人生のハンドルを握られている状態から、自分で自分の生存戦略を描ける状態になっている人は、私の周りにも多く存在する。
ただ、これをすでにやっている人と、20年のキャリアを持ちながら1円も外で稼げていない人の差は、なんだろうか。
普通ならば営業力とか能力とかいう人がいるが、ほとんどの場合主要因はそれらではないことが多いのだが気づいていない人も多い。
「20年の実績」が、外では無価値になる瞬間
ゲーム業界の人間は、総じて優秀だと思う。それは間違いない。複雑な仕様をまとめ上げ、数十人のチームを動かし、理不尽なスケジュールの中でバグを潰し、何億円という売上を作る。
ただ、そんなハードな現場を10年も20年も生き抜いてきた人間が、いざ「自分で稼ごう」「外で少し稼いでみよう」と思った瞬間、驚くほど何も売れないことがある。
例えば、クラウドソーシングのサイトに登録し、プロフィールに「〇〇というタイトルのディレクターをやっていました」「売上ランキング1位を獲得しました」と誇らしげに書く。しかし、待てど暮らせど依頼は来ない。
来たとしても、時給換算で1000円にも満たないような、誰でもできる単純作業のスカウトということもある。実際私も初めてクラウドワークスに登録したときは、オウンドメディアのライターだったが、慣れないこともあって、20時間かけて報酬がわずか390円で受け取りすらしなかった。
「こんなはずじゃない。自分にはもっと価値があるはずだ」
そう思って、また別のサイトに登録する。結果は同じ。
なぜか。
それは、あなたが「業界内でしか通じない言葉」で、「BtoBの論理」のまま、自分を売ろうとしているからだ。
能力が足りないのではない。売り方を間違えているだけ
私はこれまで、多くのクリエイターのキャリア相談に乗ってきたし、自分自身も色々な先輩方にアドバイスをいただいた。その中で痛感するのは、「ゲーム業界で培った能力は、外の業界から見れば喉から手が出るほど欲しいスキル」であるにもかかわらず、その「翻訳」ができていない人があまりにも多いということだ。
今のまま「ゲームディレクター」や「リードプランナー」という肩書きで、業界の常識のまま自分を売り続ける限り、3年後もあなたは「会社から与えられる給料」に依存し続けることになる。
業界のパイが縮小し、人員整理のニュースが飛び交う中で、その状態を放置するのはあまりにも危険だ。
ここから先は、ゲーム業界のキャリアを「外で売れる価値」に変換するための、具体的な3つの構造について書いていく。
これを読むだけで、あなたが明日から「何を」「どこで」「どうやって」売ればいいのかが明確になると思える。
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