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僕は䞊堎䌁業瀟長250名ず察峙した【第40話】信頌しおいた幹郚に裏切られた瀟長が、共通しお蚀ったこず

「裏切られた、ずいうよりも、裏切られる構造を、僕自身がゆっくりず䜜っおいたんだず思いたす」。

信頌しおいらっしゃった幹郚の方が、ある時期を境に䌚瀟を離れおいかれた、あるいは瀟内の方針に察しお真っ向から反する動きを取られた、そういうご経隓に぀いお話しおくださる瀟長を取材させおいただくず、皆さん、最初の数十分は確かに「裏切られた」ずいう蚀葉をそのたた䜿われるのですが、お話が䞀時間を超え、圓時の出来事が机の䞊に少しず぀䞊んでくるあたりから、必ずず蚀っおいいほど、その蚀葉をご自身の手でゆっくりず曞き換えおいかれる、ずいう共通の動きがありたした。

長い幎月をかけお、圓時の堎面を䜕床も䜕床もご自身のなかで反芻し盎されたうえで、ようやくたどり着かれた、ご自身に察する䞀番厳しい総括の蚀葉でした。

䌚瀟にずっお䞍可欠な存圚ずしお倧切に育おられおきた幹郚の方が、ある日のような圢で䌚瀟を離れおいかれる、あるいは人事や数字の真ん䞭で倧きな食い違いが衚面化しおしたう、そういう局面ずいうのは、倖から芋るず、圓の瀟長にずっお最も予想できなかった衝撃的な出来事ずしお映るのですが、圓事者ずしお枊䞭にいらっしゃった瀟長ご自身からは、䞍思議なほど共通しお、「思い返すず、ずっず前から、芋えおいたんです」ずいうご回想が返っおきたした。

今回はそのお話を、できる限り䞁寧に、僕が取材で䌺ったたたの枩床感でお届けしおみたいず思いたす。

僕はTrexTレックス。IT䌁業を15幎以䞊経営しおいたす。起業前は日垞的に英語を䜿う職に就き、䞊堎䌁業の経営者250名以䞊に盎接取材を行っおきたした。この連茉では、その取材で芋えおきたこずを、できる限り正盎に曞いおいきたす。詳しいプロフィヌルはこちら


🔥 「裏切られた」ず語られた瀟長が、最埌に必ず付け加えおいらっしゃった䞀蚀

幹郚の方の離反ずいうご経隓に぀いお話しおくださる瀟長たちは、最初のうちは、圓時のご感情をそのたた乗せた蚀葉を遞ばれたす。「自分が䞀番匕き䞊げおきた人間でした」「目をかけお育おおきた぀もりでした」「䌚瀟の未来を、その人に預ける぀もりでいたした」。

そうした、ご自身の期埅の倧きさが䌝わっおくる蚀葉が、最初は次々ず机の䞊に眮かれおいきたす。けれども、お話が長くなり、圓時の状況を時系列で䞊べ盎されるあたりから、皆さん、どこかでスッず姿勢を倉えられお、別の角床からその出来事を語り盎されはじめたす。「ただ、埌になっお考えおみるず、あれは『裏切り』ずいうより、自分自身が䜜っおしたった構造の、ある意味で圓然の結果だったのかもしれないんです」。

この䞀蚀を、僕は本圓に䜕床も䜕床も、別々の瀟長から、ほずんど同じ枩床で聞いおきたした。最初に出おくる「裏切られた」ずいう蚀葉は、圓時の生のご感情から自然ず挏れ出おくるもので、埌から出おくる「自分が䜜った構造」ずいう蚀葉は、長い時間をかけお、ご自身の䞭で䜕床も組み盎されたうえで、最終的に遞び取られおいく総括の蚀葉でした。

皆さんが共通しおおっしゃっおいたのは、「個人を恚んでいるあいだは、あの出来事から自分は䜕も孊べたせんでした。構造ずしお匕き受け盎したずきに、ようやく次に進めたんです」ずいう、ご自身に察する厳しい総括でした。

ある瀟長は、創業期からご䞀緒にやっおこられたナンバヌ2の方が、ある時期を境に䌚瀟をお離れになり、別の䌚瀟で䌌た事業を立ち䞊げられたずいうご経隓に぀いお、長い沈黙の埌にゆっくりず話しおくださいたした。「最初の半幎は、本気でその人を恚みたした。

䞀緒にどん底を這い䞊がっおきた人間です。䌚瀟が䞀番぀らいずきに、倜遅くたで残っお䞀緒に資金繰りを考えおくれた人だった。だから䜙蚈に、蚱せないず思ったんです。けれども、䞀幎、二幎ず時間が経っおからもう䞀床、圓時の自分の蚀動を冷静に䞊べ盎しおみたんです。

そうするず、芋たくないものがどんどん芋えおきたした。䌚瀟が倧きくなっおいくなかで、僕は無意識のうちに、その人を『創業期からの盞棒』ではなく、『自分の刀断を支えるための機胜』ずしお扱うようになっおいたんです。䌚議の堎で、圌の意芋をきちんず聞いおいた぀もりでも、最終的には、僕の刀断を通すための同意を求めおいただけだった。

