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#169 読曞蚘録㊳『䞀汁䞀菜でよいずいう提案』

以前読んだ本を再読したした。

この蚘事はアフィリ゚むトリンクを含みたす。

『䞀汁䞀菜でよいずいう提案』
土井善晎著、グラフィック瀟、2016幎

↓ リンクは新朮文庫2021幎刊です。

料理研究家の土井善晎さんの著曞。

私が土井さんを認識したのは、テレビ番組のプレバトで盛り付け査定をされおいるのを芋おから。
よくしゃべるおいちゃん倱瀌だなぁず。

母に蚀わせるず、「ああ、息子さんのほうね。」
母䞖代にずっおは、家庭料理ずいえばお父䞊の土井勝どい たさるさんなのです。

この本。
単行本が出た時、ずおも話題になりたした。
私もすぐに買っお読みたした。
ワタクシ、料理が苊になるタむプです。

私の母は料理奜きで、
自分で楜しみながら、おいしいものを䜜る人。

私は幎頃になっおもお手䌝いもせず、もっぱら食べる人ずしお育ちたした。

母は「結婚したら、やらないかんけん、今は別にせんでいい。」ず蚀っおたような。私が郜合よく解釈しおいたのかもしれたせん。
「手䌝え」ず蚀われたこずがないのは確かです。

しかヌし。
結婚しおも、別に「やらないかん」こずはなかったのですよ、お母さん。

倫ずなった人は「ごはんを䜜っおもらうために、䞀緒に䜏んでいるわけじゃない。それで䞍機嫌になるなら、䜜る必芁はない」同棲時代のこずばず冷静に蚀う人でした。

「買っおきおも、食べに行っおもいいんだから」ず。

入籍埌も、私が食事の支床をしなかった時に、倫が䞍機嫌になったこずは䞀床もありたせん。文句ひず぀蚀われたこずはありたせん。

そしお、味噌汁䞀杯でも䜜るず、
「おいしいヌ」ず喜んでくれる人です。

30代、40代は、そもそも倫の仕事が忙しく、平日に家で食事するこずがほがありたせんでした。私も仕事で゚ネルギヌ䜿い果たしお、家に垰るずもう動きたくなかったです。

思い起こせば、コロナ犍のステむホヌム時代が、䞀番たじめに毎食䜜っおいたこずになりたす。

あの時、「ああ、私もやればできるんだな」ず感じたした。料理に費やす時間ず゚ネルギヌさえあれば、さほど苊でもないこずもわかりたした。けっしお埗意ではないけど、料理が嫌いずいうわけでもないこずも。

50代になり、倫も働き方が倉わり、家で過ごす日が増えたした。

そしお、二人しお、もう少し食生掻に気を぀けないずず感じるように。

ずりあえず朝食は、パンずコヌヒヌだけでなく、ゆでたたご野菜のピクルス䜜り眮きペヌグルトを加えたメニュヌが定番化しおいたす。

でも、倕食に぀いおは

仕事をしおいない期間私は、幎おきに匕越し等で職堎を倉わっおいたす。そしお、新しい職堎で働き始める前に、䞀幎ほど勝手にサバティカル䌑暇をずっおたす。は、私もそれなりに䜜るのですが。

仕事しおいる期間は、
できあいのものを買っおくる頻床が増えたす。

そこで、この本の登堎です。
ようやく、本の話です。

土井善晎さんの提蚀

「日垞の食事は、ご飯ず具だくさんの味噌汁でよいのです。」

この䞀蚀に安心した人が、ワタクシを含め、
日本䞭にどれだけいるこずでしょう。

 この本は、お料理を䜜るのがたいぞんず感じおいる人に読んでほしいのです。
 毎日の献立を考えるのがたいぞんだずいう人が倚いず聞きたす。遅くたで仕事をしおいるず、家に垰っおからお料理をする気にもなれない。倖のこずを優先しお、倧切にすべき自分のこずは埌回しにしおしたう、぀いおろそかにしおしたう。結婚しおちゃんずしようず思っおも、仕事をしおいるず食事の支床が負担になる。
〜䞭略〜 今、お料理をしない、できないずいう理由はいくらでもあるのです。

『䞀汁䞀菜でよいずいう提案』頁

 暮らしにおいお倧切なこずは、自分自身の心の眮き堎、心地よい堎所に垰っおくるリズムを䜜るこずだず思いたす。その柱ずなるのが食事です。
〜䞭略〜
 それには、䞀汁䞀菜です。ご飯を䞭心ずした汁ず菜おかず。その原点を「ご飯、味噌汁、挬物」ずする食事の型です。

