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時代が戻った              ―剣を取る者は、みな剣で滅びる

 21日、高垂内閣が「防衛装備移転䞉原則」を砎棄した。これたで移転の目的を「救難・茞送・譊戒・監芖・掃海」の「5類型」ず限定しおきたが、これを撀廃。殺傷胜力のある日本補の戊闘機や護衛艊、朜氎艊などを他囜に茞出できるこずになる。日本補の歊噚で人が殺され、それらを売っお儲けるずいう。高垂銖盞は、「パヌトナヌ囜からのニヌズに応えお防衛装備移転を行うこずは、同志囜の防衛力の向䞊になる。玛争が発生するこずを未然に防止する意味もあり、日本の安党保障の確保になる」ず説明しおいる。

 䜐藀栄䜜内閣が1967幎に歊噚茞出䞉原則を衚明。76幎には䞉朚内閣が党面犁茞ずした。2014幎に安倍内閣が珟圚の「防衛装備移転䞉原則」を定めた。今回、戊闘囜ぞの茞出犁止ずしたが「我が囜の安党保障䞊の必芁性を考慮しお特段の事情がある」堎合は䟋倖ずするそうだ。最初から抜け道があり歯止めにはならないだろう。戊闘囜に歊噚を売れば戊争圓事者に等しい立堎になる。私は嫌だ。
 
 茞出の可吊は囜家安党保障䌚議NSCで決め、事埌的に党おの囜䌚議員に文曞で通知するずいう。囜䌚抜きで事が進む。そもそも自民党ず維新の閣議決議でこんなこずを決めおよいのか。銖盞は、「平和囜家ずしおのこれたでの歩みや基本理念を堅持するこずに党く倉わりはない」ず蚀うが、どう芋おも倉わっおいる。「囜論を二分する政策」ず遞挙の時に行っおいたが議論をした芚えはない。
 
 2026幎2月の衆議院議員遞挙の小遞挙区での自民党の埗祚率は49.1%。結果、議垭の85.8%を占有。有暩者のうち自民候補に投祚した人の割合「絶察埗祚率」は26・9%。小遞挙区制床の問題もあるが、この数を芋おも党囜民が賛成しおいるはずはないし、すべおを政府に䞞投げしたわけではない。
 
 党面犁止ずした䞉朚内閣で倖盞だった宮沢喜䞀元銖盞は「たずえ䜕がしかの倖貚の黒字が皌げるずしおも、我が囜は兵噚の茞出で金を皌ぐほど萜ちぶれおいない」ずか぀お囜䌚で答匁した。これに぀いお月の参院予算委員䌚で問われた銖盞は「同志囜を増やし、地域の安定を実珟しなければいけない。時代が倉わった」ず反論。

 本圓に「時代」は倉わったのだろうか。結局、「80幎前に戻った」のだず思う。あの苊しみず悔いの時代に戻したのだ。これたで「そんな時代に戻すたい」ず努力しおきた。憎しみ合い、殺し合う戊争を経隓した人々は、塗炭の苊しみの䞭で「平和囜家」を目指したのだ。だから今回は「時代をもどした」に他ならない。ずなるず次に䜕が埅っおいるかも想像が぀く。あの時代に民衆がどんな目に遭ったかを思い出せばよい。
 
 聖曞にむ゚スを逮捕しようず矀衆が剣や棒を持っお襲いかる堎面がある。そんな矀衆に「剣をずる者はみな、剣で滅びる」マタむ26ç« 52節ずむ゚スは蚀われた。2000幎前からこの蚀葉の重みは倉わっおいない。いただ人類は「歊噚の誘惑」に勝おない。「時代が倉わった」ず銖盞は蚀うが「時代が戻った」が正確だろう。「あの時代」に戻しおよいのか、立ち止たっお考えなければならない。あの「悲劇の時代」を二床ず繰り返さないため、真に「新しい時代」、すなわち「歊噚を必芁ずしない時代」を目指す。それが政治家の務めだず思うがどうだろうか。

 蛇足ずしお申し䞊げるが、䞍芁な戊争のおかげで原油や原油に絡むあらゆるものが高隰し始めおいる。抱暞の珟堎では、目の前の人の生掻を心配しおいる。政府は、そのこずも螏たえお戊争を䞀日も早く止めさせる努力をすべきだ。「目の前の困窮」ずいう近芖県的で身勝手な蚀い分かも知れないが、炊き出しに䞊ぶ人々が心配なのだ。そういう珟実を政府はどう考えおいるのか。果たしお圌らに委ねお倧䞈倫か。正盎心配が募っおいる。

いいなず思ったら応揎しよう

奥田知志 いただきたしたサポヌトはNPO抱暞の掻動資金にさせおいただきたす。