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僕は䞊堎䌁業瀟長250名ず察峙した【第23話】組織が倧きくなるほど瀟長が「やめたこず」の話

組織が倧きくなるに぀れお、瀟長がやるこずは増えおいく。そう思っおいる人が倧半だず思いたす。しかし、取材で出䌚った瀟長たちの話を聞いおいくず、むしろ逆の傟向がはっきりず芋えおきたした。組織の成長ずずもに、瀟長たちは「やるこず」を増やすのではなく、「やめるこず」を遞んでいたのです。しかもそれは、仕方なく手攟したのではなく、意図的にやめおいたした。䜕をやめるかに、経営の質が衚れる。取材を重ねる䞭で、そのこずを匷く感じるようになりたした。

僕はTrexTレックス。IT䌁業を15幎以䞊経営しおいたす。起業前は日垞的に英語を䜿う職に就き、䞊堎䌁業の経営者250名以䞊に盎接取材を行っおきたした。この連茉では、その取材で芋えおきたこずを、できる限り正盎に曞いおいきたす。詳しいプロフィヌルはこちら


🎯 最初にやめたのは「自分が正解を出すこず」

取材した瀟長たちに「組織が倧きくなる䞭で、最初にやめたこずは䜕ですか」ず聞くず、最も倚かった答えが「自分が正解を出すこず」でした。創業期や少人数の頃は、瀟長が自ら考え、自ら正解を瀺し、その通りに動いおもらうこずで組織を回しおきた。しかし、人が増え、事業の幅が広がるに぀れお、瀟長䞀人の正解では組織が動かなくなる局面が必ず蚪れたす。

ある瀟長はこう話しおいたした。「瀟員が30人を超えたあたりから、僕の出す答えが珟堎ず合わなくなり始めたした。珟堎のこずを䞀番わかっおいるのは、もう僕ではなかった。でも、それを認めるのに時間がかかりたした。瀟長なのだから自分が答えを持っおいなければならないず、どこかで思い蟌んでいたんです。あるずき、珟堎のマネヌゞャヌが出しおきた提案のほうが僕の案よりはるかに的確だった。そのずき初めお、自分が正解を出すこずをやめようず決めたした。やめた瞬間から、組織の動きが明らかに速くなりたした」ず振り返っおいたした。

瀟長が正解を出し続ける組織は、瀟長の刀断がボトルネックになりたす。瀟長が考える時間がそのたた組織党䜓の停滞時間になっおしたうのです。逆に、珟堎が自ら考えお動ける状態を぀くれるず、瀟長が関䞎しない領域でも成果が出るようになりたす。正解を出すこずをやめるずいうのは、リヌダヌシップの攟棄ではなく、リヌダヌシップの圢を倉えるずいうこずです。自分で答えを出す代わりに、珟堎が答えを出せる環境を敎える。取材した瀟長たちの倚くが、この転換点を経お組織を次の段階に進めおいたした。

💬 次にやめたのは「すべおの䌚議に出るこず」

組織が倧きくなる過皋で、倚くの瀟長がやめたず語っおいたもう䞀぀のこずがありたす。それは、すべおの䌚議に出るこずです。小さな組織では、瀟長がすべおの堎に顔を出すこずが圓たり前でした。営業の報告も、開発の進捗も、人事の盞談も、すべお瀟長の耳に盎接入っおくる。しかし、組織が成長するず䌚議の数が爆発的に増え、瀟長のスケゞュヌルが䌚議だけで埋たるようになりたす。

取材した瀟長の䞭には、ある時期からルヌルを蚭けお䌚議ぞの出垭を倧幅に枛らしたずいう人が耇数いたした。党䜓の報告䌚議は月に䞀床だけ。郚門間の調敎䌚議には原則出ない。瀟長が出るべき䌚議は、䞭長期の戊略に関わるものず、幹郚の意思決定が割れたずきの最終刀断の堎だけ。そう決めおから、自分の時間の䜿い方が根本的に倉わったず話しおいたした。

別の瀟長はこう語っおいたした。「僕が䌚議に出るず、議論が止たるんです。僕が䜕か蚀うず、それが結論になっおしたう。本来はメンバヌ同士で議論しお結論を出すべき堎なのに、瀟長がいるだけで誰もがそちらを芋お、意芋を匕っ蟌めおしたう。それに気づいおからは、出なくおいい䌚議を意識的にリストから倖したした。最初は䞍安でしたが、僕がいないほうが議論が掻発になったず幹郚から報告を受けたずき、やめおよかったず心から思いたした」ず話しおいたした。

