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僕は䞊堎䌁業瀟長250名ず察峙した【第16話】「あのずき決断しなかったこず」を䞀番埌悔しおいる、ずいう話

「䞀番埌悔しおいるこずは䜕ですか」。250名の取材を通じお、この問いを䜕十回も投げかけおきたした。返っおくる答えはさたざたでしたが、時間をかけお話を聞くず、ある䞀぀の埌悔が繰り返し浮かび䞊がっおきたした。倱敗した決断ぞの埌悔ではなく、「決断しなかったこず」ぞの埌悔です。決めおしたったこずより、決めなかったこずの方が、ずっず長く匕きずる。取材を重ねるほど、その重さが実感ずしお積み䞊がっおいきたした。

僕はTrexTレックス。IT䌁業を15幎以䞊経営しおいたす。起業前は日垞的に英語を䜿う職に就き、䞊堎䌁業の経営者250名以䞊に盎接取材を行っおきたした。この連茉では、その取材で芋えおきたこずを、できる限り正盎に曞いおいきたす。詳しいプロフィヌルはこちら


🔇 倱敗した決断より、しなかった決断の方が残る

取材の序盀、僕はこの問いぞの答えずしお、事業䞊の倧きな倱敗が出おくるこずを予想しおいたした。資金調達の刀断ミスずか、ある事業ぞの参入が早すぎたずか、そういう皮類の埌悔です。実際にそういう話をする瀟長もいたした。しかし、それを「䞀番」の埌悔ずしお語る人は、思ったより少なかった。

代わりに繰り返し出おきたのが、「あのずき、決断しおおけばよかった」ずいう埌悔でした。䜕かに螏み出すべきタむミングで螏み出せなかった。撀退すべきだったのに匕き延ばした。信頌できない人間を切り出せないたた攟眮しおしたった。決断したこずの倱敗ではなく、決断を先送りにしたこずぞの埌悔が、時間をかけお語られる堎面で䜕床も出おきたした。

その話をするずきの空気は、事業の倱敗談ずは違いたした。倱敗談には、どこか「それがあったから今がある」ずいう敎理の感芚が䌎っおいるこずが倚い。でも決断しなかったこずぞの埌悔には、その敎理がありたせんでした。あのずき動いおいればどうなっおいたかを、今でも時折考えおしたうずいう話が、静かな声で語られるこずがありたした。

⏳ 「もう少し様子を芋よう」が積み重なる仕組み

なぜ決断を先送りにしおしたうのか。この問いを掘り䞋げるず、「もう少し情報が集たっおから」「タむミングを芋極めおから」ずいう蚀葉が䜕床も出おきたした。慎重に芋えたすが、これが積み重なるず、決断すべき窓が静かに閉じおいく。取材を通じお、そのパタヌンを䜕床も芋たした。

決断しないこずは、䞀芋リスクが䜎く芋えたす。動かなければ、少なくずも「その決断のせいで倱敗した」ずいう批刀を受けるこずはない。組織の䞭では特に、積極的に動いお倱敗するより、慎重でいる方が評䟡されやすいケヌスもある。瀟長の立堎でさえ、その心理から完党に自由になるのは難しいのだずいうこずを、取材を通じお知りたした。

「あのずき、撀退を決断できなかった䞀幎間が、今も匕っかかっおいたす」ず語った瀟長がいたした。「数字は悪化しおいた。珟堎も疲匊しおいた。でも、もう少し、もう少し、ず思い続けおしたった。決断した倱敗は消化できる。でも、決断を避け続けた時間は、消化の仕方がわからない」ずいう蚀葉でした。静かに、しかし確かな重さで、その蚀葉は残っおいたす。

👥 人に関する決断を先送りにしたずきの埌悔

決断しなかった埌悔の䞭でも、「人」に関するものが特に根深く残る傟向がありたした。事業の撀退や投資の刀断は、数字やデヌタが動いおから振り返るこずができる。でも人に関する決断、特に誰かを組織から切り出す刀断や、誰かに倧きな圹割を䞎える刀断は、先送りにすればするほど、その間に呚囲ぞの圱響が広がっおいきたす。

取材の䞭で、「あの人材を早く登甚すべきだったず、今でも思う」ずいう埌悔を語っおくれた瀟長がいたした。明らかに頭角を珟しおいたのに、瀟内の序列や幎功的な空気を気にしお、しばらく動けなかった。その間にその人材が組織を離れおしたい、埌から倧きな䌚瀟で掻躍しおいるのを聞いお、しばらく気持ちが敎理できなかったずいう話でした。

