犬連れプラハ旅行記〜ビールと石畳と、棚ぼたお祭り〜
にぎやかになった旅
もともとはシンプルな旅の予定だった。
プラハに行ってみたくて、夫の友人も現地に駐在してるし、1回食事できたらいいねくらいの温度感で決めた旅行。それがあとから別の友人夫妻が新婚旅行でヨーロッパに来ることになり、一緒に行こうと話が進み、気づいたら4人と犬1匹の旅に。
結果、懐かしい話がたくさんできて楽しい旅となりました。
ホテルが大当たりだった、という話
カレル橋のすぐそば、ヴルタヴァ川沿いに立つThe Mozart Prague(旧Smetana Hotel)。
モーツァルトやカサノヴァが滞在したことで知られる歴史的なホテルで、部屋は天蓋ベッドで天井が高く、バスタブとシャワーが別、トイレも別。飲み放題のお茶とお水に加え、ビールとコーラが1日1本ずつ無料で、ワインまで置いてある。最高か。
コンシェルジュはひふみん似のおじいちゃんで、英語で教えてくれたのが「ユネスコの規定で建物にエレベーターがつけられない」という事実(私の聞き取った英語なので若干自信ないけど)。確かに館内はずっと階段。でも文句より趣の方が勝つ、このホテル。
朝食はビュッフェで、オムレツなどアラカルトでも頼めた。ワンコにもお水を出してくれて、ホスピタリティも仕事の速さも文句なし。場所もよかったし、今回の旅いちばんの当たりはホテルだったと思ってる。

ウ・フレクー未遂事件
プラハといえばビール。せっかくならウ・フレクーへと思っていた。1499年創業、プラハ最古の醸造所を持つビアホールで、自家製の黒ビールが有名な店。
まずウ・フレクーと思って行ったお店を間違えた。
しかもそこは予約でいっぱいで、別の店を探してるときにウ・フレクーを発見。こっちだったのか!しかしものすごい行列で、1時間は並びそうな雰囲気。
「……別の店にしよか」
たどり着いたのは U Zpěváčků Restaurant という店。ビールも料理もおいしく、カードで払えて店員さんも感じよく、グヤーシュなどハンガリー料理もおいしかったので結果問題はなかった。でも次こそウ・フレクーに行きたい。これは宿題。
ヴルタヴァ川イブニングクルーズ
夕食後、Prague Boatsのイブニングクルーズへ。
ちょうど日が暮れるタイミングで景色がよく、船もきれいだった。夜景はブダペストの方がライトアップが派手だったかもしれないけど、プラハはプラハの良さがある。けっこう寒くて、ワンコが震えてたw
夜のカレル橋を散策しながらホテルへ。
旧市街広場からプラハ城へ
2日目は旧市街広場からスタート。
1410年設置、現役の時計としては世界最古級という天文時計は実際に上って上からの景色を堪能した。上るのはワンコNGだったため、夫はワンコと下で留守番。階段結構きつかったのでもともと弱い膝を痛めかけてた夫はこれで正解だったw 降りてからは毎正時にキリスト十二使徒のからくり人形が動くところも見れました。

黒い聖母の家というキュビズム建築は、本当は中の展示も見たかったけど時間の都合で外から眺めた。下のカフェがおしゃれっぽかった(見ただけ)。ミュージアムショップも素敵だった。
午後はプラハ城へ。
とにかく登る。しかも石畳がパリより石がでかくて隙間も広くて、歩くたびに足にくる。到着した時点でもう膝がプルプル。
聖ヴィート大聖堂は犬連れ入場不可のため、夫と交代で見学。入口から左側3番目の窓にあるミュシャのステンドグラスが目当てだったのに、夫は「たくさんありすぎてどれかわからなかった」とのことだったw ミュシャはパリで活躍したアールヌーヴォーを代表する画家で、実はチェコ人。チェコ独立の際に愛国心からプラハ市内の数々の建物のデザインを引き受けたらしく、プラハにはミュシャの作品があちこちにある。

