【古典邦画】「東京の空の下には」
1955(昭和30)年の、蛭川伊勢夫監督(知らん)の日活作品「東京の空の下には」をAmazonプライムにて。
原作・井伏鱒二らしく、易者である宇野重吉をメインに、顧客やグレた一人息子、想いを寄せるバーのマダム(山田五十鈴)、近隣の仲間たちなど、流れに抗うことなく、切なくも飄々と生きる人間たちをユーモアたっぷりに描く。
吉永小百合さんも大好きだったという宇野重吉ならではの、どケチで詐欺師のようではあるが、つかみどころがなく憎めないキャラで、易者という役にピッタリ。
宇野重吉を軽くあしらう山田五十鈴との掛け合いにも、どこか男の哀愁が漂う。
一人息子を失い、独り寂しく東京を去る宇野重吉を、物陰から、婚約が決まった山田五十鈴が涙で見送るという最後、所詮“当たるも八卦当たらぬも八卦”の人生である。



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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。