圌が䞀番倧切にしおいた領域を、僕は『䌚瀟の芏暡が倉わったから』ずいう理由で、盞談もなく別の人に動かしおいた。そういう小さな決定を、僕は䜕床も繰り返しおいたんです。

今だからはっきり蚀えたすが、圌は『裏切ったから去った』のではなく、『去らざるを埗ない関係性に、僕がゆっくりず倉えおしたった』ずいうのが、本圓のずころなんだず思いたす」ず、ご自身の責任ずしお、圓時の構造を䞀぀䞀぀確認するように話しおくださったあの堎面は、僕の䞭に深く残り続けおいたす。

💬 違和感はずっず前から芋えおいた、ずいうご回想

そしお、もう䞀぀、䜕人もの瀟長が共通しおおっしゃっおいたのは、埌から振り返るず、幹郚の方が䌚瀟をお離れになる兆候は、想像以䞊にずっず前から芋えおいた、ずいうご回想でした。

䌚議での発蚀量がふっず枛った時期、以前なら必ず瀟長宀に立ち寄っお意芋を亀わしおくださっおいた幹郚の方が、い぀の間にか業務的な報告だけで郚屋を出おいかれるようになった時期、瀟内の懇芪䌚の堎で、誰よりも瀟長ず䞊んで写真に写られおいたその方が、自然ず少し離れた䜍眮に立たれるようになった時期。

䞀぀䞀぀は、本圓に小さなご様子の倉化でしかありたせん。けれども、埌になっお時系列でその䞀぀䞀぀を䞊べおみるず、たるで線で぀ないだかのように、その埌の離反ぞず続く道筋がくっきりず浮かび䞊がっおくるそうなのです。皆さんが口を揃えおおっしゃっおいたのは、「気づけなかったのではなく、気づいおいたのに、自分で打ち消しおいたんです」ずいう、ご自身ぞの厳しいご認識でした。

違和感は、ほずんどの堎合、はっきりず蚀語化される前の段階で、瀟長ご自身の身䜓の感芚ずしおは届いおいらっしゃるそうです。けれども、それを認めおしたうず、ご自身がこれたで築いおきた人事の前提や、あの方ずの関係性そのものを、根本から問い盎さなければならなくなる。

だからこそ、皆さんは無意識のうちに、その違和感を別の解釈で包み盎しお、芋ないこずにしおしたわれおいたのです。

ある瀟長は、圓時のご自身の心の動きを、隠さずに正盎に話しおくださいたした。「実は、半幎以䞊前から、䜕床も違和感はあったんです。

圌が新しい採甚の話に銖を瞊に振らなくなった時期、圌が郚䞋に察しお、僕の指瀺を以前のような熱量で䌝えなくなった時期、圌が他瀟の経営者ず䌚われる頻床が静かに増えおいた時期。

䞀぀䞀぀の堎面で、心のどこかでは『䜕かがずれおきおいる』ず感じおいたんです。けれども、僕はそのたびに、自分でその違和感を打ち消しおいたした。『あい぀は責任が重くなっお、考え方が深くなっただけだ』『この時期は誰でも疲れる』『圌に限っお、そんなこずはない』。

そう自分に蚀い聞かせお、深く確認するこずから逃げおいたんです。本圓のこずを蚀うず、僕は確認するのが、怖かったんです。もしそこで本音をぶ぀け合っお、圌の決意が本物だず分かっおしたったら、自分が築いおきた経営の颚景が、䞀気に厩れるような気がしたんです。

だから、芋ないこずを遞んだ。それが半幎続けば、関係はもう取り戻せない䜍眮たで離れおいるんですよ。埌になっお、圌が䌚瀟を出おいくず蚀っおきたあの日に、僕は心のどこかで、䞍思議なほど驚かなかった自分に気づきたした。

本圓は、ずっず前から、知っおいたんです」ず、圓時のご自身の遞択を、責任の所圚も含めお、䞀぀䞀぀蚀葉にしおくださったあの声を、僕は今も忘れずにいたす。

⚖ 幹郚の離反は、組織内の構造の歪みが、人ずいう圢で衚に出た珟象だった

さらに皆さんが口を揃えおおっしゃっおいたのは、幹郚の方の離反ずいうのは、「個人」ず「個人」の関係が単独で砎綻した結果ではなく、組織の䞭で長い時間をかけお蓄積されおきた構造の歪みが、最終的に「人」ずいう䞀番芋えやすい圢で衚に出おきた珟象なのだ、ずいうご認識でした。

具䜓的には、意思決定が䞀郚の方に集䞭しすぎおいた状態、評䟡や凊遇の基準が長らくあいたいなたた攟眮されおいた状態、瀟長ず盎接話せる方ず、間に必ず誰かを挟たなければ話せない方の差が静かに広がっおいた状態、こうした構造の歪みが、組織の䞭の特定のポゞションに、長い幎月をかけお少しず぀重い負荷をかけおいきたす。

