生後18日目、健やかな寝息の隣で
ふと気づけば娘が産まれて今日で18日目で、3,300グラムだった身体は3,800グラムに近づき、すくすく。
時は流れる。子どもたちは大きくなる。私もその隣で、そっと歳を重ねてゆく。
夫と息子は、あたらしい住まいになるかもしれない家の内覧に出かけて行った。久しぶりの静かな家。
ここぞとばかりに猫がかまって、と近くにくる。授乳を終えて「くてん」と眠る娘を、授乳クッションの上に綺麗に寝かせて。
右手でこの日記を、左手で猫を撫でながら、ソファに座って冷房を感じながら、時折空を見る。今日の東京は、とても暑いようだった。
出産に際して、女性の身体は子を産むために骨盤を緩ませるホルモンを出すらしい。そして私の場合は、同時に目の焦点を合わせる筋肉が緩んでしまうようで、産後も目が霞む上に、目を酷使すると少し視力が下がる。
わかっているのに。画面を見るのをゼロにできない。日記は手で書いてもいいのにね。心の自由を、文字に託す。
娘の名前を決めた。まだ少しこそばゆい。胎児ネームの「りん」がそのまま名になるかと思っていたけど、別の名前に。顔を見たら、そうね、と思って。
息子の体調不良祭りは、3種の感染症と40℃の熱に右往左往したものの、3週間で幕を閉じ、今日から一旦の平穏を手に入れた。
その引き換えに赤ちゃん返りが顔を出し、パパの存在は無に帰し(非常に不憫)、ママは家の中で大人気、猫も含めてドラフト一位に鎮座していた。
子育てはやったことがあるものの、2人育児はまだ3週間目のひよっこで。第一子に対してどうしたらいいのか、迷うし私も泣きたいし、一回泣いたし、子育て本をまた10冊くらい読み漁りたい気持ち。
そうこうするうちに私の誕生日は今週に迫っていて、それはもう別にいいんだけれど、せめても、と思って30代最後の日々を撮ってもらう記念の撮影依頼、予約を入れた。
とても楽しみ。
子を育てながら、宥めながら、ともに学びながら、夫に時折イラつきながら、妊娠出産を終えたんだ、という安堵に時々気がつきながら。
「これから」をすこしずつ頭の隅に置き始める。
無事に産まれてくれたなら。
もうほかになにもいらない、など言えたならね。このままのほほん。いやいやまだ、まだ。
40歳は、人生の後半戦のゴングが聞こえる年なのか。それともまだ前半戦のクライマックスを走る最中なのか。
わからないけど、ステージが変わることだけは確か。そして人生、あとはやりたいことだけやって。生存戦略。強く生きていかねば。
この子たちと、私の健やかで伸びやかな人生の幕開けのため。やってやろうじゃねぇの、とにこりと夏の雲を追う。ほしいものは、手に入れた。産まれてきてくれてありがとう、息子と娘。
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