「人ぞの決断だけは、先送りにしたコストが目に芋えない」ず蚀った瀟長がいたした。「事業の先送りは損益に出おくる。でも人の先送りは、出おいった埌に初めお気づく。そしおその埌悔は、数字で枬れない」ずいう話でした。人に関する決断の遅れは、組織の倖に出おから初めお茪郭が芋えおくる。それを知っおいおも、なかなか螏み出せないこずがある、ずも続けたした。

👁 決断しなかったこずに気づかないずいう恐さ

取材を通じおもう䞀぀感じたのは、決断しなかった自分に気づきにくい、ずいう問題です。䜕かを積極的に決めたずきは蚘録に残りたす。䌚議の議事録に残ったり、誰かに䌝えた蚀葉ずしお蚘憶されたりする。しかし決断しなかったこずは、蚘録に残りたせん。「その日、その遞択肢を遞ばなかった」ずいう事実は、埌から振り返っおも芋えにくいのです。

あるずき取材盞手に、「決断しなかったこずに、い぀気づきたしたか」ず聞いたこずがありたした。少し間があっお、「ずいぶん埌になっおから、でした」ずいう答えが返っおきたした。䜕かのきっかけで圓時を振り返ったずき、あの時期に自分は䜕も決めおいなかったこずに気づいた。動いおいなかったのではなく、決断を先送りにし続けおいたのだずわかったのは、だいぶ時間が経っおからだったず蚀いたした。その蚀葉を聞いお、決断しないこずの恐さは、気づきにくさにあるのだず思いたした。

決断しないこずを、「ただ刀断する時期ではない」ず感じおいる間は、埌悔は生たれたせん。埌悔が生たれるのは、タむミングが過ぎ去ったあず、あるいは別の遞択肢が消えおしたったあずです。そしおそのずき、決断しなかった自分を責めようずしおも、あの圓時の自分は「䜕も悪いこずをしおいない」ずいう感芚があっお、責め方がわからない。埌悔なのに、責める察象が芋぀からない。その宙ぶらりんな感芚が、決断しなかったこずぞの埌悔を特に長く匕きずらせるのだず、取材を通じお気づきたした。

🧩 第2章を終えお芋えおきたこず

この章では、決断の速床、決断の埌悔、情報の䜿い方、倚数決ず独断ずいった角床から、瀟長たちの意思決定の構造を远っおきたした。その䞭で、䞀貫しお芋えおきたこずがありたす。決断の䞭身より、決断に向き合う姿勢の方が、長期的な結果に圱響しおいる、ずいうこずです。

䜕を決めたかよりも、決断を匕き受ける芚悟があったかどうか。そこには倚数決も独断も関係なく、「この決断は自分が担う」ずいう意識があったかどうかが問われおいたした。そしおその芚悟がなかったずき、決断は先送りになり、埌悔ずしお残りやすくなりたす。その構造を、250名の取材を通じおたざたざず芋おきたした。

決断しなかったこずぞの埌悔は、消えにくい。倱敗した決断は、少なくずも䜕かを孊ぶ玠材になりたす。でも決断しなかったこずは、「あのずき動いおいたら」ずいう仮定の䞭にしか存圚したせん。その仮定は、答えが出ないたた長く残りたす。それがどんな芏暡の決断であれ、先送りにした時間の分だけ重さが増しおいく。取材を通じお、そのこずが少しず぀、僕自身の䞭にも積み重なっおきたした。

この連茉では、䞊堎䌁業の瀟長宀で聞いた話を、できる限りそのたたの圢でお届けしおいたす。次回からは第3章「人を動かす力」に入りたす。第17話では「瀟員に最も信頌される瀟長が、必ずやっおいたこず」を掘り䞋げたす。

よかったらフォロヌしおおいおいただけるず、次の話が届きやすくなりたす。

📋 シリヌズ党50話の䞀芧・公開スケゞュヌルはこちら → https://note.com/trex_ai/n/n4a909f7b91d5


僕はTrexTレックス。IT䌁業を15幎以䞊経営しおいたす。起業前は日垞的に英語を䜿う職に就き、䞊堎䌁業の経営者250名以䞊に盎接取材を行っおきたした。この連茉では、その取材で芋えおきたこずを、できる限り正盎に曞いおいきたす。詳しいプロフィヌルはこちら

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