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BL䜜家やろうぜ3぀のお題小説第4匟

月䞀で぀のお題を入れたBL小説を発衚しおたす。

今回のお題は
「いい倫婊の日」「右ストレヌト」「ポ゚ム」

を含む5000文字小説

今回は嬉しいこずに参加者様が3人も来おくれたした
読み比べおみおください、謎の協調性が生たれおたす。
生きおいるず珟実では蟛い事や理䞍尜な事、党裞になっお駆け出したくなる倜もあるず思いたすが、この物語の䞭にはそんな日垞も人もいたせん。
それが物語のいいずころ。
奜きな䜜品で珟実逃避しおくでさい。
皆さんの小説はこちらから↓


✎次回のお題も䞀緒に発衚したすので、参加されたい方はそちらの蚘事のコメント欄に参加衚明の曞き蟌みをお願いしたす


テヌマは「理想」
い぀も通りのバスケおじさん3人+1人が反省したり、開き盎ったり、䞀線越えたり、タブヌに螏み蟌んだり、暪取りしかけたり、やっぱり䜕もしなかったりしたす。
今回は読み進めるず分かれ道が珟れたす。
理想を「远求する」か「远求しない」かで違う話を読めるようにしたした。

・远求する→男子の倢を詰め蟌んだ、犁断の女䜓化です。BL苊手でも読めるちょっず゚ッチな小説。
・远求しない→BLですが、悟りが拓けたす。登堎人物の哲孊にちょっず唞る、コメディ小説。

お奜きな方だけ読んでもらっおも、䞡方読んでも、どっちも読たなくおもあなた次第。
どちらも冒頭郚分から読むず5000字になるよう収めお、欲匵りさんは2本文楜しめたす。


「アむドル」

俺、宗谷充時そうやみ぀じは童貞だ。

バスケばかりでボヌル以倖には奥手の孊生時代を終え、就職埌は矎少女ゲヌムの沌にはたりオタク道䞭膝栗毛。
コミケに参戊、同人誌を知った。
この界隈では憧れの子ずあんなコトこんなコトやり攟題、党おの䞋心が叶う。
恋愛、恋人、結婚、性経隓、䜕もなくおも党然平気だった。

俺は掚しず心䞭する、䞀生1人で問題ない。

ず、いうのは建前で。

「自分の兄貎が1番理想の女像」で、それを超える出䌚いに恵たれおいないのが拗らせたくった本音である。

兄貎が理想の女。
兄は女じゃないし、そもそも他人でもない。
埓姉効のお姉さんならワンチャンあるが、兄貎なのだ。

もはや「奜きな淡氎魚は鯚くじらです」ず蚀っおいるようなものだ。
鯚は哺乳類で魚類じゃないし、そもそも淡氎でもない。
鮭や鰻なら遡䞊そじょうするからただどうにかなるが、鯚なのだ。
理解はしおいる。
だがこれが、なかなかどうしお、女の子ずいい雰囲気になるず兄貎ず比べおしたう。
目の前の女性の䞀挙手䞀投足、立ち居振る舞い、蚀葉の䞀぀たで兄貎ず比べお優劣を぀けおしたう。
そしお勝おた女子がいない。

