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共働きで妻の方が忙しくなる理由。 どうやって分担していく?

共働きなのに、なぜか妻の方が忙しい。タスクは半分このはずなのに、気づけば自分ばかり手が回らなくなっている。そういう家庭、けっこう多いと思います。

このnoteは、共働きで「分担しているはずなのに、自分だけ余裕がない」と感じている人に向けて書いています。

結論から言いますね。妻が忙しくなる一番の理由は、能力でも気合いでもなくて、妻の方が家庭タスクの解像度が高いからです。そして分担のコツは、子どもの命を守るセーフティネットだけ用意して、あとは実際にやらせることです

順番に説明します。


忙しさの正体は「解像度の高さ」

家庭のタスクって、目に見える作業だけじゃないんです。

「そろそろオムツの買い置きが切れる」「この服はもうサイズアウトしそう」「来週の予防接種の予約をしないと」。

こういう、誰にも頼まれていないのに頭の中で常に走っている管理業務。これが家庭運営の本体だったりします。

で、たいていの家庭では、この解像度が妻の方に偏っているんですね。先に気づいてしまう人が、先に動くしかない。だから、目に見える作業をきれいに半分に分けても、「気づく係」が片方に寄っている限り、忙しさは平等になりません。

解像度が高い人ほど陥る、思考の癖

ここで効いてくるのが、思考の癖です。

解像度が高い人は、こう思いがちです。「自分がやった方が早い」。そして、もう一段こじれると、「自分がやらないと家が回らない。なんなら、自分がいないとみんな死ぬのでは」くらいの思い込みになる。

これ、半分は本当でもあるから厄介なんです。任せると、抜け漏れが先に見える。やり方の粗さが目につく。だから、つい手が出る。結果、また自分のタスクが増える。解像度の高さが、そのまま「手放せなさ」に変換されてしまうわけです。

分担とは「自分の介入を減らす」こと

だから、分担の本質は「家事を半分こする」ことじゃないです。自分の介入を、意図的に減らすことです。

具体的には、相手に渡したタスクの細かいやり方に、口を出さない。手順が違っても、結果が多少粗くても、命にかかわらないなら、ガン無視する。

その代わり、命を守るセーフティネットだけは先に用意しておく。誤飲しそうなものは届かない場所に、転落しそうな段差は塞ぐ、お風呂の溺れだけは絶対に潰す。最低ラインだけ自分が引いておいて、あとは実際にやらせる。

そうすると、相手も自分で解像度を上げていきます。やらせないと、その人の中に解像度は育たない。逆に言うと、こちらが先回りして全部やっている限り、相手は一生「気づかない係」のままなんですよね。

おすすめは、月齢が低いうちから

このやり方、いちばんおすすめなのは、子どもの月齢が低いうちから始めることです。

身も蓋もない言い方をすると、小さいうちは、失敗のコストが安い。極論、命にかかわること以外は、子ども本人の記憶にもほとんど残りません。3歳より下なら、なおさらです。

だから、相手が「気づく係」として育つための練習は、いちばんリスクの低い時期にやっておく。子が大きくなって、失敗の重みが増してから渡すより、ずっとラクです。

共働きの忙しさが妻に偏るのは、能力の差でも、愛情の差でもなくて、解像度の偏りと、それを手放せない思考の癖の合わせ技です。

だったら、やることはシンプルです。命のラインだけ引いて、あとは渡す。先に気づいてしまう自分の手を、あえて止める。

分担は、作業を割り算することじゃなくて、解像度を相手にも育ててもらうこと。そう捉え直すと、だいぶ景色が変わります。


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