政治講座ⅴ3023「南鳥島のレアアース泥。これで中国共産党にマウントをとられずに済む。そして、有害物質や放射性物質について有意な数値は検出されなかった。つまり環境に優しい物質である。この勝負は日本の勝利」
中国共産党が相手より上であることを示し、優位性を誇示したり威圧的な態度をとったりすることは無くなるであろう。日本に対する外交的威嚇手段としての戦略物資は無いに等しい。通常の陸地で採掘されるレアアース鉱石には放射性物質が含まれることが多いが、南鳥島のレアアース泥から回収された泥からは有害物質や放射性物質について有意な数値は検出されなかった。つまり環境に優しい物質である。
今回はそのような報道記事を紹介する。
皇紀2686年7月29日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
報道記事紹介
南鳥島のレアアース泥、ハイテク不可欠な「中重希土類」が5割超
毎日新聞 によるストーリー

海洋研究開発機構などは24日、今年2月に南鳥島(東京都小笠原村)近海の深海底から採取したレアアース(希土類)を含む泥の分析結果を公表した。
引き揚げた泥の量は約50トンで、ハイテク製品に不可欠で希少価値の高い「中重(ちゅうじゅう)希土類」が、レアアース総量のうち約54%を占めていた。
一方で産業化に向けた重要な指標となる泥に含まれるレアアースの濃度は、短期間の採取で不十分なデータだとして、公開しなかった。
半導体、LED、磁気メモリー材料に
内閣府が主導するプロジェクトチームが、海洋機構の地球深部探査船「ちきゅう」で泥を採取した。
成分分析の結果、中重希土類は、半導体製造装置や発光ダイオード(LED)の材料となる「イットリウム」29・9%▽磁気メモリーなどの材料となる「ガドリニウム」4・9%▽電気自動車や風力発電のモーター用磁石などに使われる「ジスプロシウム」4・6%――が含まれていた。
米地質調査所(USGS)によると、レアアースの世界生産量に占める中国のシェアは約7割だが、中重希土類に限ると100%近い。ジスプロシウムなどは中国の輸出規制の対象にもなり、価格が高騰している。
レアアースは17種の元素で、原子番号の大きな中重希土類と、小さな「軽希土類」に分類される。
今回の分析結果によると、レアアースのうち軽希土類は46・1%。電気自動車のモーター用磁石などに使う「ネオジム」が18・4%、合金の材料となる「プラセオジム」が4・1%だった。
南鳥島沖の泥は過去の調査でも、レアアースのうち半分程度が中重希土類だと分かっていた。チームは従来の結果と整合的だとしている。
過去調査で高濃度の堆積物も
濃度は非公開だったが、2013年には、東京大と海洋機構が南鳥島沖の深海底を掘削調査し、最高6500㏙(0・65%)を超える高濃度のレアアースを含む堆積(たいせき)物を発見している。今回は当時とは異なる別の地点を採鉱した。
チームは27年2月から同じ海域で、約1カ月間の本格的な採鉱試験を行う。
1日350トンの泥の引き揚げを目標とし、南鳥島で脱水処理をした後、本土に輸送し、分離から精錬までを試験的に実施する。
掘削船の運営に必要な約150人の人員交代の運営も検証する。南鳥島に臨時の離着陸場を設け、定期的に人員を交代させる。
これらの試験をもとに、28年3月までに国産レアアースの産業化に向けた採算性を評価する。【木許はるみ、荒木涼子】
南鳥島沖で「中重レアアース」複数採取 海洋機構分析、産業化に向け来年2月に本格試験へ
2026/7/24 12:32