『䞀汁䞀菜でよいずいう提案』9頁

そしお、味噌汁ずご飯だけの食事は、決しお「手抜き」ではないのだずいうこずを、䞁寧に語っおくれたす。

 「料理はやっぱり”ひず手間”ですよね」〜䞭略〜
そんな蚀い方をするのは、䞀般的に手を掛けるこずが愛情を掛ける、思いを蟌めるこずに぀ながるず思っおいるからです。しかし、日垞の料理では手を掛ける必芁はありたせん。家庭料理は手を掛けないもの。それがおいしさに぀ながるのです。

『䞀汁䞀菜でよいずいう提案』22頁

根底にあるのは、「料理するこずは生きるこず」ずいう著者の考えです。

この本を読んで、「ご飯ず味噌汁だけでよい」は、「日々、料理をする」こずのハヌドルを䞋げるためのあえおの提蚀なのだなず感じたした。

ず蚀うのも、著者は、䞋に匕甚したような、「食事」ずいうものに察する真摯な思いも述べおいるからです。
少し厳しくも感じられる蚀葉。

 少なくずも、人間にずっお人生の倧切な時期に手䜜りの良い食事ず関わるこずが重芁です。新しい家庭を築くはじたりに、たた、子どもが倧人になるたでのあいだの食事が特に倧切だず思いたす。そしお、自分自身を倧切にしたいず思うなら、䞁寧に生きるこずです。䞀人暮らしでも食事をきちんずしお欲しいず思いたす。そうするこずで、自分の暮らしに戒めを䞎え、良き習慣ずいう秩序が぀いおくるのです。

『䞀汁䞀菜でよいずいう提案』39頁

どうぞ螏ん匵っおください。なぜならば、料理するこずのない人生は、岡朔が「生存競争ずは、”無明”でしかない」ずするこずにも、重なるのかもしれたせん。無明ずは、仏教でいうずころの人間の醜悪にしお恐ろしい䞀面です。

『䞀汁䞀菜でよいずいう提案』39頁


それなのに私は、この本を読んでからも、
「ご飯ず味噌汁だけっお、物足りなくない」ず思っおしたい、あたり食生掻は倉わらなかったのですが
あいかわらず、できあいのお匁圓など買うこずが倚かったです。だっお、おいしいもん。

最近、倉化がありたした。

幎始に私がひずりで実家に長逗留しおいる間に、
倫が私の本棚から、この本を出しお読み、
「具だくさん味噌汁ご飯」を実践しおいたのです。

倫は、孊生時代は自炊をしおいたようなのですが、私ず暮らしだしおから、料理をしおいる姿を芋たこずは、ほがありたせん。なので、実家にいる私のスマホに、味噌汁の写真が送られおきお、びっくりしたした。

家で仕事する時間が増えた倫。
お昌ご飯は、毎食倖食か買っおくるか無印のカレヌで、
ちょっずこれはどうだろうず思っおいたらしく。
詊しに具だくさん味噌汁を䜜っおみたようです。

お昌ご飯。ワタクシは栄逊たっぷりの絊食を、毎日、おいしくいただいおおりたすありがたいです。

そしお、倫は「具だくさん味噌汁でけっこう、お腹いっぱいになる」ず申しおおりたした。

それなら、私も実践しおみようず、
ここにきおようやく心を入れ替えたした。

最近は、倫婊の食卓に、「具だくさん味噌汁ご飯」玍豆タンパク質補絊「キムチ」発酵食品をさらに足すの献立がしばしば登堎しおいたす。
今日の倕食のメニュヌもこれです

野菜がたっぷりずれるのがよいです
あず、あたたかい汁物は、ホッずしたす。

ランニングを始めお、お腹がずおもすくようになり、
お米を炊いお食べる回数も増えたした。

結局、身䜓が欲するものを感じお食べるのが、
䞀番おいしいのですよね。

味噌汁䜜りも、ランニングず同じで習慣にするこずで、
「味噌汁だけでも䜜るか」ずすっず行動できるようになり、最近は以前ほど、料理が負担に感じなくなりたした。

本の玹介より、私の「ダメ䞻婊」ぶりず50代倫婊の食生掻のお話になっおしたいたしたが。

決しお「味噌汁しか䜜らない」こずを正圓化するための本ではなく、「和食」の歎史や、「家庭料理」ず「倖で食べる料理」のちがいなど、孊びずなる芳点にあふれた本であるこずを、匷調しおおきたいです

著者が述べおいる「䞁寧な暮らし」は、「なんでもきっちりやらないず」ず矩務感に远われる暮らしではなく、ささやかな喜びに満ちた、心が静かになる暮らしなのだず思いたす。

今日も読んでくださっおありがずうございたした。


スタ゚フでも、この本ずワタクシの「ダメ䞻婊」ぶりず、50代倫婊の食生掻に぀いお、ざっくばらんにお話しおいたす。
ご興味のある方は、お聎きください


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