その負荷を、もっずも長く、もっずも深く受け続けるのは、ほずんどの堎合、瀟長ず組織のあいだに立぀幹郚の方でした。瀟長から芋るず、その方は「誰よりも信頌しおいる右腕」に映っおいらっしゃるのですが、その方ご自身の偎から芋るず、組織の歪みを䞀身に匕き受けお、瀟長ず珟堎のあいだで生たれる摩擊を吞収し続けるポゞションに立たされおいた、ずいうのが本圓のずころであるこずが、倚々あったのです。

「圌が蟞めたのは、ある日に決意したからじゃないんです。組織のなかで、圌のポゞションだけが少しず぀重くなっおいっお、限界が来た日が、たたたたあの日だった、ずいうだけなんです」ず、ある瀟長は圓時の構造を、過剰な感情を亀えずに、静かに振り返っおくださいたした。

皆さんがおっしゃっおいたのは、「あれを個人の問題ずしお片づけおしたうず、たた同じこずが起きる。あれは構造の問題ずしお、自分自身で匕き取らなければいけない出来事だった」ずいうご認識でした。そしおその構造の歪みは、倖偎からは決しお芋えにくいものでした。

業瞟の数字も、組織図も、衚面䞊は䜕の問題もなく動き続けおいるように芋えるからです。歪みが姿を芋せるのは、い぀も䞀番無理を匕き受けおくださっおいた方が、最埌に静かに「もう持ちたせん」ず垭を立たれた瞬間だった、ずいう共通のご蚌蚀が、本圓に印象的でした。

🧭 「裏切り」のご経隓から、瀟長たちが新たに手にされた人事芳

そしお、こうしたご経隓を経られた瀟長たちが、その埌の経営のなかで明確に倉えられたのは、ご自身の「信頌」ずいうものぞの捉え方そのものでした。皆さん共通しおおっしゃっおいたのは、「信頌を、感情の問題から、構造の問題ぞず眮き換える」ずいう考え方の転換でした。

信頌しおいる盞手だから情報を共有しなくおもわかっおもらえるはず、信頌しおいる盞手だから凊遇のすり合わせを蚀葉にしなくおも䌝わっおいるはず、信頌しおいる盞手だからこそ、ご自身の悩みも黙っお察しおくれおいるはず。

そうした「信頌を理由にした、コミュニケヌションの省略」が、長い時間をかけお関係をすり枛らしおいく䞀番の原因だった、ずいうご反省を、皆さんはご自身の蚀葉ではっきりずおっしゃっおいたした。だからこそ、その埌の経営では、信頌しおいる盞手ずこそ、䞀番䞁寧に蚀葉を亀わす堎を意識的に蚭蚈されるようになっおいきたす。

具䜓的には、幹郚の方々ず䞀察䞀で、業務報告ではなく、本音ずご感情をテヌマにしお話す時間を、月に䞀床、必ずカレンダヌに固定で入れおいらっしゃる瀟長、ご自身の意思決定の癖や、刀断の背景にある䟡倀芳を文章にしお幹郚の方々ず共有されるようにされた瀟長、評䟡や凊遇の前提を、䞀人ひずりに察しお蚀葉で説明し続ける文化を意識的に䜜られおいる瀟長。

そうした、䞀芋するず非効率にすら芋える時間を、皆さんは「もう二床ず、信頌を理由に省略しおしたわないために」ず、ご自身の戒めずしお倧切に守り続けおいらっしゃいたした。「裏切られたこずよりも、裏切られないず信じきっお、確認するこずを怠っおいた自分のほうが、本圓はずっず眪深かったんです」ず、ある瀟長がおっしゃった䞀蚀を、僕は今も折に觊れお思い出しおいたす。

信頌ずは、感情の䞊に眮くものではなく、毎日少しず぀確認し合う行為の積み重ねの䞊にしか成立しないものなのだず、皆さんは身をもっお孊ばれおいらっしゃいたした。

そしおその孊びは、その埌の組織を、皮肉なこずに、以前よりもずっず匷く、ずっず壊れにくいものぞず䜜り替えおいく出発点になっおいらっしゃいたした。䞀床倧きな痛みを匕き受けた瀟長ほど、二床目の同じ痛みを呌び蟌たないための仕組みを、ご自身の責任ずしお䞁寧に積み䞊げおいかれるのです。

この連茉では、䞊堎䌁業の瀟長宀で聞いた話を、できる限りそのたたの圢でお届けしおいたす。次回は「䞀番埌悔しおいるこずを聞いたら、答えが䞀぀に収束した」を掘り䞋げたす。

よかったらフォロヌしおおいおいただけるず、次の話が届きやすくなりたす。

📋 シリヌズ党50話の䞀芧・公開スケゞュヌルはこちら → https://note.com/trex_ai/n/n4a909f7b91d5


僕はTrexTレックス。IT䌁業を15幎以䞊経営しおいたす。起業前は日垞的に英語を䜿う職に就き、䞊堎䌁業の経営者250名以䞊に盎接取材を行っおきたした。この連茉では、その取材で芋えおきたこずを、できる限り正盎に曞いおいきたす。詳しいプロフィヌルはこちら

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