海洋研究開発機構は24日、地球深部探査船「ちきゅう」が南鳥島(東京都小笠原村)沖の深海底で実施したレアアース(希土類)の採掘試験で、採取した泥から、より貴重な種類でハイテク製品に不可欠な「中重レアアース」を複数検出したと発表した。レアアースの採取量の約54%を占めたという。総量は明らかにしていない。
結果を踏まえ、2027年2月に同じ海域で本格的な採掘試験を実施する。政府は28年3月までにコスト面を含め産業化への検討を行う。
経済産業省などによると、日本が輸入するレアアースの大半は中国由来。中国は外交カードとして輸出規制をしており、安定した供給元の確保が課題となっている。高市早苗首相は6月の会合で開発実証を速やかに進めるよう指示した。
同機構によると、中重レアアースは電気自動車(EV)の駆動モーター用磁石などに使われる。今回最も多かったのはイットリウム。次いでガドリニウム、ジスプロシウムとなった。残り約46%は、ネオジムなどの「軽レアアース」だった。
来年2月からの試験は約1カ月間行い、1日当たり約350トンを目標に泥を採取する。南鳥島に運んで脱水し、本州でレアアースの精製を試みる。本格採掘に向け、飛行機などによる人員輸送の方法も検討する。
探査は内閣府の事業として18年度から開始。今年1~2月に採掘し、水深約5600メートルで約50トンの泥を採取した。
南鳥島沖で試掘のレアアース、中国への依存度高い「中・重希土類」が5割強…将来の国産化と供給源の多角化に期待
読売新聞 によるストーリー
海洋研究開発機構などは24日、今年2月に南鳥島(東京都)沖で試掘して回収に成功したレアアース(希土類)を含む泥の分析結果を公表した。泥に含まれていたレアアースのうち、ハイテク製品に不可欠なイットリウムなど、中国への依存度が高い「中・重希土類」が総重量中の5割強を占めていた。将来の国産化や供給源の多角化に期待がかかる結果で、来年2月に本格的な試掘に着手する。

試掘は、内閣府の大型研究プロジェクト「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の一環で行われた。南鳥島沖の排他的経済水域(EEZ)で同機構の地球深部探査船「ちきゅう」からパイプを延ばし、水深約5600メートルの海底から約50トンの泥を引き揚げた。
泥に含まれていたレアアースの種類を調べた結果、生産地域が中国に集中している中・重希土類が総重量中の約54%を占めていた。
主な内訳は、半導体の製造などに欠かせないイットリウムが29・9%、原子炉を制御する材料などに利用されるガドリニウムが4・9%、電気自動車のモーターなどに使われるジスプロシウムが4・6%だった。
中国以外にも比較的広く分布する軽希土類は総重量の約46%を占め、このうち強力な永久磁石の原料として知られるネオジムは18・4%だった。一方、レアアースの総重量や濃度は「今回は採取量が限られ、公表データとしては不十分」として明らかにしなかった。
同機構などは来年2月の本格的な試掘で、1日350トンの泥を回収する方針だ。採算性などを検証し、2028年3月までに報告書をまとめる。SIPの石井正一・プログラムディレクターは24日に記者会見し、「大規模な採鉱試験に進むべく準備を加速する。国産レアアース実現に向け、経済性を含めた総合評価が可能となる」と語った。
レアアースに詳しい第一ライフ資産運用経済研究所の 嶌峰(しまみね) 義清シニア・フェローの話「中国の輸出規制で一部産業に供給不安が広がる中、安心材料になる成果だ。商業的な採掘には、採算性が課題となる。まずは試掘の規模拡大や精錬施設の建設を進め、生産技術を確立する必要がある」
◆レアアース(希土類)= 先端産業に不可欠な17種類の金属の元素の総称で「産業のビタミン」とも呼ばれる。中国が世界の採掘量の約7割、精錬量の約9割を握り、日本は輸入量の6~7割を中国に依存する。
中重レアアース5割超=南鳥島沖試掘の成分分析―本格的な採鉱試験へ・海洋機構など

海洋研究開発機構などは24日、南鳥島沖(東京都)の試掘で回収したレアアース(希土類)について、約54%がイットリウムなどハイテク製品に欠かせない貴重な「中重レアアース」だったとする分析結果を発表した。海洋機構などは来年2月から本格的な採鉱試験を実施し、「産業的規模でのレアアース生産プロセスを検証する」としている。
中重レアアースは、希土類のうち原子量が比較的重いグループ。電気自動車(EV)の駆動モーター用磁石などハイテク製品に不可欠な金属だが、中国への依存度が高いことから国産化が期待されている。
試掘は1~2月、南鳥島周辺の排他的経済水域(EEZ)で実施。海洋機構の地球深部探査船「ちきゅう」からパイプを約5600メートル延ばし、海底から約50トンの泥を回収した。
泥に含まれていたレアアースを分析したところ、発光ダイオード(LED)や半導体の製造に欠かせないイットリウムが最も多く、29.9%を占めた。原子炉の制御に用いるガドリニウム(4.9%)やEV用モーターに使うジスプロシウム(4.6%)なども含まれ、全体の約54%が極めて希少価値の高い中重レアアースだった。
残りの約46%は軽レアアースで、強力な永久磁石の原料になるネオジムは18.4%だった。レアアース鉱石には放射性物質が含まれることが多いが、回収された泥からは有害物質や放射性物質について有意な数値は検出されなかったという。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?

