【観劇記録】『マリア・テレジア ザ・ミュージカル』@ウィーン(2025.11.22ソワレ)
こんにちは!
海外旅行記、まだ行きの飛行機までしか書けてないのですが
(海外要素、空港だけですやん!笑)
記憶がほくほくなうちに、こちらを書かせてください!
『Maria Theresia - Das Musical』世界初演、観てきました~!
(公式で予告編が出たので、映像を差し替えました!みんな観て!!!12/10)
ウィーンに行ったら絶対観たいと思い、海外サイトにアセアセしながらチケットを取ったあの日、まだ夏でした…。
最新のVBW公演『MARIA THERESIA – THE MUSICAL』をロナチャー・シアターで体験してください。
この壮大な作品は、18世紀の最も影響力のある君主の一人の魅力的な物語と遺産を語り、権力、情熱、そして歴史的変化を鮮やかに描き出しています。
(中略)
陰謀、戦争、権力闘争:ハプスブルク君主制の最初の女性皇后
男性が支配する世界で、影に隠れたくない若い女性が現れます。幼少期から政治に情熱を持ち、多くの面で時代を先取りしたマリア・テレジアは、家父長制の皇室に逆らい、驚異的な強さと偉大なビジョンを育みます。彼女はあらゆる困難に立ち向かい、最終的に州の頂点に立った最初の女性となります。揺るぎない勇気で、彼女は激動の時代を国を導きます。
皇后、戦略家、母
16人の子どもの母親であるマリア・テレジアは、家族の世話と政治的手腕、戦略的ビジョンを融合させています。彼女は時代の試練に屈しない勇気で立ち向かい、プロイセンのフリードリヒ大王に立ち向かい、宮廷の陰謀に立ち向かいました。ヨーロッパが戦争に揺れ動く中、彼女は行政と軍を近代化し、教育と社会政策を革新し、危機の時でも揺るぎない姿勢を保ちました。真の先駆者であり先見の明を持つ精神でした。
(公式サイトを日本語翻訳)
最ッ高~に!楽しかった~!!!
全編ドイツ語のミュージカル。
ワタシ、ドイツ語、ワカリマセン。
が、歴史の予習+英語字幕(舞台の両サイドに表示)で話はざっくり理解できました!し、
なにより、これが本場か!と五体投地したくなるほどの『ミュージカル・エンターテイメント』をバシャバシャ浴びて、劇場で至高の3時間を過ごすことができました。
アレをオリジナルで創れるウィーン、俺は流石としか言えねえよ…
ローナッハー劇場のご様子
せっかくなので、劇場の様子もレポ。

ヨーロッパ名物・路駐もたくさん。

チケットなくても、ロビーまで入れちゃうんです。

母娘で取り合いっこしましたし、撮影される方たくさんいらっしゃいました。
ドレスアップされてるお客さん達も、みんな素敵…✨



ハンガーが映り込んでいますが、隣がクロークなんです!
みんなコートや荷物を預けてたので、私も預けました(笑)
日本ではない文化にソワソワ(笑)
チケットをもぎってもらい、座席フロアへ…。
2階のお席です!

