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ゲイにとっての老後は孤独?(田町)

ゲイの老後、想像できる?
当事者も、そうじゃない人も、誰もわからない。でも当事者は誰しもが直面する未来。

Xで見た高齢ゲイカップルの実話

少し前の話。
彼氏を看取ったという高齢男性のポストが流れてきた。
僕はさっそく彼のポストを遡った。

地方に住む高齢ゲイカップル。
亡くなった男性は70代、看取ったのは60代。
その男性はXを写真日記のように使っていた。

※60代ゲイ男性のポストイメージ

なんとも微笑ましい投稿だった。

車椅子の彼氏を献身的に支えながら、車を運転してあげて、出来る限り彼氏とお出かけをしていた。

そんな微笑ましいポストに対して、高齢ゲイ達からのリプライがついていた。


※リプライのイメージ


老人会のような、微笑ましいやりとり。
お互いに励まし合いながら、日常を報告しあっていた。

こんなコミュニティがあるのか、と目から鱗だった。

なんとなく、老後は孤独だろうと考えていた。
老後の事を考えると気が病みそうだから、あまり考えない。

だがSNSで高齢ゲイ同士が前向きなコミュニケーションを交わし、のんびり過ごしているのを見て、なんとなく悲観しすぎなくてもいいのかなと思えた。


高齢ゲイカップルの日常と終わり。

Xで見たカップルは70代と60代。
歳の差があると言っても、親子ほどの差はない。
まさに老々介護だっただろう。

地方で同棲し、デイサービスも活用していたようだ。
60代の方も、仕事はすでに引退され、2人でのんびり過ごしていた。

Xの投稿には亡くなった彼氏のことばかり。
幸せな日々なのに、見ていて泣きそうになる。
うらやましい気持ちと切なくなる気持ちの半々。

好きな人を最後まで看取った事への労いの気持ちと、その日々にもいつか終わりがくるという寂しさ。

僕は13歳年上の彼と同棲している。
彼らの日常が、自分の未来と重なった。

現実的に、看取るのは年下の自分だろう。そのあと僕は天涯孤独になる。
兄弟もいないし子供もいない。Xで見た彼は、未来の僕だ。


彼氏を看取った後の人生は?

僕はその60代男性のアカウントをリストに入れ、たまに様子を伺っていた。

彼氏を看取った投稿から約1カ月半。一度も投稿が無かったのだが、ようやく進展報告があった。

「彼の49日が過ぎ、気持ちもようやく落ち着きました」

よかった。生きてた。

そしてそのポストには沢山の励ましのリプライがついていた。
「元気にしていましたか?」
「お久しぶりです」
そこにはハートフルな空間が広がっていた。

最近のSNSでは黒い感情が何かと目につく。でも、そこだけはサンクチュアリのようだった。
きっと皆の励ましの言葉が、彼の心を救ったのだろう。
それから彼の投稿頻度は急増した。

だがそれを皮切りに承認欲求にとらわれてしまったのか、最終的に彼は「脱ぎ投稿」をし始めたので僕はポストを追う事はしなくなった(まさかのオチw

だがXで彼を見つけた事で、老後に対する解像度や、想像力が、ほんの少し上がった気がする。

彼氏を献身的にサポートする日々に心を動かされた人たちが、今では彼を支えている。
それが生きるモチベーションの1つになり、彼なりの楽しい日々を過ごしているようだ。


それでも老後をデザインするのは難しい

とはいえ老後の事なんて想像できない。
結婚していれば、親がロールモデルになるのだが、そうじゃない。

ドラマ「ブラッシュアップライフ」みたいに、仲の良い友達と同じ老人ホームに入って最後まで楽しく過ごす事にも憧れるが、そんな簡単な話でもないと思う。

仲の良い友達だって、衣食住を共にするとなれば話は変わってくる。
どこの施設に入りたいかでおそらく意見が割れる。
そもそも自分の老いた姿を見られたくないと思うかもしれない。
歳をとって短気になってしまい、喧嘩してしまうかもしれない

老後の事になると理想<現実ラインばかりに目が行く。

恋愛や結婚だと理想が先行するのに。

老後の事に限ってはポジティブに捉えづらい。
人は潜在的に死に近づくことを恐れているのだろう(※あくまでも仮説
だから老いた自分の見た目も生き方も今はまだ受け入れたくない。


幸せな老後を送るため今できること


僕が愛してやまないPodcast「ディープサブマージ」でお姉さま方が話していたのは

「人を大事にできない人は孤独になっていく。
そして、孤独を自分から選んでいってしまう。
だから幸せになるには周りの人を大切にすること」

だった。これに尽きると思う。

↓素敵な回なのでぜひ

今、孤独を感じている人は老後も孤独だろう。

だから、今の生き方が老後への写し鏡となるのだと思う。


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田町です。久々の投稿でした。
高齢ゲイカップルのXアカウントは実話なのですが、ひっそりと幸せに生きている彼が特定されないよう、かなり事実をぼかしています。
Podcastの方もぜひお付き合いください。

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