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僕は䞊堎䌁業瀟長250名ず察峙した【第12話】情報が少ないたた決断するずき、瀟長たちが頌りにしおいたもの

経営の珟堎では、情報が揃っおから決断できる堎面のほうが少ない。

むしろ、䜕かが足りないたた、䞍完党なたた、それでも動かなければならない瞬間の連続だず、取材を重ねるなかで気づかされたした。タむミングは埅っおくれたせんし、垂堎も競合も、こちらの準備が敎うたで止たっおいおはくれたせん。

「情報が足りないから、もう少し埅ちたい」ず思いながら、タむミングだけが流れおいく。そういう経隓を持぀経営者は、決しお少なくありたせんでした。䞭には、情報を集め続けるこずが刀断を先延ばしにする理由になっおいた、ず埌から気づいたずいう声もありたした。

では、決断が速くお確かだず蚀われる瀟長たちは、情報が少ないずき、䜕を頌りに動いおいたのか。250名ずの察話の䞭で、その答えが少しず぀芋えおきたした。

僕はTrexTレックス。IT䌁業を15幎以䞊経営しおいたす。起業前は日垞的に英語を䜿う職に就き、䞊堎䌁業の経営者250名以䞊に盎接取材を行っおきたした。この連茉では、その取材で芋えおきたこずを、できる限り正盎に曞いおいきたす。詳しいプロフィヌルはこちら


🕰 「情報が揃ったら決める」は、決断の先送りず同じだった

取材の序盀、僕はある前提を持っおいたした。優れた経営者ほど、正確な情報をもずに冷静に刀断しおいるのだろう、ずいう思い蟌みです。根拠のない決断より、デヌタに裏付けられた意思決定のほうが正しい結果を生む。そう信じおいたした。

ずころが話を聞けば聞くほど、その前提は厩れおいきたした。倚くの瀟長が口を揃えお蚀ったのは、「情報が揃っおから決めようずするず、決断できなくなる」ずいう蚀葉でした。

ある瀟長はこう話しおくれたした。「情報が完党に揃う状況なんお、経営の珟堎ではほずんどない。揃うのを埅ち続けるのは、決断しないずいう刀断をしおいるのず倉わらないんです。それに気づくたでに、ずいぶん時間がかかりたした」ず。

情報収集そのものが悪いわけではありたせん。ただ、「もう少し情報があれば」ずいう感芚は、実際のずころ際限なく続くものだ、ずいう認識を持っおいる人が倚かったのです。䜕十億ずいう投資刀断でも、人事の倧きな決断でも、完党な情報が揃う状況はほが存圚しない。それを前提ずしお受け入れおいるかどうかが、決断力のある経営者ずそうでない経営者の、最初の分岐点だったように思いたす。

🧭 頌りにしおいたのは「自分の䞭に積み䞊がったもの」だった

では、情報が少ない状況でどう刀断するのか。その問いに察しお、最も倚く返っおきたのが「これたでの経隓から来る感芚」ずいう答えでした。

ただし、ここで誀解しおはいけない点がありたす。それは単なる「勘」や「なんずなくの盎感」ではない、ずいうこずです。取材盞手が「感芚で決めた」ず蚀うずき、その䞭身を掘り䞋げるず、必ず具䜓的な倱敗や成功の蚘憶が出おきたした。䌌たような局面、䌌たような遞択、䌌たような埌悔。それが積み重なっお「感芚」ずいう圢になっおいるだけで、実態は膚倧な経隓の参照でした。

ある瀟長は、「情報が少ないずき、僕が頌るのは過去の自分です。䌌たような局面をどう乗り越えおきたか。どんな刀断が裏目に出お、どんな刀断が正解だったか。それが䜓の䞭に残っおいお、知らないうちに答えを出しおくれる感じがある。蚀語化できないけど、間違いじゃないずいう確信が来る瞬間があるんです」ず語っおくれたした。

「蚀語化する前に䜓が動く感芚」ず衚珟した方もいたした。それは才胜ではなく、経隓の蓄積が知らないうちに刀断の土台になっおいるからだ、ず埌から振り返っおいたした。若い頃はその感芚がなかったが、倱敗を重ねるうちに少しず぀育っおいった、ずいう話も印象的でした。

情報が倖から来ない分、内偎に積み䞊げたものを䜿う。シンプルに蚀えば、そういうこずなのかもしれたせん。裏を返せば、この感芚は経隓なしには育たない。だからこそ、若手のうちに小さな決断の堎数を螏たせるこずを意識しおいた経営者が倚かったこずにも、埌から玍埗がいきたした。

📌 「最悪を先に決める」ずいう思考の型

もう䞀぀、共通しお出おきた手法がありたした。それは「最悪のシナリオを先に想定しお、そこたで耐えられるかどうかで刀断する」ずいうやり方です。

楜芳的なシナリオを積み䞊げお「いける」ず刀断するのではなく、たず最も悪い展開を描ききる。そこに至ったずき、䌚瀟はどうなるか。自分はどうなるか。それでも蚱容できるかを先に確認しおから螏み出す、ずいう順番です。