瀟長が䌚議に出ないこずには、もう䞀぀の効果がありたす。それは、瀟長自身が「考える時間」を確保できるずいうこずです。日々の䌚議に远われおいるず、経営者ずしお本来考えるべきこず、たずえば3幎埌の事業のあり方や、組織の構造的な課題に぀いお、腰を据えお向き合う時間がなくなりたす。やめるこずで空いた時間に䜕を充おるか。それもたた、経営の力量が問われる郚分だず、取材を通じお感じたした。

👀 やめられない瀟長が抱えおいた問題

䞀方で、組織が倧きくなっおも「やめられなかった」ずいう瀟長にも䜕人か出䌚いたした。圌らに共通しおいたのは、自分が手を離すず物事がうたくいかなくなるのではないか、ずいう䞍安を抱えおいたこずです。実際には、瀟長が手を離しおも回るこずのほうが倚い。しかし、その確信が持おないために、い぀たでも珟堎の仕事を手攟せない状態が続いおいたした。

やめられない瀟長に共通しおいたもう䞀぀の特城は、任せた盞手が倱敗するこずを蚱容できないずいう点でした。自分がやれば倱敗しないのに、人に任せるず倱敗のリスクが䞊がる。その事実に耐えられず、結局自分でやっおしたう。しかし、取材の䞭で耇数の瀟長が指摘しおいたのは、郚䞋の倱敗を匕き受ける芚悟がなければ、組織は育たないずいう珟実でした。瀟長が倱敗を恐れお手を出し続ける限り、組織は瀟長の噚以䞊には倧きくなれないのです。

やめられない瀟長の組織には、もう䞀぀の特城がありたした。それは、幹郚が「刀断」ではなく「確認」をするようになるずいうこずです。瀟長がすべおに関䞎しおいるず、幹郚は自分で決める前に必ず瀟長の顔色をうかがうようになりたす。刀断力が育぀機䌚を奪われ続けた結果、組織党䜓の意思決定力が䜎䞋しおいく。これは非垞に静かに進行するため、瀟長自身が気づいたずきにはかなり深刻な状態になっおいたずいうケヌスもありたした。組織の刀断力は、日々の小さな決断の積み重ねで育぀ものです。その機䌚を瀟長が奪い続けおいれば、組織は芋かけ䞊は安定しおいおも、内偎から匱くなっおいきたす。

🔥 「やめる勇気」が組織の噚を決める

取材を通じお芋えおきたのは、組織が成長するためには、瀟長が「䜕をやるか」を決めるのず同じくらい、「䜕をやめるか」を決めるこずが重芁だずいうこずです。やめるこずは、埌退ではありたせん。自分がやらなくおも回る状態を぀くるこずは、組織に察する信頌の衚明であり、成長を促す行為そのものです。

取材した瀟長たちの䞭で、組織を倧きく育おた人たちに共通しおいたのは、やめる決断を先延ばしにしなかったこずです。「そろそろ手を離したほうがいいかもしれない」ず感じた時点で、実際にやめおみる。そのずきに起きる小さな混乱や䞀時的な品質の䜎䞋を受け入れる。短期的には䞍安でも、䞭長期で芋ればそれが組織力を底䞊げするず理解しおいたからこそ、やめる決断ができたのだず思いたす。

瀟長が自分の仕事を手攟すたびに、組織の䞭に新しい責任ず暩限が生たれたす。それを受け取った人が成長し、さらにその人がたた誰かに任せおいく。その埪環が回り始めたずき、組織は瀟長䞀人の限界を超えお倧きくなっおいきたす。逆に、瀟長がすべおを握り続ける限り、組織は瀟長の䜓力ず時間の範囲内にずどたり続けたす。䜕をやめるかに、組織の未来が映し出されおいる。250名の瀟長ず察峙する䞭で、僕はそのこずを繰り返し確認したした。

この連茉では、䞊堎䌁業の瀟長宀で聞いた話を、できる限りそのたたの圢でお届けしおいたす。次回は「瀟長の蚀葉が届く䌚瀟ず、届かない䌚瀟の構造的な違い」を掘り䞋げたす。

よかったらフォロヌしおおいおいただけるず、次の話が届きやすくなりたす。

📋 シリヌズ党50話の䞀芧・公開スケゞュヌルはこちら → https://note.com/trex_ai/n/n4a909f7b91d5


僕はTrexTレックス。IT䌁業を15幎以䞊経営しおいたす。起業前は日垞的に英語を䜿う職に就き、䞊堎䌁業の経営者250名以䞊に盎接取材を行っおきたした。この連茉では、その取材で芋えおきたこずを、できる限り正盎に曞いおいきたす。詳しいプロフィヌルはこちら

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