しかも兄貎は男だから䜙皋の事がない限り玔朔を貫いおくれる。
それならばず俺も䞀緒に操をたお続けるこずが出来る無限ルヌプが完成する。

党おは俺の䞭だけで起き、女性には倱瀌だが自分が玍埗する事で平和に過ごしおいた。

だが、䜕の因果か兄貎が芪友のリキ男、なんなら倧男ず付き合いはじめ、俺が守った操ず兄貎の玔朔の平和の均衡が厩れた。

怖いくらいの喪倱感、疎倖感、挆黒、混沌、その先に虚無を芋た。

だが事実はわからない。
付き合っお4ヶ月。
2人はBリヌガヌ、シヌズン䞭は䜓を最優先する。
だから兄貎はただ玔朔を守っおいるかもしれない。



このたた読むず「理想を远求」したす。
もし「理想を远求しない」を遞択する人は目次から飛んでください↑




▶「理想を远求する」ちょっず゚ッチです。

登堎人物
・兄貎が理想の女「充時み぀じ
・い぀も安定の兄貎「有時ゆうじ

・え俺の姉貎

ゞャンプのちょっず゚ッチな挫画みたいな小説になった



誕生日を週末に控えた俺は、仕事終わりの氎曜日に兄貎の詊合を芳にに行った。
前祝いに唐揚げずコヌラを買い、テヌブル付きの立ち芋垭に぀くず、ちょうどハヌフタむムのコヌトでチアのパフォヌマンスが始たる。

゚キシビゞョンを芋るず、34ヌ40で兄貎の所属するビリヌバヌズが1ポれッション差で勝っおいる。
コンディション調敎で兄貎はロスタヌ倖䌑堎だし、たずたずの詊合っおずこだろうか。
点数が䜎いずころをみるずかなり拮抗しおいる、盞手のシルバヌリングスはガチガチのディフェンスチヌム、スモヌルラむンナップでスピヌド勝負するビリヌバヌズは歊が悪い。
パフォヌマンスが枈んだコヌトでは「いい倫婊の日特別䌁画倫婊3組のフリヌスロヌチャレンゞ」が始たった。

「いいなぁ」

カップルや家族で芳戊しおいる人達を芋るず、二次元の結婚も恋愛も吝かではない、むしろ憧れる。

ただ、兄貎みたいな矎少女がこの䞖に存圚しないのが悪い。

爪楊枝で唐揚げを刺しお䞀口で食べたら、カリカリの皮から脂がゞュワッずあふれお口の端から顎に぀たった。
玙ナプキンをずっおなかった事に気が぀き、手の甲で拭っおガツガツず咀嚌しながらコヌラをあおる。
隣のカップルがクリスマスゲヌムの芳戊の話をしだし、聞き耳を立おおしたう自分が寂しい。

1人を堪胜するフリをしお唐揚げを掲げおコヌトを背景に写真を撮ったら、䌁画が終わったコヌトで遞手がアップを始めおいた。
チヌムりェアのたたボヌル出しをしおいる兄貎にメッセヌゞも付けずに写真を送信しおみる。
目の前にいる本人に送られた無蚀のメッセヌゞは、ロッカヌの䞭でひっそりず受信され垰宅前に発芋されるだろう。

少し遅れおコヌトに合流したチヌムメむトのリキが兄貎の偎に行き、受け取ったボヌルを腰に抱えお話し出した。
自然な流れで腰に觊り、背䞭から広範囲に劎るように撫でながら楜しそうに話す姿が゚キシビゞョンに倧写しになり、䌚堎が俄かに隒぀く。

隣のカップルの女性が、恋人の肩にもたれた。
「2人は惹かれ合い、コヌトは薔薇に包たれる」
「ちょ、ク゜ダサのポ゚ムでも、お䌌合いよね」

勝利の瞬間を芋届けお、俺はアリヌナを出た。



颚呂䞊がり、兄貎の返信に気づく。

『䜕かあった』

欲しかった蚀葉に胞がギュッずする。
コヌトの2人が浮かんで今床はグリッず痛む。
『今から行っおいい』
『いいよ、おいで』
ルヌムりェアのたた少し迷っお、䞋だけデニムに履き替えビヌサンを匕っ掛け、ガチャガチャず車のキヌを鳎らしおアパヌトを出た。


「いらっしゃい」

出迎えた兄貎は垰ったばかりなのか、チヌムりェアのたた疲れた息を吐いお緩く笑う。
シャワヌを济びお垰っおきたのか髪の分け目が乱れおいお、スッず指を走らせお敎えるず、髪の芯がただしっずりしおシャンプヌのにおいがした。
「慌おたのがバレた」
口元を芆い䞊目遣いではにかむた぀毛を芋䞋ろすず、そんな顔をどこで芚えたんだ、ずたた胞が痛む。

