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オンチェーン金融 ユースケースの地図 ケース15:カーボンクレジット・環境価値

割引あり

環境価値の発行、移転、償却を一つの台帳で管理する意味はあるか
Onchain Finance Use Case Map
カーボンクレジットをブロックチェーンへ載せれば、透明性が上がり、流動性が高まり、二重計上がなくなる。そう説明されることがある。しかし、環境価値の最大の問題は「台帳が古い」ことではない。そもそも、その1トンのCO2削減・除去が本当に追加的で、測定され、検証され、誰にも二重主張されていないかという品質の問題である。
カーボンクレジットは、MRV(Measurement, Reporting and Verification:測定・報告・検証)を経て発行され、レジストリで保有・移転され、最終利用時に償却される。複数制度・レジストリが並立するため、同一プロジェクト・削減量を市場横断で追跡することが難しい。

1.トークン化しても「良いクレジット」にはならない

低品質なクレジットを正確にトークン化しても、低品質なままである。追加性、永続性、リーケージ、ベースライン、第三者検証などの品質論点はMRVと認証制度が担う。ブロックチェーンはこれを代替しない。
このユースケースでオンチェーンの意味が出るのは、発行後の識別、移転、償却、レジストリ間の照合と、二重計上・二重主張の検知である。

Use Case Card

ここから、環境価値の「品質」と「台帳」を切り分け、共有メタレジストリとトークン化の適用範囲を評価します。
 

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