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New Zealand Travel 118 Day 26 − 1 イヤホンと私の午後 ― 見つかった安心と、年を取った実感


私はほとんどイヤホンを使わない。
夫が使っているのを見て、安めのものを買って真似してみたけれど、すぐに無くしてしまった。そこで、耳にしっかり収まる少し高めのものを買ったが、聴覚にはあまり良くないと聞き、昼間や長時間の使用は避けるようにしている。

そして今日、久しぶりにイヤホンの片方がなくなった。もともと私は、いつも片方しかつけないのだけれど。

ニュージーランドに来て――いや、それ以前から寝つきの悪い私は、YouTubeで「もしもバージョン」の『薬屋のひとりごと』を流していると、不思議なほどあっという間に眠りに落ちてしまうのである。

『薬屋のひとりごと』は、シリーズ1とシリーズ2だっただろうか。全部で48話まであったように思う。何度も、何度も、お金を払ってまで見た気がする。とにかく猫猫(マオマオ)が好きで、強く惹かれていた。日本で視聴できるものはすべて見て、繰り返し、繰り返し見ていた。

猫猫が孤独を好むところが、私はとても好きだ。彼女はとても複雑な生い立ちを持っているけれど、私自身はそこまで複雑ではないにせよ、泣いても放っておかれることが多かった。だから、猫猫の気持ちが少しわかるような気がする。彼女のような聡明さがあるわけではないけれど、「自分で考える」ということは、もしかすると「一人にされる」という経験から生まれるものなのではないか、と私は思っている。

とにかく、あまりにも何度も見たので、物語の流れはすっかり頭に入り、次に何が起こるのかもすべて覚えているほどである。

YouTubeで「もしもだったら」シリーズというものを見かけたとき、最初は何のことだろうと思った。動画に動きがないので不思議だったのだが、どうやらファンの人たち、あるいは物語を書きたい人たちが、自分で続きを想像して作り、それをYouTubeにアップしているらしい、ということがわかった。

私は寝つきが悪く、なかなか眠ることができない。けれど、『薬屋のひとりごと』以外のものを流すと、たとえば大谷翔平が出てきたりすると、つい見入ってしまい、かえって目が冴えてしまう。その点、『薬屋のひとりごと』は内容をすでによく知っていて、「もうあとはどうでもいいや」と思える。イヤホンの音を小さくして聞いていると、不思議なことに、あっという間に眠りに落ちてしまうことに気がついた。

今朝目が覚めて、耳にしっかりついているイヤホンに気づき、「ああ、今日もなくさなかったな」と思いながら着替えた。洗濯は義理の娘が使っていたので、終わるのを待とうと、イヤホンをしたまま着替えたようだ。ふと気がつくと見つからない。あまりにも疲れていたので、時間が来るまで一時間ほど横になって休んでいた。それから、洗濯物の様子を見に行った。

娘の洗濯は一回目が終わっていたので、干しておいた。二度目の子どもたちの服は、どのように洗えばよいのかわからなかったので、そのままにしてある。ふと、自分の洗濯物の中にイヤホンが紛れていないか確かめてみると、なんと一番底に入っていたのである。ああ、年を取ったなあ、と思った。イヤホンは、気づいたときにすぐ元に戻さないと、これまでも何度もなくしてきた。しばらくはなくさずにいられたのに、またやってしまった。

まあとにかく見つかって充電もしたので、これで「なくなっちゃった」と悔やむこともなくなった。
これでよしとして、今日は午後をゆっくり過ごしたい。
あーー洗濯が残っている。


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