が、パゞャマを甚意しお薄手のスりェットを脱いだバキバキの腹筋を芋お今床は肩を萜ずす。
俺も䜓動かさないずな。

「お颚呂は泊たっおくだろ」
「入った、泊たる」
「よし、このパゞャマ着な」
「いいよ、このたた寝るし」

どうやら俺が泊たるこずを芋越しお自分のものず䞀緒に持っおきおいたらしい。
ふくみ顔で俺にパゞャマを広げお芋せ、話し出す前にもう笑っおしたっおいる。
「ふふふあのね、これ肌觊りがいいんだよ」

サむズ衚蚘が2XL。
兄貎はXL。
それはそもそも誰に買ったんですか

「このサむズなら、み぀もちょうどいいよね」

チリチリする、きな臭い。
嫉劬
嫌な気持ちが胃を抌し䞊げる。

どこたでいっおも理想の人で居座る兄貎が悪いんだ。
いっそこのたた奪っおやろうか

ずかな、ないんだよなぁ。

䞊半身の裞を芋おも兄貎は兄貎で性欲など埮塵も湧かない。
仕草や蚀葉は党お俺の䞋半身を刺激するのに、ビゞュアルはマッチョなアスリヌト。
匷いお蚀うなら、俺よりは小柄でいおくれるのが救い。

「胞筋育ちたしたね・・・」
「分かる俺は胞の䜍眮が䜎いから分かりにくいけど、満にね、隠れ巚乳っお蚀われたんだよ」
「ぞぇ」
「觊っお」
はい、アスリヌトあるある筋肉自慢。
「いえ、結構です」
「遠慮なく」
「いいっお姉ちゃんだったら觊っおもいいけどなぁ」
「それは道埳ずしおどうかな、俺は構わないけど。神様もなんお蚀うかな」
「・・・」
「バレなきゃいいか。䟋えば10月なら神様お留守だね」
「残念、今11月だわ」
バカ蚀っおないで早く着ろよっお蚀いながら、そんなに蚀うなら倧胞筋に觊っおやろうず手を䌞ばす。

「」

皆んな萜ち着いお聞いおくれ。

兄貎が姉貎になっおいる。

倧事だけど緊急事態だから䞀床しか蚀わねぇ、俺はただおっぱいに觊っおない。
ギリギリで止たった。

掌に䜓枩は感じたけど。

「兄貎」

脱いだ䞊半身を露わにしたたた、兄貎は䜕が起きたのか把握しきれずリビングを芋枡しおいた。
190㎝の身長から䞀気に瞮んで160㎝くらいだろうか。
俺の鳩尟あたりに顔があり、芖線の高さの急倉に気を取られお自分の姿に気が぀いおいないようだ。

「床が抜けたのか」
「・・・んな蚳ないだろ」
「家の座高が䌞びたんだな」
「ホヌンテッドマンションか」

珟実的に考えろよず蚀いかけお、目の前の兄貎の姿ず兄貎の発蚀、どっちが珟実的かず考えたら、発蚀に軍配が䞊がる。
驚くよな、だっお驚くほどに。

理想の女性だった。

䞊裞で銖䞀杯に俺を芋䞊げる切れ長の目が、珟状の把握に悩んで揺れおいる。
萜ち着こうず深く吞っお吐いた息に、たわわな乳房が重そうに䞊䞋しお、バキバキのシックスパックの代わりに、少しふくよかな腹の肉が緎習着のゞャヌゞの䞊に矜二重逅みたいに柔らかくのっおいた。
「兄貎、胞・・・」
「胞」
俺の声にやっず芖線を萜ずし、胞を芋お、俺を芋お、胞を芋お。
やっぱり俺を芋る。
「パンプアッ「蚀わせねぇよんな蚳ねぇだろ䜕カップだよ」
「知らない。明日午前䞭オフだから枬っおくる」
「違う、そうじゃない」
腰を折っおパゞャマを矜織らせた。
震える指でボタンを閉じるがXLはさすがにずれ萜ち、咄嗟に肩を掎んだら鍛え䞊げられた䞉角筋の片鱗もなく骚に觊った。
手が震えそうになっお、息を぀いお肩から力を抜く。

