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好きこそものの

私には妹がいます。
それぞれに特技が違って、みんな同じ親から生まれたとは思えないほど性格はバラバラです。

そのうちの1人は、お菓子作りがとても好きで。試したレシピを片っ端からノートに書き留めています。

「粉の配合が少し違うだけでまったく違ってくるんだよね〜」

さながら研究者のようです。

やってみて記録。またやってみて記録。

根気があるなぁと感心します。でも妹は、編み物みたいに同じことをくり返す根気はない、というんです。

お菓子作りでも十分同じこと繰り返しとるでしょ!と思うのですが、妹にすると好きなことしてるだけだから苦にならない、と。

かくいう私も単調な繰り返しは大の苦手で、同じこと何回もやりたくない。

よく編み物は単調作業の繰り返しやん!と言われてますが、違うんだよー。

編み物には始まりからゴールという道のりがあるのさ!

「進んでいる」って感覚がちゃんとある。あと単純に好きだから楽しい。

妹と話していても、やっぱり好きに勝るものはないんだなぁとしみじみ思うのです。努力している感覚じゃないから強い。好きだから苦にならない。

聞いたこともない小麦粉の名前をツラツラとあげる妹の話を聞いていると、楽しそうでいいなぁと嬉しくなります。

そして、私が毛糸の話をしているときもきっとこんな感じなんだろうと思うとおかしくなってきます。話が噛み合ってないのになぜか盛り上がってるおばあちゃんたちの会話みたい。

そんなこんなで、妹との趣味談義はとても盛り上がるんだけど、ひとつだけ困ることがあるとすれば。

「これ、かわいくない?」
「お〜!かわいい!!いいねいいね!!買っちゃうしかないんじゃない?」
「やっぱそうだよねー!」ポチり。


「この新しい粉が気になる〜。バターも安売りしてるし…」
「どうせ使うんだからまとめて買っちゃえばいいんじゃない?」
「…買っちゃうか♪」ポチり。


誰も愛する趣味への課金を止める人がいない。それどころか後ろから突き飛ばしあってることです。

反省……などしない!!

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