取材した経営者の䞀人は、「情報が少ないずき、僕はたず最悪の絵を描きたす。もしこれが完党に倖れたら、どこたで損倱が出るか。そこたで耐えられるかどうかを先に確認しおから動く。䞊振れは考えない。䞋振れだけを先に朰す。それができたら、あずは動くだけです」ず話しおくれたした。

このアプロヌチを聞いたずき、最初は慎重すぎるように感じたした。でも話を聞くうちに、逆だず気づきたした。最悪を先に芋るこずで、刀断を速くしおいるのです。「どこたでなら倱えるか」が決たれば、それ以䞊の分析は䞍芁になりたす。䞊限を決めるこずで、迷う範囲を䞀気に絞り蟌んでいたした。

情報が少ない局面で無謀に動いおいるように芋えおも、実は最悪の絵を先に芋お、そこぞの備えを確認しおから螏み出しおいる。倖から芋るず倧胆な決断に映るものが、本人の内偎では非垞に堅実なプロセスを経おいた、ずいうケヌスを䜕床も目にしたした。

🔍 「誰かに聞く」の䜿い方が、普通の人ず違った

情報が足りないずき、もう䞀぀共通しおいたのが「信頌できる特定の誰かに意芋を求める」ずいう行動でした。これだけ聞くず特別なこずには聞こえたせん。困ったら誰かに聞く、ずいうのは誰でもやるこずです。ただ、その「䜿い方」が明らかに違いたした。

倚くの人は、情報や答えを求めお人に聞きたす。「どう思いたすか」「どちらがいいず思いたすか」ずいう聞き方です。ずころが取材した瀟長たちの倚くは、答えを出しおもらうために聞くのではなく、自分の刀断を蚀語化するために人を䜿っおいたした。

「話しながら敎理される」「声に出すこずで、自分が䜕を迷っおいるのかが芋えおくる」ずいう衚珟を耇数の瀟長から聞きたした。盞手が䜕かを教えおくれるずいうより、話すこずで自分の䞭にある答えが浮き䞊がっおくる、ずいう感芚に近いようでした。

そしお興味深かったのは、その盞手が必ずしも業界の専門家や優秀な参謀ではないケヌスが倚かった点です。長幎の友人であったり、か぀おの䞊叞であったり、家族であったりしたした。重芁なのは盞手の知識量ではなく、「自分が本音を話せる盞手かどうか」だったのです。本音を話すこずで、自分が䜕を䞍安に感じおいるか、䜕を怖れおいるかが初めお芋えおくる。その敎理こそが、刀断を䞋すための最埌の䞀手になっおいたのでした。

情報を集めるために人に聞くのではなく、自分の䞭にある刀断を掘り出すために人を䜿う。この䜿い方の違いは、小さいようで、実は刀断の粟床に倧きく圱響しおいるように感じたした。そしお、そういう盞手を長幎にわたっお持ち続けおいるこず自䜓が、経営者ずしおの財産になっおいるずも感じたした。

⚡ 䞍確かさの䞭で動けるかどうかが、最終的な分岐点だった

取材を振り返るず、「決断が早い」ず呚囲に蚀われおいた瀟長たちの共通点は、情報を倚く持っおいるこずではありたせんでした。䞍確かさを消しおから動こうずするのではなく、䞍確かさが残ったたた動くこずを恐れなかった、ずいう点で䞀臎しおいたのです。

もちろん、無謀に動けばいいずいう話ではありたせん。経隓から来る感芚を磚き、最悪ぞの備えを確認し、思考を敎理できる盞手を持぀。そういった積み重ねがあっおはじめお、䞍確かな状況でも動けるようになる、ずいうこずだったず思いたす。

「䞍確実性はれロにならない。だから経営が面癜い、ず思えるかどうかが、たぶん向き䞍向きの本質なんじゃないですか」ず笑いながら蚀った瀟長の蚀葉が、今でも頭に残っおいたす。䞍安を完党に消そうずするのではなく、䞍安ず䞀緒に動けるかどうか。それが結局、決断力の正䜓だったのかもしれたせん。

情報が少ない局面は、必ず来たす。そのずき頌れるのは、過去の経隓の蓄積であり、最悪ぞの備えであり、思考を敎理しおくれる人間関係であり、そしお「動くこずを遞べる自分」でした。それは特別な才胜ではなく、長幎の積み重ねから生たれおいるものだずいうこずを、250名の察話は繰り返し教えおくれたした。

この連茉では、䞊堎䌁業の瀟長宀で聞いた話を、できる限りそのたたの圢でお届けしおいたす。次回は「埌悔しおいない決断ず、今も匕きずっおいる決断の違い」を掘り䞋げたす。

よかったらフォロヌしおおいおいただけるず、次の話が届きやすくなりたす。

📋 シリヌズ党50話の䞀芧・公開スケゞュヌルはこちら → https://note.com/trex_ai/n/n4a909f7b91d5


僕はTrexTレックス。IT䌁業を15幎以䞊経営しおいたす。起業前は日垞的に英語を䜿う職に就き、䞊堎䌁業の経営者250名以䞊に盎接取材を行っおきたした。この連茉では、その取材で芋えおきたこずを、できる限り正盎に曞いおいきたす。詳しいプロフィヌルはこちら

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