「男子バスケから女子バスケになる堎合、トラむアりトから始めないずいけないのかな」
「受け入れるの早い䞊にもう先の事考えおるのすごいな」
なんで俺の方が䞍安なんだよ。
「なんだよこれ珟実」
「倢」
「確認しよう兄貎、俺のこず殎っお」
「分かった。しゃがんでくれ」

ん

それっお顔面いくんですか
ず、思いながら蚀われるがたたにしゃがんだ俺の前に可愛い兄貎の華奢な胎䜓。
「隠れ巚乳」の文字がチラ぀く俺の前で、本気の右手の振りかぶりに匕っ匵られた垃地が䜓に匵り付いた。

「舌を噛む。歯ぁ食いしばれ」

それに䌎っお目の前に柔らかい䞞みず、少し䞋にツンず垃を匕っ匵る・・・生乳よりもこれはこれで・・・

ごっ぀ぁんです。

バチッ

小さな拳が頬に食い蟌む。
力は匱くおも䜓の䜿い方を熟知したアスリヌトの腰の入った䞀撃は、想像以䞊に重い綺麗な右ストレヌト。
しかも圓たる面が小さいから力が凝瞮されお絶劙に痛い。
「・・ッ、倢じゃないかぁ」
「そう郜合よくいかないものだ」

その郜合はどっちがどうなんだ

拳をさすりながら兄貎はすずんず䞋も脱ぎ、前が䜙ったボクサヌパンツを芋぀めおそっず䞭を芗いた。
童貞の俺には刺激が匷すぎる。
目を逞らしおいる間に䞋も履いお「そうだ、倧切なこずを忘れおいた」ず、寝宀に走っおいく。
その裞足の足音たで華奢で、俺はやっぱり今倜は垰ろうかず怖気付いた。

「み぀。早いけど誕生日おめでずう」
「あ、ありがずう」
嬉しいけど、もっず倧切なものあるだろずツッコミながら手を䌞ばすず、同時に恒䟋のネタバレ。
「仕事甚の鞄」
「おぉ、人生で䞀床くらい䞭身にドキドキさせろよ」
䞭にはブランドロゎの巟着に入った鞄がラッピング無しで入っおいお嬉しい反面、絵に描いたようにガクっずする。
「秒でも早く持おる様にプレれント包装をはぶいおある」
「はぁ・・・゚コだし地球も俺も嬉しいよ」
ほらほら早くず鞄を俺に持たせお少し離れおむぎゅっず胞を朰しお腕を組む。

「み぀は惚れ惚れするほどいい男だ」

結局、家族以䞊の恋人や䌎䟶はいない気がする。
それが同性でも異性でも、生たれた時から圓たり前に自分を受け入れおくれお、皋よい鬱陶しさでいおくれる。
こんなに理想の女が目の前に珟れる奇跡を䜓隓しおしたったら、俺はもう䞀生童貞でいるしかなくなった。
少し早い誕生日プレれントずしお今倜だけは理想の女性を独り占めしよう。



「女性の䞋着ちょっず買っおみたかったんだよ」
揃いのパゞャマで寝宀に入り突拍子もない発蚀に呆れながら先にベットに座ったら、立っおる兄貎ずちょうど目線が合った。
「結局、奜奇心が勝぀のかよ」
「いや、どちらかずいうず、負けおるかな」
手を埌ろで組んで少し内股で䜓を揺する、䜓のラむンが露わになっお、俺の芖線が圷埚うず、コラず蚀うように小さな足がきゅっず俺の爪先を螏んだ。

「俺がリキずいる本圓の理由、み぀に教えおあげる」

俺の足の間に小さな柔らかい䜓を割り入れお、するっず现い指先が䜓をなぞっお錠蹊郚に止たる。

「俺の理想のひず、み぀なの。でもそんなの蚱されないだろだから近い人を遞んだ」
「からかうなっお、今の兄貎の姿だずシャレになんない」
「からかっおない」

するりずパゞャマの䞋を脱ぎ、倧きめの䞊着の裟を残しお䞋半身を隠しおボクサヌパンツを脱いだ。
小さい頃から䜕床も芋おいるただの男物の䞋着が恐ろしいくらいにふしだらに芋えお、唟を飲む。
顔を寄せ、ゆっくり動く唇が俺を郜合良く嗜めおいく。

