親子の絆を眺める夏の昼下がり
ここ数年は窓拭きのときくらいしかベランダに出ないからなのか、ベランダや窓の近くの電線に、鳥が寄ってくるようになった。
現在ほぼ引きこもり中なので、せめて太陽の光くらいは浴びようとカーテンを開ける習慣がある自分だが、そうやって窓の外を見たときにちょうどよく鳥がいると和むので非常によろしい。
(なおガラス越しだと日光浴の効果は激減するそうな)
そんなある日、なんだかあまり見かけない小さな鳥が電線に掴まっているのが見えた。

その日はそこそこ風も吹いていたので、ときおり飛ばされそうになってバランスを崩したりもしている小鳥。
しかしなぜか頑なに電線から離れようとしない。
一体どうしたんだろうこの子は……?
すると小鳥が突然、バタバタ&騒がしく鳴き始めた!?


なんと親鳥が餌を配達完了!?
というかこれツバメだわ!!
(いやツバメってもっとシュッとした感じのイメージがあったので、全然気付かなかったな…)

しかしなんでこの子は電線という不安定なうえに開けた場所で餌待ちをしているんだろう……?
自分はツバメに対して『巣の中で何羽もの幼鳥がピーピー騒いでるイメージ』しかなかったのだが、そういうわけでもないのだろうか。
気になったので検索してみたところ、なんとツバメは巣立ちの後もしばらくは親から餌を貰うとのこと。
自分のよく知る『ただ巣の中に届けてもらうだけ』の初期段階から、『実際に広い空間で捕獲する様子を実演してみせる』という段階を経て、ようやく幼鳥は本当の一人前に成長するというわけなのだ。
……いや、言われてみればそりゃそうか。
巣から出て飛べるようになったところで、餌の効率的な捕り方なんて教わっていない状態なのだ。
動かない葉っぱを食べればOKとかいう生物ではない以上、生存率を上げるには教育パートはどう考えても大事である。

そしてそのツバメは次の日も同じように部屋から見える電線に留まっていた。
こんな灼熱の日差しを浴びまくる場所ではなく、日陰のもっと良い待機場所を選んだほうがいいんじゃないかと個人的には思うが、親の頑張りをしっかり見られる場所はここなのだろう。
空を見ると、先程から親鳥が必死に飛び回って餌を確保し続けている。
そして餌を捕らえた親を幼鳥が視認すると、『バタバタ&鳴く』という動作を確定で行う。
なのでその鳴き声がすると「おっ、そろそろ親鳥が来るぞ」と自分にもわかるので、なんだか楽しい。




しかしこうして眺めていると、本当に親鳥はよく頑張っている。
この35℃の中をひたすらに飛び回り、子どものために何度も餌を獲っているのだ。
幼鳥はこの親の姿を見て学び、将来できるであろう自分の子どもに対して同じように接するのだろう。
あぁ、素晴らしき親子の絆……!!
……いやしかしなんというか、今ちょうど『タコピーの原罪』の最終回を観た直後だからか、色々と思うところがあってしょうがない。
知らない人のために説明すると、あの作品はまともな親が全然出てこないのである。
そんなものを見たあとにこんな純粋な親子関係(鳥)を見ちゃうと、なんかこう……ねぇ?
そんなわけで、窓から見えたツバメの親子の姿に感動したのだった。
なんでもこの教育期間は1〜2週間で終わるらしいので、これが見れるのもほんの僅かな期間だそうだ。

しかしよく見かけるツバメの生態すら自分はまともに把握してなかったとは。(鳥なんて巣立ったらもう一人前だと思っていた)
こりゃまだまだ足りない知識は相当ありそうだ。
これからも興味が向いたときにはすかさず学んでいかねば。
(そしてどうせどんどん忘れるので、noteに残していこう…!)
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