秋の匂いと、最後のピッツァ。
日曜日の夜、
Victoria Driveの『Via Tevere Pizzeria』へ。

雰囲気からまず美味い店確定。
ドアを開ける前から、
薪がはぜる匂いと楽しげな声が漏れ出していた。

ドーム型の薪窯がオレンジ色の炎を吐き出す。
20分ほど待って入店。
忙しそうにグラスや皿を運びながらも、スタッフは誰もが屈託のない笑顔で声をかけてくれる。
こういう飾らない愛想の良さに触れる瞬間が、たまらなく好き。

クリームとポテトの甘みに、プロシュートの塩気と黒胡椒。焦げ目の香ばしさも相まって、文句なしに美味い。
日本へ帰国する友人と、ここで最後の晩餐。
出会っては見送り、見送ってはまた自分の日常へ。
店を出ると、
夜の風が少しだけ秋の匂いを運んできていた。
秋を別れの季節と呼ぶには、何だか気持ち悪い。
出会いと別れの季節は春がいい。
このまま冬を迎えるにはあまりにも寂しいから。
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