「觊っおお姉ちゃんだったらいいんだよね」

俺の手をずり、癜く柔らかい倪ももに指を食い蟌たせながら裟の䞭に誘う。
じっずりするのは俺の手汗か、それずも・・・

「本圓は少し怖い、でも」

目が芚めお䜕もかも戻っおたら事実は無くなり、甘く蕩けお真実は2人だけのものになる。
舌にのせお、唟液に混ぜお飲み䞋し、癜々ず生きおも眪はない。
負けおしたっおも、誰も知らないのだ。

「み぀になら党郚あげおも


「いいよ」・・・っお蚀っおくれる女䜓化゚ロ同人どこかにありたせんかぁああ」
1人ぶ぀ぶ぀ず劄想を呟いおいた充時の突然の雄叫びに、隣の郚屋の䜏人がドンっず壁を叩いた。
偎で寝そべっおゲヌムをしおいたリキは぀いにコントロヌラヌを投げる。

「あっおたたるか」

远求線・終わり



▶「理想を远求しない」コメディです

登堎人物
・兄貎が理想の女「充時《み぀じ」
・充時の兄貎・有時ゆうじの恋人「リキ」

・かぶっおいた猫をおろした兄「有時ゆうじ」
・通りすがりの元カレ「巎」

人身事故倚発小説です




「なぁリキ、兄貎ず゚ッチした」
䜕気ない䌚話に混ぜたこの䞀蚀は、創䜜のネタ探しも兌ねた生存確認だ。

「ちょ、ほ、報告の矩務ずかないだろ䜕でもいいじゃん」
第䞀声が裏返った、怪しい。
ここからは誘導尋問に切り替える。

「あの人結構我慢するから気を遣っおやっおくれよ」
「う〜ん。コンディションもあるけど、ケツに異物感残っお感芚おかしくなるんだよ、焊ったわぁ」
リキは自分の肘の䞋で朰れおいたビヌズクッションを持぀ず、気を玛らわせるようにポンっず芋慣れたフォヌムで匟き䞊げた。

それを芋ながら俺の心は春の光に包たれる。

リキの話ぶりだず兄貎はただ玔朔を守っおいるずいう事が垣間芋えた。
このゎツい2m超えの男を抱く兄貎の勇気に感服するよりも、安堵の息が挏れすぎお肺が䞀回りしがんだ。

俺の兄貎はただ玔朔だ。
二぀の意味で玔なケツだ。

クッションをキャッチしたリキは、埐に真ん䞭をギュッず摘んで尻の様な割れ目を䜜り、ズボッず指を入れる。
「フォヌムはい぀も通りだけど埮劙に匟道が巊に逞れおさ、リングからこがれんの」
そしお指でグリッず巊をかいた。

童貞にはその仕草が生々しすぎお、自分から聞いたくせに無責任に、ぞぇっず癜々しい声だけ発しお芖線を逞らす。
タむミング良くスマホが光り、自然な流れで手に取る。
母さんからのLINEだ。
今日は11月22日、結婚蚘念日だから旅行にいっおんだっけ。

「無意識がケツの異物感に取られんの、なぜか巊」
「はは巊寄りなんじゃね」
「そうか、俺が巊寄りだからか」
適圓を蚀いながら俺は片手でLINEを開いた。簡単なメッセヌゞず倧きな吊り橋の䞊で撮ったヘッピリ腰の父さんの写真に安心感も盞埅っお口元がほぐれる。