劇場が素敵すぎてシンプルテンション上がるーーー!!!
キャパは1000席くらいらしく小さめの劇場です。

壁画もずっと見られていられるほど芸術的…。
この日は夜に雪も散らつく寒さでしたが…皆さんコートの下はノースリーブのドレスなど(!)ファッションから演劇を楽しむ!特別な時間にする!という心持ちを感じられて素敵でした🎶
ローナッハー劇場は1階席はフラットでしたので、日本人は2階で見るのが最適解👌
オーストリア人、みんなデカいからね…
(着席なら問題なしでしたが、スタオベになった瞬間、前の人デカすぎてマジで何も見えなくなった。段差あり且つ私も立ってるのに…)
※歴史ものなのでネタバレも何もないですが、ここから舞台についてガッツリ書いていきます。気になる人はここでストップ!
舞台機構はシンプルながら…
劇場内もバシャバシャ写真を撮り、いよいよ開演…!
舞台の様子は、冒頭に貼ったyoutube動画でイメージが掴めるかと思います✨
意外にも舞台セットはシンプル。
可動式のジャングルジム(?)や階段など、「アッ!これ見たことある!ハリポタ舞台とかで」となりました。
だからこそ、多種多様な照明・プロジェクションマッピングのような最新鋭の映像・そして演者の身体能力の高さ(ジャングルジムで身体を横向きの状態でぐるんぐるんに回していた…どうなっとんの?)が存分に映える映える!!!
♪マリーアテレージアー♪と頭に残るメロディーを舞台上の登場人物達が口々に歌い上げ、マリア・テレジアの登場です。
衣装にもビックリ!
マリア・テレジアの最初のお衣装は、フリフリのミニスカートにスニーカー!
鬘はもりもりの18世紀のお姫様スタイル。
あ、新し〜〜〜!!!
それでもって母エリーザベトや教育係のマダム・フックスはパンツスタイルなんです。かっこよ!
若い頃から政治的手腕を振るうようになるまで、マリア・テレジアのファッションのテイストが変わっていくのも、楽しいポイントでした🥰
フリードリヒ2世が魅力的すぎる大誤算
1幕は快活な少女マリア・テレジアが、私はいつか自由に生きたい!と両親へ反発したり、フランツ・シュテファンと出会って恋に落ちたり…と若さ溢れる場面が続くのですが、父カール6世はその裏で彼女の縁談を進めていました。
そのお相手は、隣国プロイセンのフリードリヒ2世。
フランツLOVE状態のマリア・テレジアはこれを断固拒否。
父もバーテンシュタイン首相も「まあ、フランツなら外交のコマに使えるからええか」とあっさり破談に。
失意のフリードリヒ2世…彼はマリアテレジアに恋していた訳ではありませんが(多分)「選ばれなかった」激しい劣等感、失意、憎しみを抱くソロを歌い上げま………って?
フリードリヒ顔良すぎ歌うますぎくない?エッ好きだが?!?!
ここで0:46〜のフリードリヒ2世の失意ソングを見てみましょう。
フリードリヒ2世、基本的に黒ずくめの男なのですが、この時は白ブラウス1枚で肌がはだけ、感情も剥き出しで恨み憎しみをぶつけております。優か劣かでいったら最高
それによく見て…ネイルも黒なんですが?!(謎のフェチ発揮)
顔の良い男がめんどくさい感情振り回して狂っていくミュージカルにハズレはありません。これテストに出ます。
演じているモーリッツ・マウザーさん(読み方違ったらすみません)もこの場面好きなんだってよ。ありがたいね。
歴史と同じく、このあと幾度となくマリア・テレジア(オーストリア)にちょっかい出してくるフリードリヒ2世(プロイセン)、マジで闇抱えすぎて大好きでした。
日本の舞台オタクは絶対推しにフリードリヒ2世やってほしいと思うと思ふ
で、色々あってマリアテレジアが無事フランツと結婚したり妊娠出産したりするのですが、なんとここでマリアテレジア父、死す!
この時点で男性後継者のいないオーストリア!
父は女性でも家督を継げるように『国事詔書』を出していたりはしていましたが、マリアテレジア、家督継ぐには明らかに準備不足!
待ったましたとばかりに国事詔書ガン無視で戦争をしかけてくるフリードリヒ2世!
(アッヒャッヒャッとイキイキしてるフリードリヒが可愛いです)(推し)
どうするマリアテレジア!デュエルスタンバイ!!
1幕終了!あっという間〜!
幕間~パンフレット、買ってみた。
1幕終わり、客席からヒューッッ!!!歓声が沸き、休憩スタートです。海外感じた。笑
楽曲も大ナンバーからラップバトルまであってめちゃくちゃ楽しかった!
(サラッと書きましたが歌いこなせてる演者さん達マジで凄すぎる)
興奮冷めやらず!!そんなわけで

