空き家対策は「片付け」から始まる。この言葉は本当にその通りです
Yahoo!ニュースで、鹿児島県龍郷町が開催した空き家相談会の記事を読ませていただきました。
その中で特に印象に残ったのが、
「片付けはスタートライン」
という言葉です。
不動産の仕事をしている僕も、本当にその通りだと思います。
空き家を売りたい、貸したい、あるいは解体したい。そう考えていても、家の中に大量の家具や衣類、生活用品が残ったままでは、なかなか次の一歩に進めません。
特に実家の場合、単なる「物」ではないところが難しいのです。
親が使っていた家具、昔の写真、子どもの頃の思い出の品。
捨てようと思っても手が止まり、そのまま何年も経ってしまうことがあります。
だからこそ、親が元気なうちから少しずつ片付けておくことが大切なのだと思います。
記事では、「まずは狭い範囲から取り掛かる」「今、誰が使うかで判断する」「思い出の品はデジタル保存する」といった方法も紹介されていました。
いきなり家一軒を片付けようとすると大仕事ですが、押し入れ一つ、引き出し一つなら始められます。
そして、もう一つ大切なのが相続です。
2024年4月から相続登記も義務化されました。いざ相続が発生してから、相続人を調べ、遺産分割について話し合い、さらに大量の家財を整理するとなれば、残された家族の負担はかなり大きくなります。
空き家対策というと、売却や解体、空き家バンクといった「家をどうするか」に目が向きがちです。
でも、その前にできることがあります。
親が元気なうちに、家の中を少しずつ整理する。そして「この家を将来どうする?」と家族で話してみる。
空き家問題を減らす第一歩は、案外そんな身近なところから始まるのだと思います。