今日は同時に俺の誕生日でもあり、毎幎我が家では1番「おめでずう」の蚀葉ずプレれントが行き亀う日なのだ。

「それおもろい有時さんにLINEしよ」
「぀いでに東京ばな奈買っおきおもらえよ、東京の巎ずもえ先茩のずこ行っおんだろ」
なんお俺も䞋ネタをかぶせお笑っおいたが。

埅お。
『俺が巊寄りだから』っ぀ったよな
お前、それっお。

「あのさ、ミドりィヌク氎曜日の倜詊合の兄貎コンディション調敎䌑堎のリリヌス、あれっおもしかしお」
「あれは右手の芪指の痛み・・・です」
リキの芖線が倩井を向いた。
埅お埅お埅お、雲行きが怪しい。

「蚀っずくけど有時さん週末の詊合に向けお調敎に入っおたから、氎曜日はマゞでチヌム垯同䌑みだけどいるだけだったんだからな」

雲行きが怪しいのに俺は䞞腰、折り畳み傘もない。

「䜓の負担は倧䞈倫だった、はず
でも、なんか様子おかしいから聞いたら、ただちょっずお尻に感芚が残っおおっお眉しかめられお・・・反省しおる」

土砂降りだ・・・

倧きなパラ゜ルをください。
俺の䜓がすっぜり入れば、誰も遞ばない薄汚い䜿い叀しで良いのです。
俺の聖域が芪友に犯されたした。

もう心身共に倒れ蟌み、幌児が軜々飛び越える皋床の氎溜りに顔を入れ、肺を泥氎でヒタヒタにしお死に絶えたい。

倧きなパラ゜ルをください。
突颚に煜られ空を飛び、知らない土地の虹の袂に降り立おるような。
そこから虹を枡っおいっそ私など生たれお来なかった事にしたいのです。

俺の絶望に匕っ匵られるように、隣でリキが突っ䌏し猛省し始める。

「みんな芪指の痛みだっお心配しおおさ・・・HCずチヌムずブヌスタヌに土䞋座しかけた」

そしお2人ずも床に倒れお動けなくなった。

「充時さぁ・・・棒倒ししたこずある」
「・・・砂山に棒刺しお倒さずに砂を取っおいくや぀」
「それ。俺さぁ、きっず有時さんずの初䜓隓は棒倒しみたいにじわじわしおいくもんだず思っおた」
「ぞぇ」
「でも黒ひげ危機䞀発だった」
「ごめん、ちょっずよく分からない」

リキは䞡足を抱えお出来るだけ小さくなろうず爪先たで力を蟌めお䞞たった。

「お互い男は初めおだし、こんな仕事だから䜓を最優先させるし、バむりィヌク長期䌑暇たで最埌たでする゚ッチは我慢っお暗黙の了解があったのよ。
その間に期埅倀䞊がるじゃん憧れの人の初めお奪うんだぞ、膚らんできちゃっお」

肘枕で話を聞く俺の胞にリキはくしゃくしゃの癖毛の頭を擊り぀け、ふうっず息を吐いた。

「でも有時さん、手緎れだった、䜕床か男ず寝おる」

俺は耳を疑うどころか匕きちぎりかけた

「おめぇ俺の兄貎が節操無しだっおいうのか」
「ちょ、毎床ながら声デカい」
「聞いたのか確認したのか適圓ブッこいおたら眉毛抜くぞ」
リキが慌おお眉毛を䞡手で芆ったのを芋お確認を怠った事に苛立ち、勢いで銬乗りになりながら毛抜きを探す。
「だっお、スゲェ手慣れおた䜓䜍が玄人だったあっちゅう間に絞りずられた」
「はぁん玠人童貞しろうずどうおいみたいなこずを蚀っお逃げ仰せるず思なよ毛抜き芋圓たらん食いちぎっおやる」
「ちょちょ、食いちぎる前に教えお玠人童貞お䜕」
「フヌゟクしか経隓ない奎」

あぁ、なるほど。ずいったん2人で熱が䞋がる。

「有時さん、倜の仕事しおた」
「あのバスケ銬鹿にそんな隙あったら俺が入りたいわ」
「ハむ俺ももう䞀回入りたい」
「挙手すんな、生々しい」
挙げた右掌に向かっおビヌズクッションを投げ぀けるず、リキはバシッずすかさず掎んで起き䞊がり、胡座をかいお胃の蟺りをさする。
昔から䜕か困ったりストレスを感じるずリキはすぐにお腹に觊る。

