オンチェーン金融 ユースケースの地図 ケース05:電子船荷証券と条件付き貿易決済
割引あり
商品・書類・資金を、一つの取引として動かせるか
Onchain Finance Use Case Map
貿易では、一つの商取引に「商品」「書類」「資金」という三つの状態が存在する。商品は船会社・港湾・物流網で動き、船荷証券や信用状は文書・貿易プラットフォームで動き、代金は銀行システムで動く。この分断が、書類不一致、二重譲渡、確認待ち、商品到着と支払いのずれ、手作業の照合を生む。
1.電子船荷証券は「PDF化」ではない
船荷証券(Bill of Lading)は、単なる輸送伝票ではなく、貨物の受領・運送契約を証明し、法域によっては貨物の引渡しを請求する権利を表章する重要な文書である。したがって電子化では、「唯一の正当な保有者が誰か」「権利がいつ移転したか」を法的に認められる必要がある。
UNCITRALのMLETR(電子的譲渡可能記録に関するモデル法)は、一定の要件を満たす電子記録に紙の譲渡可能文書と機能的に同等の効力を与えるための法的枠組みを示している。技術だけでeBLを成立させることはできず、法制度が不可欠である。
Use Case Card

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