確か11.5ユーロ(今のレートで2000円くらい)
物価高&円安の中、パンフは日本と同じくらいか安い。
分厚くてカラーで写真いっぱいなのに。
パンフのボリュームが想像以上で嬉しかったですし、なんと日本版『モーツァルト!』の京本大我ヴォルフのお写真が掲載されていました…!!
嬉しすぎて実質タダ!!!!!
他のお客さんはロビーでお酒飲んだり、思い思いに楽しんでました🥂
心なしか周りの席の人達も優しくて「わざわざアジアから見にきたのかしら?」の微笑みをくれてありがたかったです。
マリア・テレジアから受け取ったメッセージ
2幕からはオーストリア継承戦争に身を投じ、皇后としても政治家としても母としてもムキムキに強くなっていくマリア・テレジアが描かれます。
かつては啓蒙思想に憧れた少女が、父のような旧態依然的な政治を行い、孤立していく様子も。
夫フランツは女遊びに狂い(この場面のアンサンブルさんのダンスがえっちすぎました。子どもは見ちゃアカンやつや!)、長男ヨーゼフは宿敵フリードリヒに傾倒、なんと内通してしまうのです。
娘達も政治の駒として結婚を強制する母に反発。
フリードリヒが「マリアテレジアは結婚で政治を進めてるぜ!子ども達はコマだ!ルーレットだ!」とクルクル回るルーレットみたいなセットの上でアヒャアヒャ歌ってて最高でした(全肯定オタク)
夫や長男の裏切りに気付き、失意のどん底に落ちるマリアテレジア、フリードリヒがここぞとばかりに攻めてきます。
マリアテレジアVSフリードリヒの対決ナンバーが多いのですが、男と女が対等にバチバチやってんの良すぎました。
が、ここで終わる女ではございません!
母エリーザベトとマダム・フックスとツヨツヨ女三銃士で反撃の狼煙をあげ(パワーソングを歌い上げ)フランツも戻りヨーゼフは反省し、形勢逆転!
側近のガブリエルにも去られ、またもや孤立してしまうフリードリヒ…。(かわいそう🥺)
この後もアッと驚く展開がポンポン続き、まさに目の離せない展開、どうなるオーストリアVSプロイセン頂上決戦!(?)となりますが、史実通りオーストリアがシュレージエン地方をプロイセンに割譲し戦争は終結。
1:1でフリードリヒとの会談に臨むマリアテレジアには、過去の過ちも含めた彼女自身の成長、国の未来を思う気持ちがエネルギーとなって表出しており…!
あてられたフリードリヒの「さようなら。カイザリン・マリア・テレジア」という台詞にもグッときました…!!
いや〜歴史が面白いのか、ミュージカルが面白いのか…どっちもか!!!
とにかく最高でした。
メインキャストはもちろん、アンサンブルさんの衣装(特にカラーサングラスのやつ!好き!斬新すぎ!)・ダンス・歌もパワフルで舞台に厚みを増していました。
マリアテレジアが最後まで強かったのは、彼女は1人ではなかったからだと思います。
衝突こそあれど、信頼できる家族や仲間に囲まれ…皆と協力したから強くなれたのかな、と思いました。
孤独なフリードリヒも魅力的ですけれど…(推し)
気が早いですが、日本でも上演してくれ下さい〜!!
日本語で聴けたらより深く理解できると思うので…
マリアテレジアは礼真琴さんカナ?!(気が早い)
初めて外国で観る外国語のミュージカル、幸せな思い出になりました🎶
ここまで読んでくださり、ありがとうございましたー!
【おまけ】予習で大変お世話になった媒体たち
予習にこちら↓のブログ・本を活用しました!
これから観に行かれる方がいたら、おススメです♪
マリア・テレジアミュージカルの展開を解説してくださっています!
ネタバレOK派の方はぜひ!↓
マリア・テレジア政権の以前~以後まで知りたい方はこちら。
歴史の流れがわかるとミュージカルの展開の重み、より理解できます!