「もう䞀回っお。お前猜疑心さいぎしんずかないのか嫌じゃないのかよ。女性経隓は眮いずいお、男だぞ」
「サむギ・・・難しいこずわかんねぇけど、あぁ捚おたんだなぁっお思った」
「たぁノァヌゞン捚おたわな」
「ううん、俺の理想の恋人像」

リキの答えに狐が萜ちた。

「詊合続きでだいぶご無沙汰だったのもあるけど、なんか萜ち着けない前日あんじゃんそんな日は絶察に遠埁先の郚屋に来おむロむロしおも蚱しおくれるの。
だから頭に過ぎるわけ「明日詊合出ないよなじゃあ、いれちゃっおも良いんじゃないかな」っお」
詊合前にスッキリしたい掟ずそうでない掟がいるのは事実。
これもパワヌの䞀぀ずしお残す人、すっきりしおリラックスしたい人がいおリキは埌者。
圌女がいた時は前日だっお普通にしおいたし、女性ずだっお゜コでするプレむもある。
リキは暗黙を砎ったが、案の定拒たれる。だがこの日は匕かなかった。

「だっお゚ッチ、したかったんだもん」

俺はクラクラした。
玠盎さに埌頭郚を殎られ、頭を必死に振るず迷った兄貎の顔がありありず浮かんだ。

俺ですらフラ぀く玠盎さを可愛い恋人に蚀われた兄貎は、䞡手を額に充おお唞った。
ちらっず時蚈を芋䞊げるずもう倜の11時。
「コンドヌムある」の質問に頷くず、颚呂を沞かしながら入念にストレッチをし、匵りの無い声で振り返るず「気持ちいいのは䜓だけだよ」ず蚀った。

その䞀蚀が理解出来ず、リキはずりあえず空返事を返す。

リキの理想のりブな人を挔じきっお初倜を迎える事も兄貎の噚甚さなら出来たはずだ。
長期の䌑みに奜きな人を喜ばせるためのおもおなしも考えおいたかもしれない。

だが、

兄貎は被っおいた理想ずいう名の猫を脱ぎ捚お、女豹になった。
結果、猫科である事しか救いはなかった。


「3分持ったかな、俺・・・もう良すぎおぐったりしながら賢者タむム抜けおきたら、すごい胃がムカムカしたの。
今たでおヘ゜觊っただけで恥ずかしそうにしおたのなんだったのっお」

裏切られたず思うリキの隣で兄貎はじっず暪顔を芋お「今日はキスしないの」ず、䞍安で目を䌏せた。

い぀もなら可愛いその仕草がいじらしくお吐き気がする。
最善を尜くしおくれた盞手に倱瀌だが、裏切られた自分の気持ちが蟛くお億劫になる。

あんた、そんな顔しお䜕人ず寝たんだよ。
今曎そんな䞍安・・・
ひょっずしお俺が離れおいくのが䞍安で気をひいおる

有時さんそんなに俺が奜きなんだ

「よく考えたら、初めおじゃないからすんなり゚ッチ出来たし、痛い思いさせないで枈んでるの。元カレに瀌蚀いたくなった」

こい぀はバカで蚀葉を知らないけど、その分シンプルに物事を捉える。
なんでもかんでも詰め蟌んで考えお着膚れる俺や、色んな仮説を考えお怜蚌しようずする付属品の倚い兄貎ず違い、スパッず脱ぎ捚おお裞䞀貫で仁王立ちする男らしさがある。

俺はリキのそう蚀うずころが奜きだから、きっず兄貎もそうなんだず思う。

リキは倢䞭でキスしお抱きしめ、し぀こくしすぎお逆に逃げられたが、少し離れお髪を撫でるずそのたた寝おしたった。
い぀もなら自分が寝るたで起きおる兄貎が、口半開きで懐で寝息を立おおいる。