黄金の小道はもとはプラハ城に仕える召使いたちが住んでいた場所で、のちに錬金術師が住むようになったことから「黄金小路」と呼ばれるようになったそう。フランツ・カフカも住んでいたことで知られている。昔の生活を再現した小さな横丁のような場所で、甲冑がいっぱいあってドラクエ味があった。こちらも交代で見学。
帰りはトラムでホテルの前まで戻ってこれてとても便利だった。膝のプルプルは翌日まで続いた。
Kampa Parkのテラスから、棚ぼた特等席
2日目の夜は、チェコ駐在の夫の友人が予約してくれていたKampa Parkへその友人と合流しディナー。カレル橋のたもと、川を望むテラスがある高級フレンチで、ハリウッドスターも訪れたことがあるらしい店。
フォアグラの前菜、ヒラメに泡仕立てのクリームとキノコとベーコン風味のソース、どれもおいしかった。
そしてちょうどその夜、川でNAVALIS(ナヴァリス)というお祭りが行われていた。
聖ヨハネ・ネポムツキーを称えるバロック様式の水の祭典で、毎年5月15日の聖人の祝日前夜に開催される。ヨハネ・ネポムツキーはカレル橋から川に投げ込まれて殺されたという伝説を持つ聖人で、水辺で生きる人々の守護聖人として知られているらしい。バロック時代にはプラハ最大の祝祭の一つで、2009年に復活した祭りだそう。
テラスから見えたのは仮装した行列、川を行くヴェネツィアのゴンドラ、カレル橋のアーチをくぐる火花を引くスカイダイバー、川上で炎を上げながら演奏されるバロックコンサート。
完全に棚ぼた特等席だった。友人も知らずに予約してくれたらしいけどwこれが見れたんだから、運がよかった。

世界一美しい図書館、と夫の外飲み
最終日に訪れたストラホフ修道院。
1143年創設のプレモンストレ修道会の修道院で、「世界で最も美しい図書館」と称されているだけある場所だった。20万冊以上の蔵書に写本3000冊、「神学の間」と「哲学の間」という2つの広間が渡り廊下でつながっている。
どちらも部屋の中には入れないけれど入口から覗くだけで十分すごくて、写真もばっちり撮れた。もうちょっと予習して行けばよかったとは思ったけど、知らなくても圧倒されるくらいの場所だった。


夫は私が見学中、お土産屋さんでビールを買って外で飲んでいた。まあよし。
最終日のカフェ・サヴォイ
最終日のランチに寄ったCafé Savoy。
1893年創業、ヴルタヴァ川沿いに位置するプラハを代表するグランカフェで、高さ7メートルのネオルネッサンス様式の天井を持つアールヌーヴォーの内装が特徴とのこと。
ブダペストのCafé Gerbeaudを思い浮かべながら行ったけど、あそこよりはずっとカジュアルで入りやすい雰囲気。でも天井を見上げた瞬間に「あ、ちゃんとした店だ」ってわかるやつ。共産主義政権下では秘密警察の事務所として使われ、天井が漆喰で塗り固められていた時代もあったというから数奇な歴史がある。現在はチェコ第一共和国時代のカフェ文化を受け継いでいる。

エッグベネディクトとケーキを食べました。おいしかった。プラハにもちゃんとカフェ文化があるんだなと感じた締めくくりになった。
結論:プラハ、また行きたい
町はコンパクトで全体的にきれいで、犬連れでも何の問題もなかった。トラムや地下鉄は小型犬がバッグに入っていれば無料(マズルの携帯は必須)。レストランも観光地もどこも断られず、ホテルのスタッフや空港の店員さんがワンコに話しかけてくれる感じもあって、ドッグフレンドリーな印象。
あとひとつだけ誤算があって、フライトのマイルXPが4しか積算されなかったこと(通常往復10)。今月中に100XP行けばシルバーランクのはずだったのに100に届かなくて…。というわけで当月中に日帰りでもうひと旅行することになりましたw