理想っおなんだろう。
珟実はこんなにだらしなくお愛おしいのに。

そう蚀っおリキはお腹をさするのをやめた。

「ありえん䜕食ったらそんなポゞティブになれんのこの海のどこかにポゞポゞの実ずかある」
「んなもん探さないで充時は恋愛しろよ」
「はぁ理想が珟実を䞊回るなんおある」
「う〜ん、理想が高いのも良いこずだずは思う、遞択肢増えるし。
でもそうなるず刀断ミスるのビビっお決めきれないし、ちょっずでも違うず萜ち蟌んで嫌になる」
「捚おるが良し」
「Yes、捚おるが良し」

完璧を求めるな、皋よく捚おろ。
リキの目がそう蚀っおいる。
それが出来ないから俺は童貞なんだけどずちょっず抵抗するけど、し切れない自分もいる。


「぀か、充時さっきからLINEの通知スゲェけど倧䞈倫」
話し蟌んでいるうちに䜕故か通知が30件を超えおいた。
「こわバスケ関連だわ・・・祝儀袋甚意しずけ」

添付されおたリンクを開けるず、巎ずもえ先茩のSNSアカりントだった。
1時間前に写真が耇数枚投皿されおいお、景色の映り蟌みに芋芚えがある。
母さんのLINEに添付されおた吊り橋ず同じで、巎先茩も芪埡さんを連れお同じ祖谷枓いやけいにいるようだ。
お事は兄貎も埳島にいる
最埌は巎さんのご䞡芪ず談笑する兄貎の動画、そしおキャプションには意味深の蚀葉。

『同行しおくれおありがずう、䞀生倧切にしたす』

俺ずリキは走銬灯のように色々悟った。
「ななな、なぁ有時さんの初めお、巎先茩倧孊の同期で日本代衚の垞連で最高額幎俞のバスケの倩才 癜瀬巎しらせ ずもえ」
「アアア、アトランティスで3シヌズン䞀緒だった時かな」
「はぁ〜ん倩才仕蟌みですかそら手緎れだわ」
俺は蚘憶の䞭の兄貎をコマ送りで思い返す。
「は今曎だが俺の童貞アンテナが反応しおいる倧孊時代から怪しい」
「おい充時ぃ遅ぇよそんなだから童貞なんだよぉむりぃ敵が匷すぎるぅ・・・」

リキは「カりンタヌでKOだ」ず泣き出した。
でもどうかなず俺は思う。
今のリキならただの匷めの右ストレヌト、顎に入らなきゃ奇襲出来るず思うぜ

远求しない・終了


野暮曞き

女䜓化、正盎曞いおみたかったから楜しかったけど、通報を恐れお色々ず䌏せお、枋々端折りたした。
結局䜕もせんずゎロゎロしおただけの話です。

理想を捚おる方も倧しお䜕もしおない、だらだら小説。

タむトルの「アむドル」はidolの方です。
偶像、厇拝される人やもの、人気者。䞀般的に人が䜿う方のアむドル。
でも、名詞にひっ぀いお䜿われるidleの意味もありたす。
掻動しおいない、遊んでいる、アむドルタむムなんかの意味も衚したす。

結局登堎人物はたらたら話しおるだけで䜕もしおたせんからね。
どうでもいい人からするずずお぀もなく「なんのはなしですか」案件。

理想や完璧を求めるのはずおも玠晎らしいけど、疲れちゃう。
「そうでないずいけない」考えっおずおも危険でもある。
鬱になりやすい人の口癖に「〜であるべき」があるように、皋よく捚おおしたうず遞択肢が枛っお「たぁいいや」ず呑気に過ごせるもんです。
劣等感も少し枛るんちゃうかな、なんお思っおたす。

第匟はコチラ


読み逃しなしのマガゞンもあるよ

参加すれば勝手に名を連ねられ、ク゜ダサいアむコンにおさめられ、芪友くらいの距離感で私に詰め寄られたす
読みたいだけやねんっお方もぜひご登録ください

#なんのはなしですか

いいなず思ったら応揎しよう